LCCのバニラエア、成田ー奄美大島線が就航し、近年注目を集めている「奄美大島」。東京からは約2時間半と距離も近く、手付かずの自然を満喫できる、子連れにもおすすめの島です。子連れ奄美旅はどこへ行く?おすすめのスポットをエリアごとに紹介します!

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「奄美大島」について

「奄美大島」は鹿児島県に属する島。子連れ旅行の定番「沖縄」ほどメジャーではありませんが、手付かずの自然や青く透きとおった海には、沖縄に勝るとも劣らない魅力があります。

離島とは言えど、周囲461km、712平方kmと日本の島では3番目に大きい島で(※北方領土を除く)、とても1日ではまわりきれません。エリアを絞ってのんびりするには、2泊3日でも滞在できますが、時間が許すのであればのんびりと時を過ごしてほしいものです。

島はバスが走っていますが、本数も少ないため、島の観光はレンタカーが便利。結構広い奄美大島のおすすめスポットを、エリアごとに紹介していきたいと思います。

島の北部、空港のある「笠利・龍郷地区」

「笠利・龍郷地区」は島の北部、奄美大島の玄関口「奄美空港」のある地域です。キレイなビーチやリゾート、公園などがあり、子連れでもコンパクトに遊びやすいエリアです。

「あやまる岬」/「あやまる岬観光公園」

奄美大島を代表する景勝地、奄美十景のひとつ「あやまる岬」。小高い丘から見える景色は絶景そのもの。

あやまる岬には海水プールや大型遊具の他、足こぎカートなどもあるので、子どもにはとても楽しいと思います。

この電車、実は足こぎで動く電車。後ろの席では親たちが一所懸命こいでいます(笑) 電車から見える景色はとても圧巻!

「用安ビーチ(ばしゃ山村ビーチ)」

奄美大島にて子連れで海水浴をするなら、超絶おすすめしたいビーチ。

奄美大島にはキレイなビーチはたくさんありますが(というよりどのビーチも甲乙つけがたいくらい最高にキレイです!)、用安ビーチをおすすめしたい理由は何といっても充実の設備。

ばしゃ山村というリゾートの目の前のビーチで、レストランや海の家、トイレや温水シャワー(3分300円)など、すべてがそろっていて子連れで海水浴を楽しむのにピッタリです!

海外さながらな雰囲気。マリンスポーツも楽しむことができます♪

「ハートロック」

ここ最近、急激な人気のスポットとなっているのが「ハートロック」。干渉時にしかみることかできないスポットです。用安ビーチからも車ですぐなので、時間が合えば一度訪れてみてください。

※絶対に見たい!という人は、まず干潮時刻を調べてから旅のプランを組んでくださいね。干潮時刻のおよそ1時間前後しか見ることができません

本当にくっきりとしたハート型。ブルーに輝くハートの宝石のようです。ハートの中には閉じ込められた魚が泳ぐ姿も見れるかも!?

駐車場からは林の中を5分、海岸を5分ほど歩きます。また、ハートロック付近の岩は滑りやすいので、子連れで行く場合はくれぐれも注意してください!

島一番の市街地「名瀬地区」

島の一番の市街地が「名瀬地区」。有名チェーン店なども多く、この地区だけだと奄美大島って、結構栄えているんだな~という印象になると思います。島で唯一のTSUTAYAがあるくらい、栄えています。

「奄美海洋展示館」

島で唯一の水族館が「奄美海洋展示館」。奄美大島近海に生息する、さまざまな海の生き物を飼育展示をはじめ、奄美の海の生き物を飼育しています。

水槽の中を優雅に泳ぐウミガメ。この水族館では、ウミガメにエサをあげることができるのです!

入場料に1回分の餌やり体験チケットがついています。ウミガメのエサはレタス!海藻と思って食べるんですって

「大浜海浜公園」

真っ白い砂浜の大浜ビーチ。ここも子連れでの海水浴に、うってつけのビーチです。

このビーチはキレイなサンセットが見られることで有名です。(残念ながら、私が行った日は曇っていて見ることができませんでした…)

マングローブ林が広がる「住用地区」

奄美大島は“東洋のガラパゴス”とも称される島。この住用地区には、日本で2番目に大きなマングローブ原生林が広がっています。

マングローブカヤック体験

住用地区に広がるマングローブ林では、カヤックの体験を楽しむことかできます。ホームページを調べると、各社いろいろなツアーを出しています。シュノーケリングとセットの半日、1日のツアーや、金作原原生林のトレッキングセットなど、自分に合ったツアーを探してみてください。

私たちは3歳の息子もいたので、「マングローブ茶屋」でカヤックのみの体験に参加しました。ライフジャケットなど、すべてレンタル可能なので、手ぶらで楽しむことができますよ。

3歳の息子も参加することができ、家族の思い出のひとつとなりました

マングローブのトンネルを進んで行くには、満潮時を狙って行ってください。干潮時には、水がなく進むことができません。

満潮時にしか入ることのできない、マングローブのトンネル。マイナスイオンたっぷりで、とても静かな空間

干潮時には干潟でおもしろい生物に会えるかも!? 生物好きの子どもがいる場合は、あえて干潮時を狙うのも良いかもしれませんね。

島の南部、大自然に恵まれた「瀬戸内エリア」

島の南部「瀬戸内エリア」は空港から2時間ほどかかり、島の中心街からも遠く、立地的には少々不便です。ですが、それだけかけても行く価値のある、手付かずの自然に恵まれたエリアです。

「ホノホシ海岸」

「ホノホシ海岸」は、波の角が削られた丸い石が無限に広がる海岸です。波に揺られて、カラコロと鳴る音はなんだか心が安らぎます。

子どもたちはたくさんの丸い石ころを並べて、おままごとを楽しんでいました

「加計呂麻島」

奄美大島からさらに船で行く離島、「加計呂麻島」もこちらの瀬戸内地区に含まれています。

フォトスポットにもなっている港のオブジェ

この加計呂麻島の魅力は、地元の人も認める海のキレイさ。奄美大島の海も素晴らしくキレイですが、加計呂麻島の海は澄んでいて、穏やかでとても神秘的でした。

碧のグラデーションが素晴らしい!波もほとんどなく、まるで湖のよう

まとめ

ここまで紹介したように、奄美大島は離島と言っても、島自体がとても広いです。短い旅行の場合は、まず最初に行きたいエリアを絞ってみてくださいね。

リゾートが多く、空港からのアクセスもいい笠利・龍郷エリアに拠点を置くと、比較的いろいろなエリアにも足を伸ばしやすいと思います。時間に余裕のある人、もしくは手付かずの自然を堪能したい人は、瀬戸内エリアに宿を取るのもおすすめです。

今回は、おすすめの観光スポットを紹介しましたが、レストランやカフェなどのグルメ、子連れの滞在に最適で素敵なホテルも充実しています。まだまだ紹介したいことだらけですが、長くなってしまうのでここらへんで!

この記事を書いたライター

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ひいろあいこさん

9歳と6歳、1歳の3児のママです。フルタイムで働きバタバタの毎日を送っていましたが、現在産休中。趣味は旅。今まで20カ国ほど旅してきました。育休を利用して旅行業務取扱管理者資格を取得。

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