どんどん秋が深まり、いよいよ冬が始まる…というこの時期。子どもの乾燥肌が気になり始める時期でもありますね。今回は、マツモトキヨシから発売された話題の「ヒルメナイド油性クリーム」について紹介します。

index目次

子どもの肌の乾燥が気になる時期

空気がどんどん乾燥し始めるこの時期。子どもの肌の乾燥も気になり、皮膚科へ行かれるママさんも多いのでは?私も毎年、夏が終わり9~10月下旬あたりに、娘の肌の状態が気になって、皮膚科へ行くことがあります。

そして、乾燥対策として「ヒルドイド」を処方されることが多いです。ぎゅって読者の中にも、子どもを皮膚科に連れて行ったときに、処方されたことあるのでは?

この「ヒルドイド」、マルホ株式会社が製造販売している保湿剤で、アトピー性皮膚炎の治療薬として処方されています。美容に興味のある人なら聞いたことがあるかもしれませんが、実はこの「ヒルドイド」の処方をめぐって、社会問題が起こったことを知っていますか?

本来であれば、医療目的で使われるはずの「ヒルドイド」ですが、上記のニュースに見られるように、美肌を目的として大量に処方してもらうケースが急増してしまいました。そのため、保湿剤そのものを保険適用外にする動きもあったのです。

今まで、子どもの肌のために使っていた薬でしたが、もしこれが保険適用外になってしまったら…と思うと、少しヒヤッとします。

「ヒルメナイド油性クリーム」が発売!

この流れを受け、少しでも国の健康保険財政の圧迫を緩和しようと開発されたのが、「ヒルメナイド油性クリーム」です。第二類医薬品なので、処方箋がなくても購入することができます。

実は、この「ヒルメナイド油性クリーム」は、今年の9月11日に全国のマツモトキヨシで発売されたばかり。発売直後は、Twitterなど各種SNSでも話題になりました。

外箱を見ると、

乾燥が気になる顔・手・体などにご使用ください

とのこと。効能・効果として、

手指の荒れ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角質症、手足のひび・あかぎれ

などと書かれています。また、

赤ちゃんから使える保湿クリームです

とも。

「ヒルドイド」と「ヒルメナイド油性クリーム」、同じ成分が入っている

「ヒルドイド」と「ヒルメナイド油性クリーム」は、なんだか名前が似ているので、ややこしいですよね。似ているのは名前だけでなく、どちらも同じように保湿剤として使われていて、どちらも同じ成分が含まれています。

それは「ヘパリン類似物」というもの。「ヘパリン」は元々体内にあるものですが、それに似ているのが「ヘパリン類似物」。ヘパリン類似物の構造を見ると、硫酸基やカルボシル基、水酸基等の多くの親水基を持って…ややこしい!

簡単に言えば「ヘパリン類似物」には、水分を保つ力があるので、クリームに入れてしまえば保湿が期待できる、ということらしいです。

また、「ヒルドイド」(クリームや軟膏、ローションなどがありますが)と「ヒルメナイド油性クリーム」に入っているヘパリン類似物は、量も同じです。

「ヒルメナイド油性クリーム」を購入

そんなわけで、秋口から乾燥してしまうわが娘の肌のために、マツモトキヨシでヒルメナイド油性クリームを購入してみました。

箱から出すと、13センチ弱のピンク色のチューブが入っています。

クリームの色は白です。

下の画像のように、娘の手の甲にクリームを少し出してみました。

娘に自分でクリームを伸ばしてもらうと、「少し伸びにくい」ようで、下の画像のように白く残りました。

残ったクリームを、私がさらに伸ばしていくと、すっと溶ける感じで透明になりました。子どもだけでは伸ばしきれなかったことから、「やや重めのテクスチャー」と感じます。子どもが使う場合は、1人で使うのは避け、大人が一緒に見てあげたほうが良いと思いました。

娘の肌は秋から冬にかけて、特にひじやひざが乾燥でかゆくなり、掻きむしってしまうこともあります。今年はそれを防げたらいいなと思っています。

どこで買える?

ヒルメナイド油性クリームは、全国のマツモトキヨシ(一部店舗除く)で、50g入り1280円で販売されています。店頭では、基礎化粧品のコーナーにはありませんでした。もし、探していて見つからなかったら、店員さんに聞いてみてくださいね。

市販されているとはいえ、「ヒルメナイド油性クリーム」は医薬品です。使用上の注意をきちんと読み、正しい使い方をしましょう。

この記事を書いたライター

ライター一覧 arrow-right
岬さちこさん

岬さちこと申します。時間がないときや体調が良くないときでも、ささっと作れる時短料理を紹介します。忙しいお母さんの参考になれば幸いです。

岬さちこさんの記事一覧 v-right