2019.01.31
無痛分娩や和痛分娩、自然分娩など出産スタイルは様々ですが、出産の痛みを和らげる「無痛分娩」を実際に体験してみました。2018年の10月に第一子を無痛分娩で出産した経験から、出産前に感じていた素朴な疑問や不安をまとめてみました。
正直、無痛分娩ってどうだった?
さまざまな理由で懸念されることも多い無痛分娩。それでも私が無痛分娩にいきついたわけ、出産してみた私が体験したことをご紹介します。
そもそも、なぜ無痛分娩に?
無痛分娩という出産方法を選んだのは、「出産するのはいいけれど、痛いのは絶対に嫌!」と私が痛みに対してびびり倒していたからです…。
無痛分娩が全く痛くない、というと、そうではありません。麻酔をするまでは、通常の出産と同じように痛みを感じます。
出産は子宮口が全開の10cmまで開かないとできませんが、5cmまでの陣痛は体験してみました。
5cmに開くまでの陣痛はあまりにも苦しく、その時点ですでに「もう絶対に出産なんてしないっ!」と思ってしまいましたが、麻酔を背中に入れてもらい、無痛分娩の準備が進んで行くにつれ、希望が見出せました。
いきむときってどんな感じ?張りや痛みは?
いざ出産するときには、痛みが全くなくなってしまうと、いきみ逃しや、いきむタイミングがわからないのではないか?と不安になることも多いようです。
助産師や医師がタイミングを指導してくれる
でも、いきむときには、助産師が膣の中に指を入れて、「ここに向かって力を入れてね。大きいほうのトイレをするときのように、ここに力を入れて踏ん張ればいいから」とアドバイスをくれます。助産師さんの言うタイミングでいきみました。
お腹の張りや陣痛は感じる?
無痛分娩にすることで、お腹の張りや陣痛は感じにくく、感覚がつかめない人がいるのではないか?という理由で、無痛分娩を選択しない人もいるようです。
実際の私の場合は、お腹の張りや陣痛がきた感覚はわかるけれど、そこに痛みを伴わないような感覚でした。
お腹の張りはわかる、お腹が重く感じるのもわかる、けれど、痛みは全く感じないような状態です。
張りも、「そろそろ張ってきた」と感じる程度。私は日頃から筋トレや運動などをしていたので、そういう感覚をつかみやすかったのかもしれません。
産後の体調は?
無痛分娩は自然分娩に比べて疲れにくかったり、体力の回復が早いといわれています。私の場合の術後の体調はというと…。
ぐったりはしない
産後、たしかに体の疲れはあるにせよ、それはぐったりと「もう何もできない」というほどの状態ではなく、疲れてはいるようだけれど、日常生活をしているのとあまり変わらない感覚でした。
私は会陰切開や吸引分娩もしましたが、産後は特に辛さもなく、スタスタと病院内を歩き回っていました。個人差はもちろんあると思います。ただ、痛みによって体力を消耗することはなかったように思います。
痛みがなくてもわが子はカワイイ
陣痛や出産に際する痛みを感じないと、自分の子どもがかわいく感じられないのではないかと思う人もいると聞きます。ですが、今回出産をして思ったのは
痛みは関係なく、わが子はかわいい!
生まれる瞬間を冷静に感じられるのが無痛分娩です。
出産で疲れて「やっと生まれた」というよりも、「へーこんな感じで生まれるんだ」と冷静に感じられて、立ち会ってくれた夫と雑談を交わすほどの余裕がありました。そして何より、痛みは関係なくわが子はかわいいです。
確かに費用はかかります。私が出産した病院では通常の費用にプラス10万円といったところでした。病院によってそこはさまざまだと思います。でも、もし第二子も出産するならまた無痛分娩にしたいなぁと思っています。
この記事を書いたライター
ライター一覧- 番長みるくさん
-
劇団四季出身女優、6年間在籍。フィットネスの全国優勝の経験もある。外資金融勤務経験もあり、恋愛、自己啓発、金融、ダイエット、筋トレ、レシピの記事が得意。