2017.05.15
「これなあに?」「どうして?」知りたいことがいっぱい。“ごっこ遊び”にも夢中になります。できることが増え、いろいろなことにチャレンジしようとする2歳児は、イヤイヤ期の到来も。体験から多くのことを学ぶ時期なので共感しながら絵本を読んであげて。
教えてくれたのは
- 東條知美さん
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絵本コーディネーター・学校司書・ライター・イベンター・〈絵本の百年と未来研究会〉主宰。活動のモットーは「子どもに絵本を。大人にこそ絵本を。」-Blog「僕らの絵本」
たべものだーれ?

(講談社、2012年)
おいしそうなパン?いいえ、「いぬ」!チーズ?いいえ、「きりん」!えーっ…まるでだまし絵みたいなワクワクのしかけ絵本♪食べ物や動物の名前を覚える時期に。
はたらくのりものえほん

(童心社、2014年)
ダンプカー、ブルトーザー、クレーン車!人気の「はたらくくるま」のお仕事がよくわかるしかけ絵本。子どもが夢中になる乗り物の動きが、パワフルに描かれます。
なきごえバス

(白泉社、2015年)
「バスごっこ遊び」が可愛い絵本に。「ご乗車の方はないてくださーい」「にゃ~」「おや だれこのこえ?」 子どもに推理させる“間”も、気が利いています。
でんしゃにのって

(アリス館、1997年)
うららちゃんは電車でおばあちゃんの家へ出かけます。そこへ動物たちが次々と乗り込んできて…。寝過ごしそうなうららちゃんに声をかけてあげて!
はけたよ はけたよ

(偕成社、1970年)
パンツをはけない主人公が、やがてその方法を自分で発見します。急いでいる時など、ママはついイライラしちゃうけど、達成感は成長のカギ。見守って!
赤ちゃんの時よりも思い通りにカラダが動くようになって、歩いたり、走ったりするのが楽しく感じ始める2歳児。だからこそ、アレやる!コレやる!アレやだ!コレやだ!も増えてきます。
ごっこ遊びもなりきって真剣そのもの。一瞬一瞬の遊びに全力を尽くしている子どものパワーに圧倒されることもしばしば。実は、大人が思っている以上に体力を使っているので、たくさん動いた後は、ゆったりと絵本タイムにしましょう。