1歳になると、言葉を話し、歩行を始め、その発達のスピードには目を見張るものがあります。絵本を通して、動物のマネをしたり、色探しをしたり。これから始まるトイレトレーニングも絵本のイメージで、リラックスしながら楽しく進められたらいいですね。

教えてくれたのは

東條知美さん

絵本コーディネーター・学校司書・ライター・イベンター・〈絵本の百年と未来研究会〉主宰。活動のモットーは「子どもに絵本を。大人にこそ絵本を。」-Blog「僕らの絵本

ぴょーん

まつおかたつひで 作
(ポプラ社、2004年)

動物たちのまねっこするなら、「たかいたかい」の要領で。生き物と一緒に手足を伸ばして思いっきりジャンプ!読んで体を動かせば、気分も爽快。

といれ

新井洋介 作・絵
(偕成社、2010年)

「といれさーん」「はーい」、「おまるさーん」「はーい」。力をあわせてウンチを流せ!かわいいおまるも登場します。トイレトレーニングは、あせらず楽しくね♪

くっついた

三浦太郎 作
(こぐま社、2005年)

「くっついた!」は幸せの呪文。ママと、パパと、みんなで、どうぞ。スキンシップは、知らず知らずのうちに、親子の気持ちの安定につながります。

がたんごとん がたんごとん

安西水丸 作
(福音館書店、1987年)

赤ちゃんの身の回りの物が、順々と電車に乗り込みます。コップやスプーンの使い方がわかってくる時期におすすめ。「のせてくださーい」最初のお客さまはだれでしょう?

あかいのあつまれ

穂高順也 作 accototo 絵
(岩崎書店、2015年)

「あつまれー!」「とんとんとまと」「にんにんにんじん」-赤いものなにかな?当てっこして遊べる絵本。お家の中で「色探し遊び」をするのも楽しそう。

ハイハイやヒコーキ、つかまり立ちから歩き始める1歳児。成長はそれぞれですが、じっとしていても、してなくても、周りからの刺激をたくさん吸収しています。表情にも感情が見え隠れ、人見知りで泣いちゃうことだってあるでしょう。でも、心配しないで。それも成長のひとつなのですから。お気に入りの絵本は、何度でも読み返してあげて。大きくなった時に「この本、大好きだったよね」って教えてあげましょう。