/ 2021.07.05

子どもは暑がりなため、快適に眠るためには大人がちょっと涼しすぎると感じる20~22℃くらいがちょうど良い室温。でもエアコンつけっぱなしで寝るの?と気になることも。就寝中のエアコンとの上手な付き合い方を乳幼児睡眠コンサルタントが解説します。

index目次

エアコンはつけっぱなしでもOK

結論から言うと、エアコンはつけっぱなしでOKです。室温が上がりすぎてしまうことの方が危険です。

室温が上がりすぎることによって、寝汗をかきすぎて脱水症状になる可能性や、月齢の低い赤ちゃんでは体温調節が未熟なため体温が上がりすぎて乳幼児突然死症候群の危険があるためです。

夜中に寝苦しくなって目が覚めてしまい、うまく眠れなくて夜泣きの原因にもなります。もちろん、朝方冷えすぎる場合はタイマーなどで調節が必要です。

また、ずっとエアコンをつけていると空気が乾燥するので、適宜加湿器をつけるなどして、湿度は40~60%を保ちましょう

エアコンとの上手な付き合い方

つけっぱなしで良いと言われても、「エアコン病」なんて言葉もあるくらい、エアコンで体が冷えすぎてしまうのは心配ですよね。そうならないためのエアコンとの上手な付き合い方をまとめて紹介します。

適切な温度で使用する

子どもにとって快適な室温は20~22℃です。室温計を持っていない人も多いかもしれませんが、大人が寝るにはちょっと肌寒く、上着やブランケットを掛けたいな、というくらいの温度です。寒い!と感じるほどでは冷やしすぎです。

風が直接当たらないようにする

エアコンの風が直接当たると体温が急激に下がってしまい、体に良くありません。さらには乾燥したエアコンの風が肌表面の水分を奪ってしまうことで乾燥肌になってしまい、カサカサやかゆみに悩まされることになりかねません。

風向きを調整するか、それでもどうしても当たってしまう場合はエアコン用の風除けという専用の商品もありますので、使ってみてください。

湯船にしっかり入る

夏場は暑くてついついシャワーだけで済ませてしまおう…!なんて思ってしまいがちですよね。でも、エアコンで体が冷える夏だからこそ、お風呂でしっかり体を温めることが大切です。

エアコンの効いた室内と暑い外を行ったりきたりすると自律神経が乱れがちになります。それを防ぐためにもお風呂で温まることは有効です。

寝具を工夫する

寝ながら動いて布団をはいでしまう子どもにはスリーパーがおすすめです。月齢の低い赤ちゃんには、袋状になって包み込まれるスリープサックというアイテムもおすすめ。

おなかが冷えると下痢などの不調の原因にもなりますので、寝具を工夫して冷えすぎないようにしてください。

臭うかも?と思ったらクリーニングを

エアコンを使う上で最も重要なことはエアコンを清潔に保つことです。エアコンって実はすごくカビが生えやすいんです。汚れたままのエアコンは病気や体調不良の原因になります。

季節の変わり目に、そろそろエアコンをつけようかな?と思ったら、まずはエアコンクリーナーなどで掃除をするようにしましょう。数年に1回はプロの業者さんに頼んで、しっかりクリーニングしてもらうのもおすすめですよ。

この記事を書いたライター

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ねんねママさん

乳幼児睡眠コンサルタント(CISA/米国IPHI資格)。個別コンサルテーションやねんね講座の他、運営する「寝かしつけ強化クラス」では月間200問以上の睡眠に関する質問回答を行っている。日本初の乳幼児睡眠を専門に学べるYouTube「寝かしつけ専門学校 ねんねママちゃんねる」を立ち上げ、運営。その他にもInstagramやVoicyなどのSNSでも寝かしつけに悩む親向けの情報を発信中

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