大切なお祝い事で贈る祝儀袋、せっかくキレイな物が多いのに、中のお金をいただいたらおしまい、と言うのは味気ないですよね。贈った人に思い出として、ずっと形に残してもらえる。そんなエコで使える「布製 手作り祝儀袋」の作り方を紹介します。

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この祝儀袋を贈る上での注意点

できあがりはハンカチやミニ手ぬぐい、小型ランチョンマットくらいに使えるサイズです。ただし、ハンカチは昔の言い方で「手布(てぎれ)」と言うため、結婚式には縁起が悪い、と気にする人もいるかもしれません。

そのため、目上の人や上司の結婚式用には、あまり向かないかもしれないことを踏まえた上で、そういったことを気にしない友人などに贈るのがベターです。

完成した祝儀袋と、広げたランチョンマットでの使用図例、サイズ感

子どもの進学祝いや出産祝いなどにも最適です。ここでは、ランチョンマットを使用例にしたため、少しハリのある生地を使用していますが、ガーゼ生地を選んで手ぬぐいやハンカチに使用してもらっても。もらう人の好みやシチュエーションを考えた布選びも楽しいですね。

準備する材料

ダイソー「厚紙A4用(8枚入)」「特撰祝儀袋(30枚入)」各108円
  • 生地(縦42cm×横27cm以上の大きさの物)
  • 金封
  • 水引
  • 厚紙
  • 細めの両面テープ
  • パソコン用プリント用紙
  • 定規

※100円ショップで1つ購入して、包み以外の水引や金封など、ひと通りを使用してしまうのもアリ。ただし、書き損じなどの失敗が心配な人は、別途購入して数枚用意しておいた方が良いです

ダイソー「祝儀袋」108円

事前に用意する物

  1. 好きな生地を裁断し、四辺を三つ折りで縫う(ロックミシンで処理をしてもOK)
  2. 金封の表書に金額、裏面に住所を記入する
  3. 短冊に記入する
    短冊(縦17cm×横3cm)

    ※わが家では、金封も短冊もパソコンで文字印刷していますが、きちんと毛筆などで手書きする場合は、先に記入して乾かしておいてください

  4. 水引の準備をする
    ※私は購入していますが、これも自分で作る場合は、ここで準備しておいてください

作り方

  1. ご祝儀袋の中敷用の厚紙を、縦15cm×横は用意した水引の横幅よりマイナス5mmに切る(ここでは水引の幅が10cmなので、横幅9.5cmに切っています。「用意した水引の横幅よりマイナス5mm」と言うのは、祝儀袋の形に折り畳んだときの布の厚み分です
    厚紙を少し小さめにしておくことで、折り畳んだ布の厚みがあってもハマります(そのため厚めの生地を使用する場合は、もう少し小さめに切ってください)
  2. 布の裏面中央に、金封→1で切った厚紙の順に配置する
    厚紙の下に、金封が重なって隠れている状態。この厚紙の下側が、できあがりの袋の正面になるので、金封も正面が表に向くように重ねてください
  3. 向かって左側を縦に折る
  4. 次に右側を折る
    一度折るたびにアイロンをかけると、ピンとキレイに仕上がります
  5. 中の厚紙に沿って、上を約5cmぐらい折る
    折り畳みながら、厚紙の位置も調整して、配置してください
  6. 上の布の折り返しに、下をかぶせる形で折る(今回は結婚お祝いの祝儀袋として作りました)
    慶事では「喜びで上を向く」という意味で、万歳をしているような上向きで重ねます。下に向くように重ねると、弔事となります
  7. 水引をはめる
  8. 短冊を中央に挟み入れ、軽く裏側に両面テープで留めて完成
    短冊の裏に、少しの両面テープで軽く留めて固定しておくと、短冊が外れにくくなります

ジューンブライドの結婚式に招待されることも多いこの時期、

心を込めたオリジナルの祝儀袋で、大切な人を祝福してみてはいかがでしょうか♪

この記事を書いたライター

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akkoさん

5歳のおてんば娘と、多趣味で自由人な旦那、野生0で甘えん坊な猫2匹暮らし。ぬいぐるみデザイナーとPCインストラクターの経験から、趣味兼実用で、お手軽で役立つモノ作りを趣味にしています。

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