抹茶と言えば、京都宇治が有名ですが、実は愛知県西尾市も抹茶の有名な産地の一つ。抹茶を楽しめるレストランやカフェのほか、抹茶製造の工場見学ができる施設も。今回は、予約殺到の大人気スポット「抹茶ミュージアム 西条園 和く和く」を紹介します。

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早めの予約がベスト!

2017年4月にリニューアル以来、常に予約がいっぱいの大人気施設、抹茶ミュージアム「西条園 和く和く」。参加人数によって、コース内容と見学時間を選ぶことができますが、今回は1名から申し込める75分コースに参加した様子を紹介します。

無料駐車場も完備

ちなみに、予約時間まで余裕のあった私たちは併設する「西条園抹茶カフェ」でひと休み。私はあんみつをいただきましたが、とてもおいしくて間違いなく抹茶好きにはたまらない!

抹茶あんみつ(800円)/ 抹茶ソイラテ(450円)

工場見学では、入口でスリッパに履き替える必要があるため、靴下の持参がベター。一度に最大6名での案内のため、アットホームな雰囲気で進んでいきます。

最初は、抹茶を使った世界中の食品、化粧品などの紹介から始まります。他社メーカーの商品なので画像は紹介できませんが、意外な商品にも抹茶が使用されているという驚きとともに、たくさんの抹茶製品に囲まれるわくわく感を楽しめます!

和の空間の中に隠れているのは…?

抹茶工場だけあって、和をイメージした落ち着いた空間が広がります。ちなみに、天井やトイレマークにも工夫があるので、注目してみてください。子どもに「どこかにお茶の葉っぱが隠れているよ」と、クイズを出してみるのもおもしろいですね。

子ども目線の方が早く気が付くかもしれない、天井のデザイン

抹茶の作り方について、展示パネルや映像を交えながら説明を受けた後は、茶臼で抹茶を挽く様子を見学できます。自動でくるくると茶臼が回る様子に、大人も子どもも釘付け!

湿度・温度が一定に管理された部屋で、24時間稼働している茶臼

その後、黒い覆いをした茶畑を体験できる部屋を通り、抹茶の原料茶葉である碾茶(てんちゃ)の等級分けにチャレンジします!

本格的な抹茶体験は茶葉の品質鑑定から

ここでは、実際に茶匠が行うのと同じように飲料用、工業製品用など等級の異なる碾茶を香りや手触り、見た目などで比較していきます。

最も等級の高いものが香りも旨味も非常に強い、という違いを実感
茶臼の仕組みやその秘密についての説明もありました

続いては、自分好みの茶葉をオリジナルでブレンドし、実際に挽いていきます。

3種類あると、すべて入れたくなってしまうもの…(笑)
娘も一緒に挑戦!

想像以上に体力を使う茶臼に苦戦しつつも…、

和く和く(ワクワク)が止まりません!

落ち着いた空間で茶室体験

オリジナルブレンドした抹茶を「西条庵」という茶室にて、実際にお茶をたてていきます。コツを教えてもらい、挑戦していきますが、娘と一緒なので、こぼさないことが最優先で、私はそこそこ…。

年齢の大きい子もなら、自分で抹茶をたてることもできますね
お茶菓子として、抹茶スイーツも用意されています

最後は、売店へ案内していただき、工場見学は約75分で終了です。500円でこんなにも、本格的な抹茶体験ができるなんて、期待以上の内容に

大・大・大満足!

子どもがもう少し大きくなったら、もう一度訪れたいのはもちろん、両親や海外からの友人を案内しても、喜んでもらえそうなおすすめスポットです!

施設情報(アクセス・サービスなど)

名称 抹茶ミュージアム 西条園 和く和く
公式サイト https://www.matcha.co.jp/factory/
※最新の情報はこちらでご確認を
予約・問い合わせ TEL:0563-77-6572
※受付時間9:30~17:00
休館日 不定期
※見学カレンダー(公式サイト内)で確認
おすすめ年齢 3歳~大人まで
料金 500円
※参加人数、申し込み内容によって異なります
アクセス 名鉄西尾線「西尾駅」からタクシー10分
※無料駐車場あり

〒445-0894 愛知県西尾市上町横町屋敷15

この記事を書いたライター

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nimo*さん

台湾在住の姉妹の母。岐阜県出身、元食品メーカー勤務で夫の転勤に伴い退職し、17年秋より子連れ海外生活をスタート‼食品工場見学が趣味で国内外問わず200か所以上訪問。子連れでも楽しめる工場を紹介します!

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