2019.02.16
イーストの発酵力だけでしっかり膨らむ、グルテンフリーの米粉100%パンです。今回は製菓用米粉で作りましたが、米粉パンに適した米粉を使うと、比較的失敗なく作ることができます。それらも併せて、レシピを紹介します!
米粉でパンを作ったら、ういろうになってしまった…
それはずばり、“米粉パンに適した米粉を使っていない”から。
米粉パンを作るには、粉の細かさの度合いや米そのもののタンパク質量、米を粉にする段階でのでんぷんの損傷度合いなど、いくつかの条件を満たす米粉を使用する必要があります。
その米粉が「ミズホチカラ」という品種のもので、米粉パンを作るためにできた米(米粉)です。これに酵母(イースト)など必要な材料を加えて作ると、ほぼ失敗なく米粉100%のパンを作ることができます。
ここ最近では米粉に工夫を加え、もっと簡単に手軽に作れるものも出回っています(「土佐れいほくふっくら米粉」、「波里パン用米粉」など)。「米粉パンミックス粉」というものも売られていますが、中にはグルテンが入っているものもあるので、気になる人は要注意です。
今回、使用した粉は製菓用の米粉で、製粉会社へ粒度やでんぷん損傷度など確認した際、それらの数値がパン作りにも適している、とわかったのでそれ以来、重宝している米粉です。
とても使いやすいので、試してみてくださいね!
- 材料 焼型(17.5×7.5×6)1台分
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- A
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- 米粉
- 100g
- 砂糖
- 大さじ1
- 塩
- 小さじ1/2
- ドライイースト
- 2g
- 油(今回は米油を使用)
- 大さじ1/2
- ぬるま湯(40℃~45℃)
- 70~80g
- 作り方
- 所要時間60分
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- STEP1
- 焼型にクッキングシートを敷く
- STEP2
- ボウルへ、計量したAを入れるこのとき、米粉→砂糖→(砂糖の上に)ドライイースト→塩(砂糖から離した場所へ)の順で入れていく
- STEP3
- 全体をさっと混ぜる。ぬるま湯を半分入れて混ぜ、全体的に粉っぽさがなくなり、まとまってきたら油を加える持ち上げて流し落したときに、線が残る程度のゆるさになるよう、残りを少しずつ加えながら混ぜていく(水分量はその日の気温や湿度によって前後します。ぬるま湯は、夏など気温の高い日は水でもOK)
- STEP4
- しっかりと混ぜていく。ハンドミキサーを使用する場合は、低速から順に速さを上げ(最初から高速にすると、飛び散るので注意)3分混ぜる ※今回使用したミキサーは5段階速度のもので、最終的に4速に上げて3分混ぜました。泡だて器で混ぜる場合は、5分しっかりと混ぜてください
- STEP5
- 型に流し入れ、ラップで覆い輪ゴムで止め、40℃で生地が約1.5倍になるまで発酵させる(約20~30分)。オーブンに発酵機能がない場合は、60℃の湯をコップなどに入れたものを鍋に置き、パンを並べ入れてふたをする。パン型が入る鍋がなければ、大きめの袋や空き箱などでも代用可能(季節によって発酵温度は異なります。冬の現在で約40℃、夏など気温が高い日は約35℃~)
- STEP6
- 発酵したらオーブンを170℃に予熱する予熱完了したらラップをはずし、隙間ができないように、アルミホイルをかぶせて20分焼く(隙間があるとオーブンの温風が入り、生地が乾燥して白焼けしてしまうので注意)このとき、山型に焼きたい場合は真ん中を少し高めに、四角く焼きたい場合はホイルをした後に、上から天板や耐熱容器などをのせるとよい
- STEP7
- 焼き上がったらアルミホイルをはずし、さらに170℃で10分ほど(焼き色がつくまで)焼く
- STEP8
- 焼き色がつけば完成!焼きたてを食べない場合はすぐに型から出し、アルミホイルかラップで包んで、蒸気(水分)を逃さないようにする(しっとり食感になる)
前述の「ミズホチカラ」でパンを作ると、さらにもっとキメの細かいパンに仕上げることができます。
市販されていることの少ない米粉ですが、ネットではさまざまな米粉が販売されています。いろいろ試してみると、それぞれ仕上がりの表情が違うので楽しいですよ。一度作ってみてくださいね!
この記事を書いたライター
ライター一覧- 奥野京子さん
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体調不良をきっかけに食生活を見直し、その一環で米粉を使うように。 料理や製菓の他、グルテンフリーのパン作りを日々研究中(2017年より、みふぁいゆ という屋号で活動開始)。 簡単かつ美味しいレシピをお届けします。