/ 2018.11.02

かわいいフォルムと華やかさが魅力の「ボールブーケ」。100均素材で手軽にハンドメイドできますよ!七五三やお誕生日などセレモニー時の記念撮影アイテムにおすすめ!!写真映え抜群で、子どもの笑顔をすてきに彩ってくれます。

index目次

準備するもの

  • 造花(ダイソー)
  • 発泡スチロール球:直径10cm(ダイソー)
  • カーテンタッセル:2本セット(ダイソー)
  • ワイヤー:太さ約0.9mm(ダイソー)
  • グルーガン&グルースティック(ボンドや接着剤でもOK)
  • ハサミ・ニッパー(ワイヤーを切るため)、竹串、ヤットコ(なくてもOK)

造花はどれくらい必要?

10cmの球体の表面を花で覆うのに、下記の本数の造花を用意しました。

・直径約7cmの花が5個ついた造花を5本(ピンク系2本・黄色系2本・グリーン系1本)
・直径約8.5cmの花が3個ついた造花を2本
・直径約5cmの花が5個ついた造花を2本

造花選びのポイント!

できるだけ見栄えよく(100均造花のチープさを感じさせない!)すてきなブーケに仕上げるために、私が造花を選ぶ際に気にしているポイントは「花の中心部分の素材」です。

中心部分がプラスチック製の造花は、人工的に作られている「ツクリモノ感」を強く感じてしまう気がします。

花の中心部分が黄色いプラスチック製はツクリモノ感が強い印象

一方、花の中心部分が花びらで隠れている種類の花(バラなど)は、人工的な印象が薄く、本物に近いように感じます。

花の中心部分が見えない、または繊維で作られていると本物に近い印象

「花の組み合わせ」も、仕上がりの見栄えに影響します。一つ一つの造花を見るとすてきに見えても、いくつかを集めて束ねて見ると「あれ?」と感じることが多々あります。

微妙な色合いや素材の相性のような気がするので、「この花の組み合わせだと、なんだか安っぽく見える気がする」と感じた際は、花を一種類ずつチェンジしながら、しっくりとくる組み合わせのものをセレクトしましょう。また、花の種類やサイズがたくさんありすぎると、バランスをとるのが難しくなってしまうことがあります。花の種類は「3種類」くらいが作りやすいですよ。

作り方1 ベースを作る

発泡スチロール球に「持ち手」と「タッセル」を固定するためのワイヤーを通す

今回用意した「ダイソー」の発泡スチロール球には、表面にうっすらと印(直径1cmの円)がついていました。ちょうど対称になる位置(上・下)についている印を目印に、竹串を刺して、球の真ん中部分を貫通する穴を2個空ける。※竹串の先で、ケガをしないように注意してください

  1. 1つ目の穴を空ける
  2. 1つ目の穴から1cmの場所に2つ目の穴を空ける
  3. 2つの穴が貫通した状態
  4. 次に、ワイヤーを40cmくらいの長さにニッパーで切り、半分に緩く曲げる
  5. 2で発泡スチロール球に空けた2つの穴の上から、折り曲げたワイヤーの両端を通す。この時、ワイヤーの輪の部分が3cmほど出るようにする(この部分に「持ち手」をつけます)
  6. 2本あるカーテンタッセルのうちの1本を、半分に折った状態でワイヤーの3cm出ている輪に通し、持ち手部分が15cmほどになるようにして結ぶ
  7. 輪になっているワイヤーを1~2回ねじる(ワイヤーが固い場合はヤットコを使ってねじってください)
  8. もう1本のカーテンタッセルも半分に折り、輪になっている端から3cmほどのところで結び目を作る
  9. さらに、残ったひもの部分で蝶々結びをする
  10. 発泡スチロール球に通して、下側に出てきたワイヤー2本の端を2回ほどねじる
  11. 先ほど作った蝶々結びのタッセルの輪の部分をワイヤーに引っ掛けて、ねじり留める
  12. 数回ねじって固定し、余分なワイヤーはニッパーでカットする
  13. ねじれたワイヤーの先は折り曲げ、発泡スチロール球に挿し込む(ワイヤーが固い場合はヤットコを使って挿し込んでください)
  14. 「持ち手」と「タッセル」が固定され、ベースができました

作り方2 花の下処理をする

  1. 造花の「葉っぱ」など、花以外の部分は取り除き、茎が5cmくらいになるようにニッパーでカットする
  2. カットしたら、花から1cmほど残して、茎のビニール部分を取ってワイヤーを出す。ニッパーで茎の表面のビニール部分に切込みを入れ、むき取る
  3. ※ニッパーでは茎のビニールがうまくむきとれない場合は、ハサミの刃を茎の表面に沿って入れると、むき取りやすいです

  4. 花の下準備完了です

作り方3 花を挿して仕上げ

後は、発泡スチロール球に造花を挿していくだけです!今回は、花の種類や色が全体にまんべんなく散らばるデザインになるように挿していくことにします。

  1. 最初にサイズの大きい花を、バランスよく配置して挿す
  2. ワイヤーを球の中心部分めがけて、しっかりと挿し込みます
  3. 大きな花が配置できたら、後は色や種類のバランスを考えながら、順番に挿していく
  4. ラインを作りながら挿していくと、隣り合う花と花の間隔が安定し、色のバランスもとりやすいのできれいな仕上がりになります

    花を挿す際、間隔を詰めすぎると花同士が重なってきれいに見えないだけでなく、花の数がとてもたくさん必要になってしまいます。1つ1つの花の形がきれいに出て、それでいて隙間があかない間隔で配置するのがBESTです。

    配置を修正したいときは、一旦挿した花を抜いて、挿し直せばいいだけなので、あまり神経質にならずにどんどん挿していき、途中で微調整するといいでしょう。

    用意した造花を全て挿して、ちょうど発泡スチロール球の表面をぴったり花で覆うことができました。

    上下左右、全体を見てバランスを整えます。

  5. 最終的に花の配置が確定したら、グルーガンやボンド(接着剤)で花を挿している部分を固定する※挿しているだけでも、しっかりと固定されているため、簡単に抜けることはありませんが、花を引っ張ったりすると取れてしまう可能性があります。小さな子どもが持つ場合などは、しっかりと接着しておくと安心です
  6. 接着剤が完全に乾いたら、ボールブーケの完成

「持ち手」のひもを持ち、バックのように手に提げて持つとかわいいですよ。

5歳の子が持つとこんな感じになります

直径10cmの発泡スチロール球で作ると、出来上がりサイズは23cmほど。発泡スチロール球のサイズから、かなりボリュームアップします。

七五三の3歳のお祝いの時にお子さんが持つ場合は、もう一回り小さな発泡スチロール球で作ってもいいと思います(ダイソーには直径7.5cmのものもありました)。

アレンジいろいろ

今回は、3種・4色(ピンク・黄色・白・黄緑)の造花を、全体にまんべんなく配置しましたが、使用する造花の種類や色、また配置次第で、さまざまなデザインのボールブーケを作ることができます。

1種類の花で、色を数色ミックスしたものや、アシンメトリーな配置にしたものなどもすてきです。

また、造花に加えて、リボンやビーズなどをデコレーションしてもいいですね。着物に合わせるなら、「水引」をプラスしたり、造花ではなく「つまみ細工のお花」で作ることで、和の雰囲気をより際立たせることができます。

手持ちブーケとしてだけでなく、壁などにかけてお部屋のインテリアとしても楽しめるので、イベントの記念撮影後も、いろいろなシーンで活用できますよ!

この記事を書いたライター

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又多 実千恵さん
プラチナライター

手芸などのハンドメイドが大好きです。手軽・短時間・ローコストをモットーに、「手抜きアイデア」を模索しながら、物づくりを楽しんでいます。

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