時短で、賢く、楽しく子育て。働くママでも毎日たった5分からできる!知育や子どもの心と体を育てるノウハウを、SakuraEdu代表の荒井聖子さんに教えてもらいます。今回のテーマは「イヤイヤ期に親がダメダメ期にならない秘訣」。

ついにきました「イヤイヤ期」

「いやー!」「だめー!」。2歳の頃に見られるイヤイヤ期は、初めての反抗期と言われますが、子どもに芽生えた自我が強いと、朝から晩まで何をするにも時間と手間がかかります。

つい、こちらも口癖になる「ダメダメ」、そしてイライラ、余計にこじれる親子のコミュニケーション…。眠った後の顔に何だか謝りたくなることだってあります。

日々私が接している子ども達も、ある日を境にイヤイヤを言い出し、ママ達は「ついに来ましたイヤイヤ期」と険しい表情になるので

知能が育って来た証拠ですね!

とお伝えしています。

イヤイヤは自分を成長させたい証拠

このイヤイヤ期、モンテッソーリ教育の見地から考えると「子どもの中にもともと存在する自己成長力」、つまり「自分をもっと成長させたい」という強烈なパワーの表れだ、と言われています。

周囲の物や人にこだわって、自分で考えるようになり、意志を表現する練習をしながら、人生で最も知能を伸ばす時期だと言っても過言ではありません。

つまりとても大切な時期なのです。まだ語彙(ごい)の少ない年代ですから、「イヤ」「ヤダ」がまるで枕詞のように出てくるので、それについ反応してしまい、ただ反抗していると捉えてしまいがちです。

でも、よく観察してみるとイヤイヤという言葉には意味がなく

  • 自分でやらせて欲しい
  • 今はしたくない
  • こっちが使いたい
  • 意地悪された

など、つたないながらも意志を含んでいる場合があります。

こんなとき、私たちはどうしたらダメダメを言わずに、子どもの成長を見守れるようになるのでしょうか?

「これだけは守る」というルールを作る

家庭は子どもが初めて触れる最小単位の社会です。だから私はいつも、以下のようにアドバイスをしています。

2つか3つだけ家庭のルールを決めること。

その中で「これだけは守ろう」というルールに従って、親がいつも同じ対応を心がけることで、何でもかんでもダメダメ言わないで済むようになります。

例えば、人や生き物を傷つけてはいけませんとか、危ないことはしてはいけませんとか、自分の家庭で大切だと思うことをルールに決めて、そこはゆずらないできちんと伝えながら叱り、それ以外はできるだけ見守ること。

子育てに関わる大人全員で共有しておけば、気持ちがぐっと楽になりますよ。あどけなかった子が急に魔物に、なんてことは絶対にありません。子どもの中にある成長力を信じて、イヤイヤ期を上手に乗り切っていきましょう。

この記事を書いたライター

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荒井聖子さん
絵日記・漫画家

SakuraEdu代表、コドモンテワークショップ主宰。資生堂に勤務後、目黒区民講座講師、幼児教室のコンサルティング等をしながら、通算百回以上の企画開催。日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師、NPO日本食育インストラクター1級などの資格を生かし子育て支援活動を行う。

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