/ 2021.06.29

産後慌ただしく始まる赤ちゃんのお世話で、やりがちなNG動作を紹介します。NG動作は続けることで、慢性的な腰痛や恥骨痛に繋がってしまいます。赤ちゃんのお世話を楽しむためにも痛みは厳禁!ママの身体もしっかりメンテナンスしていきましょう。

index目次

産後のマイナートラブルありますか?

みなさん、産後をいかがお過ごしですか?出産前、または出産後からの腰痛、肩こりなどのマイナートラブルを、そのまま抱えていませんか?

骨盤は出産で一番動くところなので、骨盤まわりのマイナートラブルは、特に起こりやすいんです。女性は妊娠すると出産のために関節・靭帯が緩くなり、その緩んだ関節が元に戻るまでは、身体に痛みが出やすい状態です。そんな中、やってほしくない動作や運動を3点お伝えします。

起き上がり方

こちらは出産後すぐのベッドを使っているママがやりがちな動作です。

産後すぐはなるべく寝ていたいところですが、赤ちゃんのお世話でママ自身も、何度も起きたり寝たりを繰り返すと思います。

起き上がるのも大変なので、足をベッド枠やサイドテーブルに引っかけて、起き上がっているママが結構多いのですが、これは恥骨のズレを生じさせ、恥骨痛の原因になるのでやめましょう。

抱っこの仕方

左の写真は体重を片方の足に乗せて、骨盤の上に子どもを引っかけるように抱っこするやり方。

楽なのですが骨盤のズレが生じやすいので、右の写真のように、脚は左右均等に体重を乗せて、子どもを両手で抱きかかえましょう。

腰は反らせすぎないように。片手で抱っこする場合、どうしても利き手でない方に集中するので、なるべく左右で頻度が同じになるようにしてください。抱っこひもの使用も効果的です。

産後すぐの運動について

出産してお中とお尻の垂れ具合にびっくり。でも、ガシガシ筋トレやるのは待ってください!

いわゆる腹筋運動やスクワットは、外側の筋肉の筋トレなんですが、出産するまでお腹の中の赤ちゃんに圧迫されまくって、インナーマッスルはボロボロなんです。

基礎が崩れているのに、外側を頑丈にしてもプロポーションは良くなりませんし、子宮脱のリスクもぐっと上がります。産後1カ月は、腹式呼吸や骨盤底筋群のトレーニングまでに留めておいてくださいね。

最後に

赤ちゃんは新生児から1週間、1カ月、3カ月と何回も健診がありますが、ママに関しては子宮復古の確認くらいで、マイナートラブルへのフォローは何もないのが現状です。痛みは身体に異常が起こっているサイン。放置せず、自身の身体も労わってあげてください。

授乳や抱っこ、家事動作で猫背になりやすいので、

まずはストレッチから。

伸びをして背筋を正すところから始めましょう。

この記事を書いたライター

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mikekoさん

小1、年中双子の母。理学療法士。 出産をきっかけに産前産後リハビリテーションを知り目下勉強中。
食費を削らない節約大好き。節税、ポイ活、つみたてNISAやってます。

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