ママはもちろん、パパも親子クッキングデビューしてみませんか? 野菜も栄養もまとめてとれる、おすすめ一皿レシピを紹介します。年齢別のお手伝いポイントも紹介するのでぜひチャレンジしてみてね。

「親子で楽しく作る」が子どもの生きる力に

楽しく食事をすることは、「子どもの生きる力」に直結します。だからこそ、子どもには料理の手伝いをさせたいもの。

食材を洗ったりちぎったりすることで、「食べ物」への関心が身に付きます。一緒にごはんを作ることで親子の絆も深まるでしょう。何より、「自分がお手伝いしたごはんで家族が笑顔になる」ことは、子どもにとって大きな喜びになるはずです。

もちろん、お手伝いといっても1~2歳では遊びの延長のような感覚です。特に料理初心者のパパと子どもの料理作りは、まさに未知の世界への冒険そのもの。ワクワクドキドキしながら、一緒に料理を楽しみましょう。ママはその時間を一人で自由に過ごすなど、リフレッシュに使ってもいいですね。

ぜひパパと子どもの親子料理にチャレンジしてみませんか。子どもと一緒に作れる、野菜もたっぷりのレシピを紹介します!

盛り付けは子どもが自由に! タコライス

材料 3人分
牛豚合いびき肉
350g
玉ネギ
1個
ニンニク
2かけ
ショウガ
1かけ
ミニトマト
9~12個
リーフレタス
3~4枚
パプリカ
1/2個
オリーブオイル
大さじ1
粗びきこしょう
少々
少々
ウスターソース
大さじ3
ケチャップ
大さじ3
ピザ用チーズ
適量
ごはん
適量
作り方
所要時間25
STEP1
ニンニク、ショウガはみじん切り。リーフレタスは千切り。ミニトマトは半分に切る。パプリカは縦半分に切って薄切り。玉ネギは粗みじん切り。
STEP2
フライパンにオリーブオイルをひき、ニンニク、ショウガを加えて弱火で香りたつまで炒め、ひき肉を塊のまま入れる。肉の色が変わり始めたら玉ネギを加えて、肉をほぐしつつ炒め、塩、粗びきこしょうを加える。ウスターソース・ケチャップを加えて味を調える。
STEP3
ごはんを器によそい、2のひき肉炒めと、ミニトマト、パプリカ、レタスを盛り付け、チーズを掛けて出来上がり。
お手伝いポイント
3~4歳
ボウルに入れたミニトマト、リーフレタス、パプリカを水で洗う。ミニトマトのヘタを取る。ごはんをよそい、盛り付けをする。
5~6歳
フライパンでひき肉やニンニク、玉ネギなどを炒めるとき、木べらで混ぜ合わせる。やけどをしないよう注意して!

大人用には「カイエンペッパー」を後から加えて辛みをつけるのもおすすめ!

卵を上手に割れるかな? 青菜の親子丼

材料 3人分
鶏もも肉
1枚(250g)
3個
小松菜
5~6株
三つ葉
1~2茎
ごはん
適量
A
200CC
だし昆布
1枚
かつお節
少々
B
しょうゆ
大さじ4
みりん
大さじ2
大さじ2
砂糖
大さじ2
作り方
所要時間20
STEP1
鶏もも肉を一口サイズに切る。卵は割り溶いておく。小松菜は3cm程度のざく切りに。
STEP2
フライパンにAと鶏もも肉を入れて火にかける。火が通ったら小松菜を加えてふたをし、煮立ったらBを加えて火が通るまで5~7分煮る。
STEP3
溶き卵の半分を、2のフライパンに回し入れる。少し固まったぐらいで、残りも回し入れ、火を止めてさっとかき混ぜ、ふたをして蒸らす。好みの半熟具合になったら出来上がり。
STEP4
ごはんを器によそい、お玉で具と汁をすくってごはんに掛け、三つ葉を載せる。
お手伝いポイント
3~4歳
小松菜を水で洗う。卵を割り、よくかき混ぜる。
5~6歳
ごはんを器によそい、お玉で具と汁を盛り付ける。器は台など安定したところに置き、やけどに注意して。

溶き卵の回し入れ×2回がポイントです。大人用には山椒をかけて召し上がれ!

お話・レシピ監修

滝村雅晴さん( パパ料理研究家 )

株式会社ビストロパパ 代表取締役。大正大学客員教授。日本パパ料理協会会長飯士。農林水産省食育推進会議 専門委員。日本で唯一の「パパ料理研究家」として、料理教室やセミナーの開催、NHK「きょうの料理」などに出演。

※この記事は、2017年8月発行の「ぎゅって盛夏号」に掲載した記事を再編集したものです