平成30年10月11日に開場した「豊洲市場」。気になっている人も多いはず。オープンしてすぐに、平日4時間程度の滞在でどれくらい楽しめたのか!? これから行こうとしている人に読んでもらいたい、「初めての豊洲市場」レポートです。

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豊洲市場へのアクセス

今回は、新橋駅のバスロータリーから都営バスに乗車し、豊洲市場に向かうことにしました。電車を下車しロータリーに向かうと、ちょうどバスが出発したばかり。

次のバスまで、約10分待つことに。最初は私たちだけでしたが、時間が経つにつれ列は長くなり、バスの中は少々混雑。

時刻表を要チェック!

早朝だと本数がありますが、9:00を過ぎると時間の間隔が空きます。バスに乗車してから下車するまで、渋滞などもあったので、30分近くかかりました。新橋駅からなら「ゆりかもめ」を利用して、「市場前」駅から歩く方法もあります。

昼間の時間帯は「ゆりかもめ」の利用が便利

豊洲市場ってどんなつくり?

取り扱う生鮮食料品や、市場での役割に応じた、3つの街区になっています。各街区に見学者用のコースが設置され、取引の様子を見ることができます。

青果棟 野菜や果物などの青果物を扱う場所。卸売場と仲卸売場がある
水産卸売場棟 マグロなどの水産物の競りをはじめとした取引が行われる場所
水産仲卸売場棟 仲卸業者が店舗を構えて、街の魚屋さんや飲食店などが仕入れに来る場所

まずは青果棟を散策!

2階には色分けされた、見学者コースがあります。私たちが行った10:30過ぎは、ほとんどの取引が終わっていたため、人はあまりいませんでした。

果物を扱っている場所なので、いい香りがしました。1階には関連飲食店が4店オープン。時間が早いということもあって、行列は少なめでした。

お昼ごはんはすぐに食べられる場所にしようと決めていたので、青果棟の1階にある「天ぷら 天房」で食べました。

「天ぷら 天房」

中はテーブル席とカウンターがあり、私たちはちょうど2人席が空いていたので、すぐに入店。マグロ定食はとても新鮮で、それに天ぷらの小鉢がついているので、とてもお得なランチです。

天丼はサクッとした食べごたえでボリュームがありましたが、重たくなくてペロリと食べられました。エビ・ホタテ・白イカ・芝エビ・キスの「海鮮天丼(1300円)」は、とてもリーズナブル。

水産卸売場棟へ。マグロの競りは来年1月から

見学者ホールには、築地市場で取引された、最大級のまぐろの模型が展示されています。

早朝に来れば、マグロの競りを見ることができます。朝の5:00から開場しているので、早起きが得意な人は臨場感のある、取引を見ることができそうです。マグロ卸売場の競り見学は、平成31年1月15日(火)から開始になるとのこと。そのときは、子どもたちを連れて行きたいと思います。

市場のタイムスケジュールで、より詳しく市場で働く人を知ることができます

また、水産卸売場棟につながる管理施設棟には、関連飲食店舗とPRコーナーがあります。時間が早かったので、ここもそれほど混雑していませんでした。

通路は広く歩きやすいので、子連れでも遊びに行けそうですが、そうは言っても人が多く訪れる場所なので、くれぐれも迷子に注意!PRコーナーでは、市場の歴史などを写真や年表で見ることができ、勉強になりました。

ゆるキャラ「イッチーノ」と写真も撮れます!

水産仲卸売場棟にある「魚がし横丁」へ

街の魚屋さんやお寿司屋さんなどが仕入れに来る場所で、海苔・乾物などの関連食料品や、調理道具などの店舗も営業しています。入ると、すぐに人でいっぱい。

どこの飲食店でも大行列です。お店が小さいので、席数が少ないのが原因だとは思いますが、狙っている飲食店があるならば、早め早めに行きましょう。ちょうど正午に到着したのですが…、人気店はお昼に終了していることも。

ターレーの展示があるので、実際に乗って写真を撮れます!これはとってもテンションが上がりました。

他にも、季節ごとの魚の説明などがあり、順路に沿って歩きます。エスカレーターで上がると、「魚がし横丁」があります。

買い物ができるので、いろいろ見て歩きたいところですが、12:30過ぎくらいに行くと、すでに閉店。実際に営業している店は数件でした。串に刺した卵焼きを150円で購入!こういうのって、良いですよね。

「ロングライフデザイン賞」受賞製品に輝いた「ウロコ印白底付大長」のある、長靴専門店の伊藤ウロコ

豊洲市場のお土産になりそうなものをと探してみましたが、13:00閉店でほとんど見られず残念。和総菜・弁当の「跳ね鯛」で弁当を購入して、休憩室でいただくこともできます。

あまり馴染みのなかった「銀ヒラス」を購入してみました。食べてみたらサバのような魚で、骨も大きいので子どもでも食べやすかったです。

跳ね鯛「銀ヒラス」は、次回も購入決定!

屋上緑化広場は、眺めがよくて気持ちいい!

水産仲卸売場棟の屋上には、緑化広場があります。見晴らしがとても良く、天気のいい日には東京タワーやレインボーブリッジなど、ぐるり360度の眺望を楽しむことができます。

実際の混雑

平日は人もかなり少なく、見学コースはスイスイ歩くことができました。時間と日にちによると思うのですが、早朝はもちろん週末や休日であれば、もっと混雑していることも考えられます。新しい豊洲市場の雰囲気を楽しみたい、というのであれば、平日の昼がおすすめです。

人が少なく、ぶつかることはなかったです

子連れ・ベビーカーで行ける?

おむつ替えシートは、ほとんどのトイレに設置されているようです。トイレの場所もたくさんあり、広い敷地内を迷うことはありません。自動販売機やイスなどの休憩スペースもあったので、子ども連れには助かりますね。

通路も広く作られていて、各階への昇降はエレベーターを利用できます。平日でも警備員がいてくれるので、わからないことは聞きましょう。

お土産を買えるところはある?

管理施設棟にある「茂助だんご」で、午前中のうちに子どもたちのお土産用に、串だんごを購入。

お店はイートインコーナーもありましたが、午前中は購入して帰る人ばかりで、レジは行列です。焼きとあんこの串だんごは、子どもたちがおかわりしたいくらい、おいしかったそうです。「1人1本じゃ足りない!」と言われてしまいました。

遅れて来た友達も、「お土産に買いたい」と帰り間際に訪れたのですが、たくさんあった串だんごはすべて売り切れ!とても残念がっていました。持ち帰りの商品を買うなら、午前中がベスト!

実際のスケジュール

  • 9:59
    新橋のロータリーからバスに乗車
  • 10:30
    青果棟見学

    青果棟1階の飲食店で、早めのランチ

  • 11:30
    管理施設から水産卸売場

    串だんご購入・見学コースをまわる

  • 12:00
    水産仲卸売場棟の関連飲食店を見学
  • 12:30
    ターレー展示見学・魚がし横丁で買い物
  • 13:30
    管理施設棟のお団子屋で買い物

    午後には売り切れ

  • 14:00
    青果棟を少し見学し、「ゆりかもめ」で帰途へ

混雑回避のポイント

どこに重点を置くのかによって違うと思いますが、子連れならば断然、平日昼間の4時間がいいでしょう。人が少ないので、「豊洲市場の雰囲気だけでも味わいたい」という人なら、十分にまわることができます。

「お寿司が食べたい!」という場合は、売り切れや閉店を考えて、朝早めに行くのが良さそうです。食事はお寿司にこだわらなければ、11:00くらいまでに入店すればスムーズ。

正直な感想

初めての豊洲市場は、滞在時間4時間でも十分に雰囲気を楽しむことができました。ただ、関連飲食店も魚河岸横丁も、まだオープンしていない店があるので、もう少し時期をずらして、遊びに行くのもアリ。

見学時間は5:00~17:00なのですが、施設内の店は13:00あたりで店じまいが多いので、午前中の早めに行くのがベター。

お寿司を食べたかったのですが、メニューを置いてないお寿司屋さんもあり、聞いてみると「おまかせコースのみ」ということも。時間も昼間だと、活気のある取引を見る感じではありませんでしたが、雰囲気は満足に楽しめました。

話題のスポット「豊洲市場」は昼間に行って楽しもう!

施設情報(アクセス・サービスなど)

名称 豊洲市場
公式サイト http://toyosumarketevent.jp/
※最新の情報はこちらでご確認を
営業時間 5:00~17:00(市場開市日に限る)
※詳しくは公式サイトでご確認を
アクセス 東京都江東区豊洲6-6-1
ゆりかもめ「市場前」駅下車
駐車場 なし
サービス おむつ替えスペースあり

この記事を書いたライター

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キタミエさん

思春期・姉妹喧嘩ばかりの毎日ですが、今しかできない事を子どもたちとやることが大好きです。100均やスリコ、カルディなどチェックするのが楽しみなミーハーママです。

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