日頃の仕事や子育てに追われて、気付きにくくなっているかもしれませんが、実はあなたも「スマホ首」になっている可能性が。今回はスマホを操作するときに、気を付けたい姿勢やストレッチについて伝えます。

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「スマホ首」って?

「スマホ首」とは、主にスマホやPC利用による筋肉の張りや緊張が頭、首・肩で起こること。

重度の人だと、痛みや痺れを引き起こすことも。いわば「ストレートネック」の状態です。特にデスクワークをしている人に多かったのですが、スマホの普及でデスクワーカーでなくても増えています。

「ストレートネック」とは、本来顔側に凸のカーブを描きながら並んでいる首の骨が、まっすぐになってしまうこと。

まっすぐになってしまうと、頭の重さがうまく逃げず、首・肩に重さがそのまま乗っかってしまうんです。そうなると、姿勢を保つために頑張らなきゃいけないのが筋肉で、首・肩の筋肉がパンパンのごりごりになってしまうんです。

こんな姿勢してない?

電車でよく見かける光景。

首から背中が丸まり、持っているスマホを覗き込む姿勢。この姿勢でずっとスマホを見ている人が多いです。

身体を休めることも大事なので、この姿勢はやってはいけないわけではありません。ただスマホに夢中になって、この姿勢のままで居続けることが良くないので、できる範囲で正しい姿勢に戻していきましょう。正しい姿勢で疲れたら、また少し崩しても構いません。

「スマホ首」にならない姿勢とは?

背筋を伸ばして、スマホを眼の高さに合わせて持ちます。テーブルの高さが低いと、首をかしげる姿勢となり、首・肩にストレスがかかるので調整しましょう。

電車内などでテーブルがない状態であれば、荷物を足の上に置いて、肘の高さを上げます。肘かけがあれば、使うのも手です。

ポイントは、スマホを持つときは目線の高さに近づけること

スマホに目線を合わせにいくのはNGです。スマホを自分の目線に合わせましょう。

首まわりのストレッチ

首回し・肩回し

基本の首・肩のストレッチ。大きくゆっくりと回しましょう。日頃、凝りが強い人が勢いよく回すと、痛める可能性が高いので“ゆっくり”が重要です。

おでこマッサージ

後頭部の筋肉と筋膜がつながっている、おでこの「前頭筋」という筋肉をマッサージします。指の腹で円を描くようにマッサージします。

首の後ろのストレッチ

顎を引き、頭の上に両手をのせて、首の後面を伸ばします。このとき、腕の重さだけで伸ばします。腕の力が加わると、肩・首・背中にまで緊張が伝わり、上手くストレッチできません。

今日からできることをいくつか挙げてみました。あまり辛かったら、マッサージや磁気の力に頼った方がいいかもしれませんが、根本的に解決したいのであれば、「姿勢を意識すること」「ストレッチ」が大切かなと思います。

この記事を書いたライター

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mikekoさん

小1、年中双子の母。理学療法士。 出産をきっかけに産前産後リハビリテーションを知り目下勉強中。
食費を削らない節約大好き。節税、ポイ活、つみたてNISAやってます。

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