家事に子育て、仕事…。目が回るほど忙しい毎日も、労いや気遣いの一言で報われたり、ちょっとした気分転換でまた頑張ろうという気持ちになれたりするものですよね。身近なプチ贅沢で気分転換、いつもより少しゴージャスなご褒美パンはいかがでしょうか?

File 16. 渋谷「SHIBUichi BAKERY」

残暑厳しい今日この頃、過ごしやすい春からあっという間に夏に移り変わった感がありましたが、また涼やかな秋を通り過ぎてしまうのではないかと不安になります。

でも不思議なもので、まだまだ暑くても「食欲の秋」の到来を感じます。ヒトの体は不思議なもので、まだまだ前の季節の名残があっても、次の季節を感じ取り、次の季節にあった行動を始めるのだと聞いたことがありますが、これもそのひとつなのでしょうか。

せっかく取り戻した食欲、おいしいものを食べて満たしたいいものです。パンも、よりお料理をおいしくしてくれる食事パン、まるでお料理を味わった気分になれるような総菜パンやサンドイッチ、そして極上のスイーツのような菓子パンを食べたいものです。

渋谷キャストにあるグループレストラン「THE RIGOLETTO」の週末限定ハンバーガーのバンズも製造しています。

そんな私の希望を満たしてくれるのが、「SHIBUichi BAKERY」。渋谷駅から徒歩8分、渋谷、青山、原宿の合流地点に2017年に誕生した複合施設「渋谷キャスト」に隣接しています。

様々な世代の人、様々な嗜好の人が集う場所にある「SHIBUichi BAKERY」に私が感じる魅力はこの3点です。

  1. レストラン業を営む母体が経営、「食事に合うパン」はお手の物
  2. 総菜パンやサンドイッチの具材はレストラン仕込み
  3. エンターテイメント性のある店舗づくり

“街の鼓動を感じる”レストランが母体

「SHIBUichi BAKERY」はレストラン事業やウェディング事業を展開する「株式会社HUGE」が始めたパン屋さん。「株式会社HUGE」は“食を通して、日本の文化をより豊かにしていきたい”という信念をもって個性あふれるレストランを営業しています。

その地域にマッチした業態をチョイスしているため、イタリアンからメキシカン、アジアンまで様々、その一員として誕生したのが「SHIBUichi BAKERY」です。

粉の種類、粉の挽き方、ブレンド率…。生地は細部までこだわって作ります

これまでのレストラン営業をベースに、自然由来の素材をパンの種類によって使い分けるなどこだわり満載。食事に寄り添うパンを作るためのベーカリーであればこそ、食パンやバゲット、カンパーニュなどの食事パンはお店の看板メニューのひとつです。

レストランのレシピで作る総菜パン

そして、もうひとつのウリが総菜パン。“レストランとの融合”をテーマに人気メニューを取り入れたりパンのためにレストランのシェフがレシピを考案したりして「SHIBUichi BAKERY」のサンドイッチや総菜パンは作られています。

昼時には店内中央の平台に焼き込み調理パン、レジ脇にバンズタイプの総菜パン、冷蔵ケースにサンドイッチ類が並びます。

焼き込み調理パンはレストランとの共同開発、ランチタイムの人気メニューです

グループが連携したメニューはオリジナリティあふれる、という表現を超えてもはや唯一無二。レストランでも味わえない新しい魅力あふれる食品を作り上げています。

おすすめメニュー、右上から時計回りに「ゴールド食パン(1本¥560:写真は1斤)」 、「自家製ハムとカマンベールのチャバタサンド(¥400)」、「クロワッサン(¥260)」、「しぶまる(¥170 )」、「自家製コンポートのフルーツデニッシュ ブルーベリー(¥280)」

レストランでデザートを用意するように、デニッシュや菓子パンも販売。

たっぷりのフランス産発酵バターとマルドンの塩を使った折込生地に旬のフルーツを乗せたデニッシュは焼きたてのパリパリはもちろん、この季節には持ち帰って冷やして食べてもおいしいオススメ商品です。

地域特性を考慮した空間設計、街に馴染むデザインに

人々が集う繁華な街だからこそ、「SHIBUichi BAKERY」では憩いの場を提供しています。販売スペース同等の広さのウッドデッキに円形のベンチを設置、昼間はビルが日差しをさえぎり涼しい食事スペースとなっています。

店内をオープンキッチンタイプに設計し、生地を仕込んでから焼き上げるまで、パンを焼き上げる様子を五感で楽しめるようエンターテイメント性を持たせたのも、地域性への配慮かもしれません。

ウッドデッキ越しの外観、階段ではなくスロープが店内に導きます

冒頭に書いたように、経営母体の「株式会社HUGE」は関東を中心に仙台、京都、沖縄に地域や周辺環境に合わせた出店をしています。

2018年の9月は中旬から三連休が2週連続、出店先にご旅行の予定のある方は旅先で「SHIBUichi BAKERY」の姉妹店がどんなお店かチェックしてみると土地柄が分かるかもしれませんね。

首都圏にあるご自宅で過ごすという人は、渋谷でパンを楽しんでみて下さい。

店名 SHIBUichi BAKERY(渋いち・ベーカリー)
Webサイト https://www.huge.co.jp/restaurant/shibuichi/shibuichi/
所在地 渋谷区渋谷一丁目23番26号 網野ビル1階
電話番号 03-4590-6600
営業時間 月曜~土曜 8:00~19:00 、日曜・祝日 9:00~18:00
定休日 なし

/ 2018.09.13

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福地寧子さん ( パンコーディネーター )

1日3食、年間1095食以上パンを食べ続けて四半世紀。そんな小麦まみれの生活の中で見つけたキラリと光るパン屋さんをご紹介します。

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