年長になり、急に登園拒否を始めた長男。その対策として、効果のあった3つの方法を紹介します。その中には、登園拒否に限らず、他の困りごとの場面でも使えたり、意外な効果を発揮したりしたものも◎

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長男が登園拒否になり、困り果てました。園を休ませてみるのも手ですが、行きさえすれば楽しんでいる様子。私や次男の用事がある日もあり、登園させたいさまざまな事情があります。

なんとか嫌がらずに登園できるよう、いろいろ試したことのレポートです。長男は発達障害の傾向があり、療育の先生に教わった手法も含みますが、幼児全般にある程度有効だと思います。

【対策1】「ポイント表」でやる気を引き出す

まず作ったのが「ポイント表」。お店のスタンプカードのように、都度ポイントをもらい、決めた数までたまると、褒美がもらえる「トークン」と呼ばれる方法。

幼児の学習素材館「ちびむすドリル」の数字表をプリントして、ノートに貼付。100までたまると、ガチャガチャができる

トイレトレーニングの頃にも、シールがたまると褒美がもらえる表をトイレに貼っていました。今回は、“汎用的な”ポイント表を“ハンディな手帳サイズ”で作ったところ、とても良かったです。特に、以下の5点が便利だと思いました。

【1】付与対象や付与ポイント数を柔軟に決められる

ノートの最初のページをポイント一覧にして、随時追記

今一番頑張りたいことや難しいことのポイントを高くしたり、新たに頑張りたいことが出てきたら項目に追加する、などアレンジがいろいろできるので、その時々の困りごと対策を簡単に取り込むことができます。

【2】都度、褒美を準備しなくてもよい

褒美を都度与えるのは準備できないし、教育上もあまりやりたくない私。これなら褒美はいくらかたまった後だけなので、準備するのも楽ですし、小さな達成感を味わいながら、大きな達成感を得るまで、頑張り続ける力を養ってくれたら良いな、と思っています。

【3】数の勉強にもなるかも?

特にそうとは意識していなかったのですが、100くらいあれば足りるだろうと数字の表を使ったところ、カウントや数字を意識する練習にもなったようです。

【4】飽きたらアレンジできる

クリアしたら初めは数字に丸をつけていたのを、星型をつけたり、シールを貼ったり、特に好きなスペシャルシールに変えたり、と飽きないように印にも変化をつけていました。

スタートしたばかりのときや、ゴールの100までが遠くて中だるみしてきたときは、簡単な日常のタスクでもポイントをつけたり、中間地点に褒美を設定したりしてもいいですね。

【5】時々見せたい内容を一緒に携帯できる

後ろのページには「店での約束」や「声の大きさ表」を記述

小さいノートで常に携帯できるので、出先で時々見せたい内容も書いておけて便利です。

【対策2】「良いこと悪いこと日記」で可視化

登園拒否の理由は複数ありそうですが、一つはおそらく、園で嫌なことがあったから。それが記憶に強く残ってしまうようです。そのため、実際は楽しいこともたくさんあったことを印象づけるために、これを始めました。

息子が気に入っているノートを縦半分に仕切り、左半分には「嫌だったこと・悲しかったこと」、右半分には「うれしかったこと・楽しかったこと・褒められたこと・頑張ったこと」を書き出します。

まだ字が書けないので、聞き出して親が書いています。書く余裕がないときは、寝ながらヒアリングして、翌日に書きます。

実際書き出してみると、良いことは複数出てくるのに対し、悪いことは1個か、せいぜい2個程度しか出てきません。まったくない日もあります。

話しているなかでも、書き出した物を見ても、良いことがたくさんあったことを認識できます。「それ楽しそう!良かったね」「これは楽しかったよねー」など話している時間も楽しいです。

また、その日の出来事を自分から話してくれる、という意外な効果も。今まで園の出来事を聞いてもほとんど話してくれず、嫌なことがあったら寝る前や風呂でポツリと言っていた息子が、日記を書くときにはすんなり話してくれます。

今日ちょっと嫌なことがあったんだよね…。あ、日記書こうよ

と自分から言い出すことまであり、正直驚きました。私が

嫌だったことも、話すと少しすっきりするよね

と話していたからかもしれません。

悪いことも書き出すだけで終わらず、「嫌だと言えたのは偉かったね」「話してくれて、お母さんはうれしかったよ」というように、「良いこと(頑張ったこと)」の方に変換できると、なお良いそうです。

【対策3】「ミッションチェッカー」で遊び要素を入れる

商品に付属している本来の用途向けラベルは使わず、セリアの「どこでもラベル 取ってもキレイ」を横半分に切って、絵を描いています

これは元々、火の元や戸締りをしたことをチェックするための「火の元チェッカー」という大人向け商品なのですが、カチッと切り替える動作を子どもが好むことから、小学生の忘れ物チェック、支度や片付け用など、子ども向けに使っている人もいるようです。

わが家では「ミッションチェッカー」として使ってみました。

その日に探すもの(ミッション)を描いたシールを貼り、登園途中に見つけたら×を〇に変えるゲーム。遊び要素が入ることでやりたくなるようで、最初「行きたくない」と言っていたのが、「今日は〇〇を探そうか」などと提案すると、のってくるように。

探し物が描かれたシールは、夜日記を書くときに当日欄に貼ります。探す対象を日によって変えることで飽きにくく、何を探すか子どもに選ばせたり、色塗りを任せたりして参加させると、さらにやりたい気持ちになるようです。

雨の日は「せっかくだからカタツムリを探そう」と言ったり、「よく見るかっこいいバイク、朝は停まっていないんだね」など発見も楽しいですよ。「遅刻すると、同じ園のリュックを見付けられないよ」など、工夫次第で便利に使えます。

何事も親が強制して、お互いに嫌な気持ちになるより、子どもが自分の意志でできるのが一番。一緒に頑張りましょう!

この記事を書いたライター

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てんてんこさん

家事も育児も「手軽で最適」な解決法を探して楽しくがモットー。面倒くさがり&概ね合理主義&調査工夫は得意なアラフォーママです。年長&0歳息子と転勤族の夫がいます。

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