時短で、賢く、楽しく子育て。働くママでも毎日たった5分からできる!知育や子どもの心と体を育てるノウハウを、SakuraEdu代表の荒井聖子さんに教えてもらいます。今回のテーマは「べき」を自分で考えられる子に。

子育ての「べき」がイライラのもと

子育てをしているといろいろな「べき」に取りつかれます。そろそろ寝返りするべき、ハイハイするべき、歩く練習をするべき。

まあこのあたりまでは良いとして、明日の準備をして寝るべき、宿題はすぐ終わらせるべき、友達に優しくするべき、算数は頑張るべき、英会話を始めるべき、水泳に楽器にコンピューター…。

アンガーマネージメントの講師が「べきを集めると、価値観の辞書ができる」と表現していましたが、まさにその通り。

そして辞書は、誰一人同じ物ではないのです。これが子育て中のイライラの原因になっていないでしょうか。

例えば

  • 「べき」が作る理想の世界と現実の世界が違った場合
  • 自分の「べき」と相手の「べき」が違った場合

とっさに子どもの顔が浮かびますか?それともパートナーや両親など、子育てに関わってくれる大人たち?もしかしたら具体的な場面が浮かんでいるかもしれません。

イライラしてしまったときには、ぜひこの2つの違いが実によくあることと思い出してみてください。

子どもの価値観を見守って

子どもはアニメや舞台や音楽が大好きで目を輝かせて作品を楽しんでいる、親は体育会系でサッカーや野球などチームスポーツで活躍してほしい、案外そういう例は多いものです。

子どもの価値観を見守ることができるかどうかは、子育ての神髄に関わってくる問題です。

モンテッソーリの残した「自分の人生の主人公になる人は、幸せな人生を送る。」という内容の言葉があります。つまり

人生の価値観を自分で考えて、それを実行できる

ということです。幼い頃は、親の価値観の中で教育されるので当然影響を受けますが、子どもが育つにつれ「べき」を自分で考えられるようにしていきたいものです。

例えば、おなかが空いた子どもがいたとして、魚を釣って、さばいて調理して、口に入れてあげれば空腹はおさまります。

でもこの子は一生、口を開ける判断しかできません、それがその子の価値観だからです。

手間をかけても、魚の釣り方を教え、さばき方と調理の仕方を教えることで、その子の価値観は変化を遂げますね。1日5分でも私たちが積み重ねたいのは

やってあげることではなく、“やる方法を見せること”

だからと言って、急いで何もかもと欲張る必要はないのです。

親から巣立つその日までちょうど良い時期に、少しずつ「べき」を考えられる自立心が育つよう、一歩一歩じっくりと付き合ってあげましょう。

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この記事を書いたライター

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荒井聖子さん

SakuraEdu代表、コドモンテワークショップ主宰。資生堂に勤務後、目黒区民講座講師、幼児教室のコンサルティング等をしながら、通算百回以上の企画開催。日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師、NPO日本食育インストラクター1級などの資格を生かし子育て支援活動を行う。

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