嫁と義母との関係の悩みは、ママ友間の会話でも耳にすることはありますが、意外と根が深く悩んでいるけど、相談しにくいのが実母との関係。私の産後の体験を元に、考え方の相違により揉めてしまう実母との付き合い方について、考えてみました。

きっかけは里帰り出産

今から3年前、私は県外の自分の実家での里帰り出産を選択し、帰省しました。産前は、食事や体の冷えない服装についてなど、いろいろ母からも言われつつ、体を心配してのことなのでと私も素直に聞いていました。
しかし産後は、母の干渉がパワーアップ!出産当日に入院部屋で、

おっぱいをたくさんあげなさい。
足りないならミルクもたくさん飲ませなさい。

ウンチの色が緑なのは、おなかが空いているからよ。

疲れ切っている私に延々と指示をしてきました。入院中は毎日来て、同じことを言って帰る日々。私が「助産師さんに指導してもらっているから口を挟まないで欲しい」と反論すると、母はまだ赤ちゃんの子どもに向かって

怖いお母さんですね~。

この一言は、今でも思い出すと腹が立ちますね。そして、退院後もミルクの量などを巡り、口論の毎日でした。

昔と今のやり方が違う問題

ミルクの量の他にも

  • 昔はチャイルドシート使わなかった、狭くてかわいそう
  • 昔はお風呂あとにローションなんて塗ってない

など、あらゆる場面で「昔は〜」から始まり干渉してきました(上記はあくまでも母の意見です)。産後のガルガル期もあってか、私もうまく流せず、その都度カチンとしては、口論になっていました。

正直、寝不足よりも、初めての慣れない赤ちゃんのお世話よりも、1日の大半を、ケンカに費やしていることがつらかったです。

妊娠出産以前の母娘関係は?

そもそも、学生時代より部活動の選択や私の友人関係、遠足に着ていく服に至るまで「○○にしなさい」と口を出す母に、多少の窮屈さを感じていました。

また、インドア派の母と外出が好きな私で、趣味趣向も違うタイプではあります。趣向が違うこと自体は良いのですが、「これの何が楽しいの?」と言われるのは嫌でした。

そんな窮屈さもあって、私は、県外で就職し結婚。距離ができたことや、一人暮らしや結婚で家事を経験したことで、母の苦労も理解できるようになりました。そこで、孫と離れて住むのは寂しいだろうから、せめて出産時だけでも…と思い、里帰り出産に至りました。

義母との確執と実母との確執との違いは?

どちらも悩んでいるママにとっては頭の痛い問題だと思いますが、実母に関して悩む点は

  • 遠慮がないから、言葉がキツくエスカレートしやしすい
  • 「実の娘だから分かってくれる」と実母が引いてくれない
  • 他人に相談しにくい。「心配してくれてるんだよ」「子ども産んだのに自分の親に感謝できないの」と言われそう

ちなみに、私は義母との関係は良好です(私だけが思っているのかもしれませんが)。夫が居なくても、ランチやショッピングにもよく一緒に出かけています。義理の親子ゆえ、義母が遠慮してなにかと私に気を使ってくれているからかもしれませんね。

これからの付き合い方はどうする

今現在は、帰省は年に2回で、必ず夫も同伴です。帰省中は、子ども達は服やおもちゃを買ってくれもらえて喜んでいるので、そのときは感謝しお礼も言います。

母が長年育んできた性格や考え方を、自分に合わせて変えることはできません。血のつながった親子とはいえ、全く別の人格を持った2人なので、意見の相違、相性が合わないこともあると思います。自分が、距離感を考えて、うまく付き合っていくしかないのかもしれません。

  • 性格の違いや相性を受け入れる
  • 相手が変わることを求めず、自分で適度な距離感をとる
  • 子どもにとって優しいおばあちゃんなら、それで良し

以上のことを心に留め、実母と接していけば、波風も立たず、円満に付き合っていけるのではないでしょうか。

そして、いつか子どもが成長し、自分が祖母の立場になるときには、自分が出産時にされてつらかったことはしないようにします。

この記事を書いたライター

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すみりんごさん

出産前は毎週劇場に通いつめていたお笑いファン! 現在は毎日子どもたちに笑わせてもらっています。 ローカルの子育て情報サイトでライターしています。楽しいこと、悩んでいること、発信しながら共有したいです。

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