赤ちゃんの頃は登山用ベビーキャリアを利用して、山登りやトレッキングを楽しんでいましたが、3歳頃から1人で登れるようになってきました。今回、新穂高ロープウェイを利用し、山頂駅から西穂山荘まで山登りをしてきました。親子で山ガールです!

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子どもと山を登るときのポイント

上りは子どもが先、下りは大人が先。親子3人の場合は、子どもを挟んで一列になるといいです。わが家の場合は「パパが1番、私は2番、ママは3番ね」と、順番を守ってくれました。

山ガールスタイル

服装は遠くから見ても目立つように、蛍光色のブルゾンを。虫除けや転倒時の保護のため、パンツスタイルかレギンスで。

足元はトレッキングシューズをおすすめします。スニーカーでもいいのですが、足首を固定してくれるトレッキングシューズの方が転びにくいです。

子どもの成長に合った靴選びも大事です。気づかないうちに足が大きくなって、靴がきつくて足が痛くなるなんてことがないよう、出かける前に家で試し履きをしてから出かけましょう。

日帰りの場合の持ち物

  • 飲み物・食べ物
  • 水分補給に飲料水、エネルギー補給にチョコやクッキーなどのお菓子、お弁当を摂りましょう。

  • 衣類
  • 長袖ブルゾンやジャンパーなどの防寒着と帽子は持参。地上は暑くても、標高100mにつき気温は0.6度前後下がっていきます。

  • 着替え・雨具
  • 山の天気は変わりやすいので、もしものときのために着替えや雨具は必要です。

  • タオルやウェットティッシュ
  • 山では水があまり使えないので、体や手を拭くときに便利です。

  • その他
  • 虫除け(シールタイプ)や絆創膏。岩や木の幹などにつかまる場合、手を保護してくれる軍手やグローブ。ビニール袋はゴミ袋として。山で出たゴミは持ち帰ります。また、大きいサイズだと雨カッパにもなります。

登山者同士の絆&エール

山登りする人は、すでに知っていると思いますが、登山道ではすれ違うときに挨拶をします。子どもがいると、さらに「頑張ってるね~!すごいね~!」と、みなさんからエールをいただけます。

普段の何倍も(?)褒めてもらえるので、本人も俄然やる気に!最初は「キツイかな?」と心配しましたが、最後まで頑張って歩くことができました。

達成感と成長を感じられる

山頂駅で登山届を提出するので、「4歳にはちょっと難しいかな?とりあえず行けるところまで行ってみよう!」という気持ちで出発しました。

最初は広めのなだらかな道でしたが、「ここから登山道」という看板から先は、狭い道になりました。20分ほど歩いて開けた場所に出ると、遠くに山荘が見えました。「結構遠そうだなあ」と思いつつ進んでいきます。

後半が急登(きゅうとう=登山用語で標高差があり急傾斜が続く登山道のこと)なので、「焦らずゆっくりと」と言いたいところですが、子どもはどんどん進んで行ってしまい、親はゼーゼー言いながら、追いかける始末。

1時間半ほど登って、ついに山荘が見えたときは「やった~!」という達成感でいっぱい。

青い空が近く感じ、遠くの山々が迫ります。心洗われるひとときでした。子どもも、自分の足で登り切ったことが自信につながったようで、「またひとつ成長したな~」と感じました。

利用した施設

新穂高ロープウェイ

新穂高ロープウェイは唯一、2階建てのロープウェイです。周辺の乗鞍岳や焼岳、御嶽山等の山々を見渡しながら登っていきます。山頂駅には展望台があり、中央アルプスの山々を望むことができます。

西穂山荘

西穂山荘は北アルプス、穂高連峰の西穂高岳への登山基地になる山小屋です。山小屋に宿泊したり、テントサイトもあるので、テントを張って滞在することも可能です。

標高2367mの高地にあるので、周辺の山々が見渡せ、少し先を進めば上高地も見下ろせます。レストハウスでは食事やコーヒーが頂けます。

わが家は西穂山荘を終点として休憩し、子どもはアイスで暑さを和らげ、チョコで小腹を満たして下山しました。

名称 西穂山荘
公式サイト http://www.nishiho.com/
※最新の情報はこちらでご確認を
サービス 売店あり / 宿泊施設あり / トイレあり(有料100円)

今回は一般登山者向けコースでしたが、小学生以上や体力に自信のある人は、西穂山荘から少し先の丸山や独標を目指すこともできます。

これからの季節、紅葉もとってもキレイです。ハイキングやトレッキングを楽しみながら、スポーツの秋を満喫しませんか?

タイムスケジュール

  • 20:00
    自宅を出る

    わが家は車中泊でしたが、慣れない人は周辺の宿泊施設に泊まると良いです。朝早いと、ロープウェイ乗り場付近はお店がないので、飲み物・朝食などは事前に用意しておいた方がいいです

  • 8:00
    ロープウェイ上り

    第1ロープウェイは新穂高温泉郷から出ています。第2ロープウェイから乗る場合、鍋平高原駐車場を利用します。詳細はウェブサイトで確認を

  • 8:30
    山登り開始

    登山扱いなので、登山届を出します

  • 10:00
    西穂山荘到着

    下山に備えて、休憩はしっかりと。トイレ(有料)も忘れずに

  • 12:30
    山頂駅到着
  • 13:00
    昼食

    山頂駅のレストランで昼食、見晴台で景色を楽しむ

  • 14:00
    ロープウェイ下り

    夕方はロープウェイが混み合うので、早めの利用を

施設情報(アクセス・サービスなど)

名称 新穂高ロープウェイ
公式サイト http://shinhotaka-ropeway.jp/
※最新の情報はこちらでご確認を
おすすめ年齢 ロープウェイ利用は全年齢、登山は子どもの体力に合わせて
料金 第1・第2ロープウェイ連絡(新穂高温泉~西穂高口)
(大人)片道1600円・往復2900円
(小人)片道800円・往復1450円
第1ロープウェイ(新穂高温泉~鍋平高原)
(大人)片道400円・往復600円
(小人)片道200円・往復300円
第2ロープウェイ(しらかば平~西穂高口)
(大人)片道1500円・往復2800円
(小人)片道750円・往復1400円
営業時間 8:30~16:00 ※季節変動あり
アクセス 〒506-1421 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷新穂高
【車でのアクセス】
●関東・甲信方面から
長野自動車道・松本ICから
国道158号~(平湯)~国道471号~(栃尾)~県道475号で90分
●中部・関西方面から
東海北陸自動車道・飛騨清見IC~高山ICから
国道158号~(平湯)~国道471号~(栃尾)~県道475号で70分
●北陸・新潟方面から
北陸自動車道・富山ICから
国道41号~(神岡)~国道471号~(栃尾)~県道475号で90分

【電車・バスでのアクセス】
●関東方面から
JR新宿~松本(2時間40分)
定期バス松本~(平湯)~新穂高(2時間10分)
高速バス新宿~(平湯)~新穂高(5時間10分)
●中部方面から
JR名古屋~高山(2時間20分)
高速バス名古屋~高山(2時間40分)
定期バス高山~新穂高(1時間40分)
●関西方面から
JR大阪~高山(3時間20分)
高速バス大阪(梅田)~高山(5時間30分)
定期バス高山~新穂高(1時間40分)

駐車場 新穂高温泉駐車場 230台 乗用車:500円から
鍋平高原駐車場(降雪期は営業中止)790台 乗用車:600円

※情報は2018年9月30日現在のものです

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YOU&MYさん

プライベートでの年間総走行距離1万km超えは当たり前のドライブ大好き家族。目標は47都道府県走破!とはいえ飼い猫と寝るのも至福のひと時、という一児のママです。

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