いつの間にかどんどん増えていくおもちゃや、散らかりがちな学用品。子どもでもしっかり管理できるようにしていきたいですよね。小さい頃から「整った部屋は気持ちいい」ということを感じてもらうために、一緒にお片づけするコツをお伝えしたいと思います。

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整理したいモノを全部出す

わが家の場合はおもちゃを整理したかったので、すべて集めて全部出しました。

時間がないときや子どもがまだ小さい場合などは、「今日はぬいぐるみだけ」など少しずつ進めていくと、子どもでも飽きずに一緒に作業できますよ。小さな達成感を積み重ねると「次もやってみよう!」と思えます。

収納ケースもキレイに掃除

全部出して空っぽになった収納ケースや引き出しは、1番掃除しやすいタイミング。子どもも一緒に掃除をすれば、「キレイにするのって楽しい」と思ってもらえるチャンスです。掃除好きな子になってくれると、親としてもうれしいですよね(笑)。

いる・いらないを仕分ける=整理する

【いる】【いらない】【迷う】の3つに分けて仕分けをしていきます。迷ったモノはしばらく見えない場所に置いておき、期限を決めて保管するようにします。期限が来たらまたそれらを【いる】【いらない】【迷う】に分ける作業を繰り返します。

娘は迷うことがなく、サクサク仕分けができるタイプ。なので【いる】【いらない】のみに分けました。

要・不要の判断は子どもに任せます。このとき子どもが「いらない」と思ったモノに口出しするのはおすすめできません。

せっかく自分で判断できたのに、親から「もったいない」「まだ使えるんじゃない?」「おばあちゃんからもらったのに」などと言われると、自分で考えることをやめてしまいます。

自ら判断し行動することは、子どもの自立にもつながっていきます。ですからここはグッとこらえて、「自分で選べてすごい!」などとポジティブな言葉をかけてあげるようにしましょう。

グループごとに仕分ける

今度はいるモノをグループ分けします。写真はお出掛けグッズを4つに仕分けた様子です。かばん・持ち物・ぼうし・こもの、と子どもが判断しやすいように仕分けました。この仕分けは子ども自身に考えてもらってもOK。わが家も娘が分けていました。

グループごとに分けるときは「同じ仲間はどれかな?」「これと一緒に使うモノはどれかな?」などと声がけをしてあげると、子どもでも分けやすくなります。

ケースに収納していく=整頓する

仕分けたモノを使いやすいようにケースに収納していきます。写真ではかばんと持ち物を同じボックスに収納しています。

持ち物はさらに小さめの収納ケースを用いて仕分け。ボックス内で倒れたり、かばんと混ざってぐちゃぐちゃにならないように工夫もしています。

収納ケースなどは使う場所やしまうモノ、子どもの年齢によって変化していきます。なのでどんな場所でも使い回せるアイテムがあると重宝しますよ。無印良品の収納アイテムは寸法が細かく計算されていて、いろいろな場所で使えるのでオススメです。

子どもの性格に合わせた収納方法にする

例えば娘はアウターや羽織をハンガーに掛けるのを面倒くさがっていました。帰宅すると床にポーンと置いていたり、ベッドの上に放り投げたり…。

そこで保育園時代と同じように、掛けひもでつるす収納に変えました。これなら娘にとってもアクション数が少なくてハードルが下がり、すんなり片づけるようになりました。

このように子どもの性格によって収納方法も考えなくてはなりません。「どうやったら使いやすい?」「こんな風にしたら片づけられそうかな?」など子どもに質問してみると、収納方法のヒントが見えてきますよ。

中身をしっかりラベリングする

中に何が入っているのか分かるようにラベリングしておくと、子どもでも自ら片づけやすいですよね。文字が読める子ならひらがなで、まだ小さいうちは写真を貼ったりイラストを描いたりすると判断できますよ。

「同じ写真のところに戻そうね」「ここがぬいぐるみのおうちだよ」などと声を掛けると、小さい子でもちゃんと戻せるようになります。

不要品はリサイクルする

不要品でキレイな状態のモノは、できるだけお友だちに譲ったり、リサイクルショップに持って行ったりします。そうすることで「モノを大事に扱おう」「自分には不要でも、必要としてくれる人がいる」ということも伝えることができます。

「使わないから捨てる」「もったいないから捨てない」ではなく、「モノを大切に使う」という事が身についたらなと私は考えています。

子どもでも管理できる適正量に

子どものうちは個人の持ち物はまだ少ないです。ですから、自分の持ち物は把握できているという状態にできると望ましいですよね。持ち物が把握出来ていると収納もしやすく、片づけもあっという間に終わります。

持っているモノを把握できているので、なにか新しいおもちゃを欲しがったときにも「じゃあ1つ増えたら1つ減らそうね。何を減らす?」と提案しやすくなります。こうすることでモノが増え続けるということも減ると思います。

成長とともに持ち物も変わり、収納方法も変わっていきます。定期的に「全出し」、「仕分け」、「収納」を繰り返し、年齢に応じた適正量を見つけていってくださいね。

この記事を書いたライター

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ちびかおさん
プラチナライター

シングルマザー時代の<ワンオペ+フルタイム勤務>の経験を活かし、ズボラでもできる掃除しやすい家づくりをInstagramで日々発信しています。「整理収納教育士」「片づけ遊び指導士」「ノーマライゼーション・ファシリテーター」「自考力マイスター」を取得。

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