普段何気なく使っているホッチキス。今は用途に応じていろいろな進化を遂げていることをご存知ですか?しかもそれが100均で手に入るとなれば、試すしかない!今回はダイソーで売られていた3種類を徹底検証!あなたが1番使ってみたいものはどれですか?

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ホッチキスが進化していた!

今回紹介したいのは、この3種類。

左:「針のいらないステープラ」108円 / 中央:「まわるホッチキス」108円 / 右:「軽くとじられるホッチキス」324円 すべてダイソー商品

すべてダイソーの文房具売り場で売られている商品です。すべて「紙を挟んでとじる」という使い方は同じですが、それぞれ得意分野が異なるホッチキスなのです。「ホッチキスに得意分野?そんなのあるの?」と思いませんか?さっそくそれぞれを紹介しますね。

【1】手にフィット!軽くとじられるホッチキス

一瞬買うのをためらってしまうダイソーの300円商品。最大の特徴は何といっても

20枚が軽くとじられるということ

20枚とは、結構な枚数ですよね。「本当に~?」と疑いつつ、さっそく紙20枚をパチン!

おおー!確かに軽くとじられる!

普通のホッチキスで20枚をとじるときは、左右の親指を重ねて力を入れる感じですが、この商品だと片手で簡単にできてしまいます。ネーミング通りの商品にびっくり。簡単にできるので、パチン!パチン!とちょっと癖になりそうです。

しかもこのホッチキス、とじた後の針がフラットになるんです。

上:軽くとじられるホッチキス / 下:普通のホッチキス

フラットな分、針に引っ掛かることが少ないように感じました。また厚みが出にくいというメリットも。

【2】アイデア商品!まわるホッチキス

その名の通り、まわるホッチキスです。どこが回るかというと、この部分。

わかりますか?持ち手に対して、マガジン部分(針を入れる部分)を90度回転させることができるのです。これをすることで…、

中とじが可能に!

子どものノートがほつれてきてしまったときや、紙を筒状にしたいときなど、「こっちの向きにとめたいのに!」ってことがありますよね?このまわるホッチキスだと、とじたい向きにとじることができて便利!もちろん、普通の向きでも使えますよ。

【3】エコな時代にぴったり!針のいらないステープラ

ホッチキスの常識をくつがえした商品ではないでしょうか、

針がいらないホッチキスです!

まるで穴開けパンチのよう。紙を挟む部分が狭いのが気になりますが、さっそく紙をとじてみると…、

なんと、紙に穴をあけ、その一辺を折り曲げ、さらに切れ込みを入れた部分に折りこむ…、という作業が一瞬にして完成!

ちょっと折り曲げる程度だと思っていたので、これにはびっくり。普通のホッチキスに比べると力が必要ですが、この作業をするのなら仕方がないと納得です。

針でとじていないのに、外れてしまうこともなくホッチキスとしての機能にはまったく問題がありません。ただし、一度に4枚までと枚数が少なめなので、使用可能シーンが限られてくるところが残念ポイント。とはいえ、針を使わないので非常にエコですし、外れた針が落ちる心配もないので、小さい子どもがいても使いやすいですね。

使い心地・仕上がりの厚みを徹底比較!

3種類のホッチキスで、2枚の紙をとじる×10部を作成して比較してみました。

軽くとじられるホッチキス

軽いというだけあって、安定の使用感。普通のホッチキスに比べ丸みを帯びた形で小ぶりなこともあり、手にフィットし楽に作業が進みました。

重ねた高さは約1cm。針がフラットになる分、普通のホッチキスでとじるより薄く感じます。しかし、このホッチキスは厚いものを得意としているため、紙2枚だけでは少し針が浮いており、薄いものをとじるには向いていないように思いました。

まわるホッチキス

90度回した状態で10部作成してみましたが、普通の状態と変わらず、動きが悪い、使いづらいということもなく作業ができました。

重ねた高さは約1.5cm。軽くとじられるホッチキスと比較すると、1.5倍の厚さになってしまいました。ですが、このホッチキスの魅力は何と言っても回転するところ。この厚さは特に問題ないかと思います。

針のいらないステープラー

10回連続で使用するのは少々つらい硬さです。親指の付け根が痛くなってしまいました。ワンプッシュでさまざまな工程をこなしていると考えれば仕方がないのでしょうが、「このホッチキスで資料20部とじておいて」と頼まれたら、丁寧に断りたいレベル。ですが…、見てください!

重ねた高さ、なんと約7mm!見た目はとじる前とほぼ変わりません。これには感動です。子どもが学校や保育園からもらってきたプリント類をファイリングするときに、ホッチキス部分だけ分厚くなって気になりませんか?これを使えばすっきり保管できちゃいますね。

まとめ

今回は、ダイソーのホッチキス3種類を紹介しました。それぞれメリット・デメリットがありましたね。紹介したすべてを購入しても540円と、とてもリーズナブルなのですが、ホッチキスは家に一つあれば十分!という人は、

  • 一度に何部もとじる・厚い物をよくとじる → 軽くとじられるホッチキス
  • 時々使う・工作や本をとじる用 → まわるホッチキス
  • 一度に1~2部程度しかとじない・とじたものをファイルしたい → 針のいらないステープラー

こんな感じで、一番用途にあった物を選んでみてはどうでしょうか?

この記事を書いたライター

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へそ野へちまさん

趣味は手芸、でも料理はやや苦手。子どもたちが寝た後、夫婦で海外ドラマを見るのが日課です。年に1度は沖縄旅行!を合言葉に500円玉貯金に励む、3人兄弟の母です。

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