2011年に世界遺産登録された小笠原。気にはなるけど、なかなか行く機会がないと思います。今回はそんな小笠原の旅を紹介したいと思います。

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小笠原旅行は3月がおすすめです

2011年に世界遺産登録された小笠原

東京から1000キロ南に行った小笠原。真夏のギラギラした太陽の小笠原も私は好きですが、3月頃の小笠原の気候は、長袖1枚くらいがちょうどよく過ごしやすいです。

少し前に話題になったダイオウイカを捕食するマッコウクジラは、小笠原近海で通年見ることができますが、マッコウクジラよりも派手なアクションをしてくれるザトウクジラはやはり人気です。

大人のザトウクジラのテールスラップ(尾びれの上下運動)

12月初旬から5月くらいまでザトウクジラを見ることが出来ますが、頭数も多く見られ派手なアクションをしてくれるザトウクジラを見るなら、3月頃がおすすめです。

小笠原では通念を通してドルフィンスイムも出来るので運が良ければイルカもクジラも両方楽しめる事が出来ると思います。

小笠原への行き方

小笠原には現在空港はなく、船旅になります。色々な船がありますが、最も一般的なのは約1週間に1便、ピーク時には3日~4日に1便のおがさわら丸に乗船するのが良いと思います。

おがさわら丸を運航している小笠原海運では「おがまるパック」という乗船券と宿泊をまとめて予約できるお得なパック商品があります。初めての人はこちらが便利だと思います。

おがさわら丸甲板からの風景

24時間の船旅!

24時間の船旅なんて!と思われるかもしれませんが、意外と船上で過ごす1日はあっという間だと思います。

甲板でお昼ご飯を食べたり、航路には伊豆七島が順番に見えます。夕方には太平洋に沈む夕陽を、早起きをして朝日を見た後にお昼寝もありです。夜にはもちろん街灯が一切ないので満点の星空も眺める事が出来ます。キッズルームやレストラン、売店等もありますので24時間を持て余す事はないと思います。

子連れの場合はファミリールームを使用する事も出来ます。子ども同士が一緒に遊んだり、島民の方に現地情報も聞けたりするしれません。ただし、海が荒れている時は甲板を閉められてしまう事も。そんな時は日々の疲れを取るべく寝るしかないと思います…。

海ツアーの予約方法について

小笠原といったら、まずは海!三日月山展望台(通称:ウェザーステーション)へ行けば、3月ならクジラの姿も見られるかもしれません。でも、やはり迫力ある姿を見るにはツアー船に乗船するのが良いと思います。

子クジラのブリーチング(ジャンプ)

大きなクルーザー、小さなボート、色々なタイプの船がありますが、初めて行くなら「おがまるパック 父島観光オプション」がおすすめです。父島島内のバス観光とクルーズ観光がセットになっています(※おがまるパックのお客様だけが利用できます)。

パックではありませんが、子連れなら「小笠原自然探検隊ONE」もおすすめです。2児のパパでもある船長は子どもにもとっても優しい方です。

海ツアーについて

小笠原に行ったら、私はほぼ毎日海ツアーに行ってしまいます。毎日違う生き物に出会える事が出来るからです。

イルカやクジラだけでなく、海鳥やアオウミガメ、マンタに出会うこともあります。私はまだないですが、ジンベイザメに出会う事もあるそうです。野生なのでいつどんな生き物に出会うか分からないドキドキ感はたまりません!

時に船にこんなにも近づいてくれる子クジラもいます。

マンタにも出会いました。

ツアーでは南島という無人島に上陸することが出来ます。小笠原に来たら是非行っていただきたい場所の1つです。

南島はアオウミガメの産卵場所にもなるところなので、運が良ければ孵化した子ガメに会えるかもしれません。

また、海ツアーのメインは父島周辺の島周りツアーですが、海況が良い夏には母島までの1日ツアーや、聟島列島(通称:ケータ島)の1日ツアーがあります。

母島へは「ははじま丸」というフェリーに乗って行くことも出来ます。日程によりますが、日帰りで行くことも可能です。

その他の島でのアクティビティ

イルカクジラツアー以外にも、乗り合いの釣船でイカ釣りも出来ます。イカ釣りは餌が疑似餌(臭くない)なので女性も安心?して釣れます。船長が魚群探知機と潮目を見て色々教えてくれるので初心者でも結構釣れてしまいます。私も30cmくらいのイカを2杯釣った事があります。

また、小笠原は第二次世界大戦中に戦争の舞台となりました。島を歩いていてちょっと脇道に入ると防空壕や大砲など戦争の跡が今でも残っています。その戦跡をめぐるのが今はツアーとなっています。

また、日頃の疲れを癒すべく、ビーチでのんびりするのも贅沢な時間です。日焼けだけには注意しないといけませんが…。

小笠原へ行く際の費用

おがさわら丸の乗船賃、宿代、アクティビティツアー代、その他滞在中の飲食等を合わせて1人12~15万円くらいで行けるかと思います。

おがさわら丸の船の等級を上げたり、宿も高いところを選ぶともう少しかかるかと思いますが、小笠原は高級リゾート地のようなレストランや高価なお土産物はあまりありません。その分、アクティビティツアーを楽しんだり、ビーチで遊んだりすればそんなにお金もかからないかと思います。

  • 1day
    11:00
    おがさわら丸出航

    貴重な海上での24時間

  • 2day
    11:00
    小笠原父島到着

    青い海が迎えてくれます

  • 2day
    PM
    フリータイム

    ビーチでのんびりも良いかも?

  • 3day
    フリータイム

    海ツアー等

  • 4day
    フリータイム

    戦跡ツアー等

  • 5day
    AM
    フリータイム

    お土産購入など

  • 5day
    15:30
    おがさわら丸出航

    盛大なお見送り船が出ます

  • 6day
    15:30
    竹芝港到着

    おつかれさまでした

雄大な自然に触れられる小笠原旅行
きっと忘れられない思い出になるはず

この記事を書いたライター

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ぼとるのーずさん

結婚前からドルフィンスイムが趣味で週末や連休に島によく行ってました。今はいつか娘と一緒に泳げるように体力つけてます。

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