絵本の読み聞かせについて、賛否両論があるようです。「本好きな子に育った」という人がいる一方、「無駄だった、」という人も…。絵本の読み聞かせ会のボランティアをしている私が感じる、読み聞かせのメリットと大切だと思う事を実体験を元にお伝えします。

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読み聞かせに期待する効果ってなんですか?

ネットで検索してみると、絵本の読み聞かせの効果は賛否両論のようです。「国語力は身につかなかった」という人もいますし、「読み聞かせのおかげで、本好きな子に育った」という人もいます。

そもそも読み聞かせの効果って、「本好きになってほしい」、「集中力がついてほしい」、「頭のいい子になってほしい」といった、大人が子どもに望むものを期待しているのだろうと思います。

ですが、そういうのは、いったん置いといて、赤ちゃんとのふれあい、コミュニケーションのツールのひとつとして一緒に絵本を楽しんでみませんか。効果は、きっと、あとからついてきます。

大事なことは大人も楽しむこと

赤ちゃんは、まわりの大人が楽しそうにしているものが、楽しいものなんだなと認識します。なので、最初に選ぶ本は、読み聞かせをする大人が好きなものが良いと思います。自分が気に入ったものならきっと楽しく読み聞かせ出来ると思います。

大好きな人がニコニコ楽しそうに読んでくれたらそれだけで楽しい時間が過ごせるんです。つっかえても大丈夫、難しいことは必要ありません。

赤ちゃんや幼児の集中力は長くは続きません

集中力は2・3歳はだいたい2~3分、小学1年生でも15分ほどです。仕事から帰って短い絵本1冊を読むだけで十分ですし、たとえ最後まで聞けなくても当たり前のことです。

成長してページをめくれるようになって、それが楽しい時期は、開けたページを読んで、閉じてを繰り返すだけの遊びになっていたとしてもいいんです。

無理にページ通り、最後までと無理強いしてしまうと、そこから絵本や読み聞かせが嫌いになってしまうこともあります。

図書館や本屋さん主催の「読み聞かせ会」へ行ってみよう

図書館や本屋さんで、ボランティアさんや店員さんによる読み聞かせをやっているところもあります。私の読み聞かせボランティアの活動場所も町の図書館です。

じっとしていなくても、泣いてもOK

ボランティアの読み聞かせの時も、子どもたちは、じっとは聞いていません。動き回ったり、遊んでいます。それでもあとから聞くと、絵本に出てきたものなど覚えていることがあります。聞いてないようで、意外と聞いていますよ。

まずは、「ママやパパが楽しんでください。子どもが聞いてなくても、泣いても、気にしないで大丈夫。親同士の交流やリフレッシュに来てください」と言われたし、今でも同じようにお話ししています。

うちの子も最初は泣いていた…でも今では

私が赤ちゃんの読み聞かせ会に参加しはじめた頃、人見知り・場所見知りがひどい時期でした。でも何度か行くうちに慣れて、小学生になった今でも読み聞かせ会が大好きです。

学校の長期休みには、ボランティアスタッフとして赤ちゃんや幼児たちに読み聞かせをしてくれます。小さい声でたどたどしいですが、意外とそういう方が聞く方も集中して聞いてくれています。

絵本の選び方

児童書コーナーに沢山の絵本があります。絵本を購入する前に、まずは図書館で借りてみて子どもの反応をみたり、自分の好みのものをみつけるのがおすすめです。

わが家は図書館や読み聞かせで気に入ったシリーズものや作者さんのもので図書館に置いてないもの、本屋さんの店頭で気に入ったもの、図書館にあるけどお気に入りで家に欲しいなと思ったもの、などを購入しています。

おすすめの本

0歳~3歳ぐらいまでは丈夫で破れない、お口にいれても拭ける、堅い厚紙でできたボードブックがおすすめです。

言葉やひらがななど、何かをを覚える手助けに

左:「いっしょにあそぼう あいうえお」え・ぶん:コンドウアキ(JTBパブリッシング)864円
右:「あいうえお でんしゃじてん」さく・発行:視覚デザイン研究所 1296円

「いっしょにあそぼう あいうえお」は、リラックマの作者の絵本です。また、「あいうえお でんしゃじてん」は、情報量が多く、ひらがなの書き順も覚えられます。

ほかにも、「ふれあい親子のほんシリーズ 0さいだもん/1さいだもん/2さいだもん/3さいだもん」(出版社:学研 監修:無藤 隆)972円もおすすめ。こちらも比較的丈夫な作りの本です。年齢にあった、総合的な本で、その年齢の子どもが好きなもの、興味があるもの、覚えて欲しいものなどが載っています。

絵本が付録の雑誌

「kodomoe(コドモエ)」奇数月7日発行 発行:白泉社 690円

付録についてくる絵本が薄い紙製で、旅行の時など持ち歩きに便利です。育児情報も満載で親子で楽しめる雑誌です。

気になるママは手に取ってみてくださいね。

この記事を書いたライター

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AImamaさん

2011年生まれの男子、2013年生まれの女子の母 。東京にほど近い田舎在住。趣味は懸賞、特技は読み聞かせやモノづくり。

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