/ 2019.03.14

子どもの字が汚いのは、鉛筆の持ち方が原因かも?正しい持ち方ができてないと、筆圧が弱い・歪む・姿勢が悪いなどの癖が身について、正すのにもひと苦労。大人も使える矯正アイテムで、親子で鉛筆の正しい持ち方からの美文字を目指しましょう◎

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「字を書く」は子どもの成長の証

保育園や幼稚園でひらがなを覚えると、文字に興味を持ち始め、友だちや先生に手紙を書いたり、本を読み始めたり。

文字がわからない小さい子どもでも、鉛筆やペンを持って「書く」ことが好きで、紙を見ては鉛筆や色ペンを握って「書く」遊びをしている、2歳児の行動に成長を感じる反面、壁紙や提出書類に落書きされないか、とヒヤヒヤしています。

子どもの鉛筆の持ち方や姿勢が気になる

書くことに慣れてきた子どもは、学習中の姿勢が気になるところ。友だちに手紙を書いていた小学2年生の長女は、文字はキレイなのですが、書いているときの姿勢が覆いかぶさった状態で、もはや手元が見えませんでした。

キレイに文字が書ける長女。でも、学校の勉強中の姿勢が気になります…

勝手に鉛筆でお絵かきを始める2歳の女子に比べて、年長になる三男は自宅で文字を書いている姿を見たことがなく、試しに鉛筆を持ってもらってみたのですが、

持ち方が怪しい…(汗)

私も鉛筆の持ち方には自信がなく、実は箸も曖昧。子どものうちに矯正しないと、大人になっても間違えた持ち方の癖が直らないので、文字も姿勢も「美しい」とはかけ離れた状態に苦労しています。そんな私が、子どもに正しい鉛筆の持ち方を教えることができるのでしょうか。

鉛筆の持ち方矯正アイテム

子どものうちに、正しい持ち方を覚えてもらいたいと思い、何か自然に持ち方を正せる文具を探していたところ、こんな矯正アイテムがありました。

「鉛筆持ち方矯正 Firesara ペングリップ(3個セット)」1499円(※購入時価格)

鉛筆デビューや矯正初級に向いている形の、持ち方グリップ。かわいいフクロウの顔が書いてありますが、矯正の段階によりグリップの形も変わり、他にもイルカや蝶などのシリーズがあるそうです。

筆箱に常備するには、少し大きいサイズ
下から見ると穴が3つと、不思議なデザイン
重さは約10gでした。右左兼用で使えるそう

試しに姿勢の悪かった長女に、装着して書いてもらうと、

グリップを意識すると、鉛筆が良い角度で立ちました

机から眼が離れて、姿勢が戻っているではないですか!

使い方は簡単!鉛筆に取り付けるだけ

この矯正グリップは三角や六角、丸など、さまざまな鉛筆の形でも装着ができました。

六角の穴に鉛筆を通して固定。取り付け箇所は、先から約3センチが目安
親指と人差し指を両側のホールに入れて
中指をリング部分に入れて、装着完了!

薬指をでっぱりに添えれば、正しい持ち方の完成です。

持ち方グリップを実践してもらいたい子どもの特徴

  • 力が入らず、筆圧が弱い
  • 濃い鉛筆を使っていても、筆圧が薄くて文字が細い
  • 文字を書くときに手が浮いている
  • 持ち方が決まっておらず、毎回支える指が異なる
  • 文字を書く姿勢が悪い

誰でも鉛筆の持ち始めめは、グーで握って持つのかと思っていたのですが、きょうだいの様子を見ていると、始めからきちんと持てる子もいれば、小学生になっても正しい持ち方ができていない子もいて、鉛筆の持ち方は人それぞれ。

矯正グリップを使用して、何度も繰り返し書くことで、自然と持ち方が安定するのかな、と思いました。

左利きの四男も、何度か矯正グリップをつけて書いていたら…
グリップを取って持たせてみたところ、正しい持ち方になっていました

あくまで矯正なので、すぐに正しい持ち方が身につくわけではなく、持ち方が安定するまでは、ある程度の回数や時間が必要でしょう。口で説明するのが難しい「鉛筆の持ち方」。持ち方グリップは、子ども1人でも簡単に正しい持ち方が自然と身につくサポート文具、だと感じました。

そして、この持ち方グリップを使っていた子どもの様子を見て、おばあちゃんたちが口をそろえて言うのが

昔はこんな便利な道具はなかったね

そして、「あなたたちが小さい頃は、鉛筆やお箸の持ち方を教えるのが、本当に大変だったわ」と子育て時代を振り返っていました。正しい持ち方を教えるのは、いつの時代も母親の役目なのかもしれませんね。

最初は誰でも字が汚い!「書ける」ことを褒める

小学校に入ると、日記の掲示などで字が上手な子・汚い子と得意不得意が出てきますが、低学年はみんな字が汚いのが当たり前。また、十分に文字が書けないうちに、漢字を覚えないといけないこともあり、子どもなりに大変です。

文字や漢字を覚えられなくても、正しい持ち方で一字一字に集中し、キレイに文字が書けたときは褒めてあげたいと思います。

矯正なので、すぐに効果があるとは限りません

また、このフクロウの形をした持ち方グリップは、対象年齢3歳から。シリコンなので嫌なゴムの臭いもなく、小さな子どもが噛んでも苦味もない丈夫な素材です。

誤飲する恐れもない大きさなので、2歳児にこの持ち方グリップをつけた鉛筆を渡したところ、「こわい!」「いらない!」と言って拒否されてしまいました(笑)。

始めから持ち方グリップをつけて鉛筆を持たせるより、子どもが興味のあるときに装着してあげると、鉛筆デビューや矯正スタート時に、スムーズに導入できると感じました。

この記事を書いたライター

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meguさん

大学事務員とwebデザイナー、ライターなどを兼業している5男3女の8児のワーママ。趣味はネイルとフラワーゼリー。子連れでも大規模な展示会や旅行へ行くアクティブ派で大人数料理が得意です。

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