子どもを事故から守るために、必要な事故防止対策をきちんとしていますか?今回は、私が実践した「窓からの転落事故防止策」と「ドラム式洗濯機の閉じ込め事故対策」について紹介します。この機会に事故防止対策を見直してみませんか?

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最近、かくれんぼに目覚めた息子

もーいーかーい。まーだだよ。もーいーかーい。もーいーよー。バァー!

今はまだ、その場から一歩も動かず「いないいないばあ」とミックスしたような、ひとり完結型かくれんぼ。そのうち「かくれんぼ」のルールを理解するようになると、家の中の事故防止対策の見直しが必須だと、思いを巡らせています。わが家には危ないと思う箇所が2つあります。

一番不安な場所は「3階子ども部屋の窓」で、転落したら命に関わります。そして、もう一1カ所が「リビングに設置しているドラム式洗濯機」です。過去には、子どもが洗濯槽に閉じ込められる、という痛ましい窒息事故が起きており、とても他人事とは思えません。

この2カ所の事故防止対策について、紹介します。

窓からの転落防止には

身長90cmの息子。腰高窓のカギの高さには、まだ届きません。しかし、なんと椅子やおもちゃ箱を移動させて、踏み台にする知恵がついてきました。さらに親の動きを観察して、いつの間にかチャイルドロックも、解錠できるようになっています。

ゾッとします。

窓に格子をつける外壁工事ができればよいのですが、予算オーバー。窓を締め切るのではなく、風通しもしたい。そんな場合にぴったりなのが、窓ロック用の「補助錠」。

定規の左側にあるのが「補助錠」

これを設置すると、窓が途中まで開いた状態で鍵がかかるようになり、窓がそれ以上開かなくなります。窓を完全に締め切るのではなく、子どもの頭が出ない程度に少しだけ開けて、風通しができます。

ホームセンターやネット通販で購入できます。価格は数百円から、高くても2000円程度。工事も工具も不要で、手でネジをひねるだけ。窓枠の上下に、1個ずつ設置すると安定します。

開ける窓の幅は、幼児の場合は建築基準で定められたベランダ柵と同じく11cm、乳児の場合はベビーベッドの柵の幅8.5cm以下にした方がいいようです。

この補助錠ひとつで、子どもが部屋で1人遊びしている時間、不安になってリビングに移動させることなく、遊びに没頭させられます。

ドラム式洗濯機の窒息事故防止には

わが家の洗濯機には、チャイルドロック機能がついていて、運転中は開かない仕組み。

でも、閉じ込め事故が起きるのは、使っていないときなのです。(最新の機種では、中から開けられるように、対策がとられているようです)

事故を受けて、専門家から推奨されているのは、ゴムバンドでフタと本体を固定する方法。フタを開けられないようにして、子どもが中に入ることを防ぐ仕組みです。わが家も、最初はこの方法を検討しましたが、すぐ断念しました。好奇心旺盛な子どもを、100%入らせないようにすることは困難と悟ったからです。

また、確かに子どもには開けにくくなりますが、手さえ届けば力ずくでゴムバンドを外して、開けてしまいそうです。リビングには椅子があって、息子がその気になれば、椅子を移動させて手を伸ばすでしょう。リビングから椅子を撤去できない以上、リスクは軽減できません。

また、わが家では晴れた日は乾燥機を使わずに外干しするので、常に閉めっぱなしのこの事故防止対策では洗濯槽がカビそうです。

そこで、逆転の発想。フタが閉まらなくする対策を取ることにしました。

もちろん子どもには、洗濯槽に入らないよう何度も言い聞かせます。それでもこっそり入ってしまうかもしれない。そんな万が一のときでも、窒息だけはしないようにする方法です。今回、私が使ったのは「引き出しストッパー」。

フタの右上に引き出しストッパーを設置したところ

乳児期にお世話になった、100円ショップのものです。この透明のゴムの部分が、フタの縁に垂れ下がるように、一方の粘着テープを本体に固定します。

そのままフタを閉めようとすると、ゴムが当たって閉まりません。閉めるには垂れ下がった部分を、持ち上げて閉める必要があります。大人が外から閉めるのは簡単ですが、今現在の息子の能力では、中に入った状態で扉を閉めることは、どうやったって無理そうです。

成長に従って、左右2カ所に取り付けるなどすれば、より難易度が上がると思います。垂れ下がった状態が標準なので、親がゴムを挟み忘れる心配もありません。

参考Webサイト

今回紹介した2つの方法は、わが家では非常に有効だった事故防止対策です。家庭によって必要となる事は多少違うと思いますが、子どもの成長に応じて、ちょっと先回りして必要な対策を始めてみませんか。私は以下の2つのWebサイトを参考にしました。

特に「小児科医傷害情報」は、リアルな事故の様子が想像できて、絶対に他人事ではないと、何度も肝に銘じることができます。普段からワンオペ育児で頑張っているママこそ、一度試してほしい対策です。

少しの工夫で、不安をひとつずつ取り除けば、リラックスできる時間が確実に増えると思います。

この記事を書いたライター

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みずちさん

発達凸凹のある5才息子がいます。仕事を辞めて、幼稚園ママデビューいたしました。ゆるっと就活しながら、子育てや就学先について考えていきたいです。

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