働くママが知っておきたいニュースを編集部員・シリタガリ子がリポートする「1分で知りたい・気になるNews」。今回のテーマは、【日本人のがん】について。最近、よくニュースで取り上げられていますが、「若いから大丈夫」と思っていたら大間違い!

20~50代は女性の方が「がん」になりやすい

「がん対策推進企業アクション」アドバイザリーボード議長の中川恵一さん(東京大学医学部附属病院放射線科准教授)によると

「がんは日本人の死因第1位。男性の3人に2人、女性の2人に1人が生涯にがんを発症。ただ、20~50代では女性の方ががんになる人が多いです。」

なかでも、子宮頸がん罹患率は30代、乳がんは40代がピークに。

「近年、欧米ではがん死亡率が減少傾向なのに対して、日本では増加しています。日本は世界一、がんが多い国なのです。」

出典:国立がん研究センターがん情報サービス

日本は“がん対策後進国”、子どもへの教育がスタート

早期のがんなら、約9割は治療で完治します。でも、早期はほとんど自覚症状がなく不安…。

「だからこそ『がん検診』による早期発見が大事。ところが、日本のがん検診受診率は50%以下。国際比較でも、OECD(経済協力開発機構)加盟国30カ国の中で最低レベル。がん対策の分野では後進国なのです。」

 その原因の一つが、これまできちんと「がん教育」が行われなかったことだそう。

「今年から、小・中学校、高校で『がん教育』がスタートしました。また、厚生労働省では大人に検診の重要性を伝える『がん対策推進企業アクション』を実施しています。がんへの意識が変わってほしいですね。」

編集部・シリタガリ子のまとめ

私も「時間がない」「検査が苦痛」と思わず、会社や地域のがん検診を受診しなきゃ!

※この記事は、2017年8月発行の「ぎゅって 盛夏号」に掲載した記事を再編集したものです

突撃したのは

シリタガリ子さん

大きな鼻でニュースを嗅ぎ付け、「ブブッ」と来たら猪突猛進! くるっと巻いたショートボブがチャームポイント。