question歯磨きを泣いて嫌がる

2歳の娘は毎日歯磨きを嫌がり、いつも泣いています。無理やりしているため、ちゃんと磨けているのかも気になります。そろそろ自分で磨いたりもしてほしいですが、やる気がなく困っています。
[東京都 M・T]

answer家族で楽しく歯磨きのイメージ作りを

子どもが歯磨きを嫌がるのは「ママに無理やりされる」というイメージから。慌てて、歯ブラシを歯茎に当てて痛くしたり、怖い顔になったりしていませんか? 大事なのは「歯磨きは楽しい」と思わせること。絵本や動画、アプリなどを活用したり、きょうだいがいる場合は汚れをピンクに染める液体を使って競争させてもいいですね。また、たまにはママが子どもに磨いてもらったり、ママがパパの歯を磨いているところを見せるなど、家族みんなで「歯磨きの時間」を共有するのも一案です。

子どもの歯磨きははじめからうまくできなくて当たり前。お風呂でもリビングでも、子どもがやりたい場所で磨かせましょう。焦らず、徐々に挑戦する箇所を増やし、できるようになったら褒めることも大事です。ただ、6~7歳くらいまでは、基本的にきちんと仕上げ磨きをするのは親の役目と考えてください。

アドバイザー

若月宏之先生

「こどもの歯医者さん」院長。日本小児歯科学会認定小児歯科専門医(厚生労働省認可)、日本外傷歯科学会認定医。怖くない、痛くない、子どもが行きたくなる楽しい歯医者さんを目指している

※この記事は、2019年7月発行の「ぎゅって首都圏版」に掲載した記事を再編集したものです

illustration HAYASHI Yumi