ワーキングマザー1年目は辛かったですか?私のワーママ1年目の危機、思い起こせば4年前(遠い目)、長男1歳1カ月の4月。職場復帰に伴い部署異動。辛い1年の始まりでした。

私損してる?夫へのイライラを転換した軌跡

今思うとすべての元凶は孤独でした。実家遠方、ワンオペ育児。職場にワーママが私のみ。悩みも不安も不満もぜーんぶ自分で抱えていた。子どもの体調不良対応も私。毎日の送迎から寝かしつけまで私。職場では18時に帰ることが申し訳無さすぎて、常に平身低頭(時間給でも無いのに)。

なんで私ばっかり…損してる!

この感情は、どこに向かったかと言うと…夫です (ひー)!要は「私もこれだけ辛くて大変なんだから、あなたも同じ思いをしろ!」と、怖い呪いにかかっていました。夫からすれば、帰宅すれば常に妻は不機嫌でパソコンを開いている。たまに手伝っても褒めない。子どもには優しいけれど、なぜ俺に冷たい!?

半年ほど経った後「そんなにいつも不機嫌なら、子どもを引き取るし好きにしていいよ」とぼそっと一言。私の逆鱗に触れ「こんなに育児も家事もやらないのに、私が専業主婦でも離婚して親権取れる訳ないでしょ!」で一蹴しました(鬼)。

私も本音はこのままではダメだと思っていました。仕事も家庭も中途半端な気持ち。環境は変えられないから仕事を辞めようかなと。

力を注いだのは家庭ではなく仕事

ただ辞めるだけでは悔しい!そこで辞める前に仕事で成果を出すことに注力しました。家庭ではなく仕事!?そうです、仕事。10年以上勤めて評価も受けてきて、結局、育児に負けて辞めた人の烙印は今後の人生に響く辛さだと。これだけでした。どうせ辞めるなら、半年でやれるだけやってボーナスを貰って辞めてやろうと。

仕事では18時がリミット。すべての業務を棚卸し選択と集中。生産性にフォーカス。やらないことを決めました。スキマ時間は書類時間。人間関係にも気を配り報連相は細かく。だんだん成果も出てきました。

すると短時間なのに生産性が高いと評価も上がり、なぜか出産してから雰囲気も良いと(関係無い)。仕事が時間内に終えられると帰宅してから仕事をする時間が減り今度は生活を整え始めました。仕事と同じ目線で生産性にフォーカス。時間を測って無駄なものを減らす。モノを減らす。新しい家電やトライできるものはすべててやってみて自分に合うものを残す。良いベビーシッターさんに出会えたことも大きなポイントでした。

あれ?うまく回っている?

ある日ふと「あれ?なんか仕事も家庭もうまく回っている。夫にイライラしない」。ワーママ一年生の終わり頃、気づく日がありました。仕事がうまくいくと家庭も上手くいくなんて昭和感満載ですが。生産性にフォーカスしてやること、やらないことを決める。ワーママ一年生の私には大きなマインドセットでした。

でもこれでは、やることをやらないで、やらないことをやっている(ように見える)夫にはイライラする根源は残ったまま。そこで私は何にイライラするのか?を掘り下げてみました。

私は何にイライラしているの?

夫へイライラしたらiPhoneのメモ帳へ書く。例えば(イライラが◯)

  • 料理をしない×
  • キッチンに使ったコップ放置◯
  • ゴミ袋がパンパンなのに替えない◯
  • 3日もやればOK。浮かび上がってきたのは…私はルール通りに片付けられてない事が嫌!でした(ひどい)。人に頼んだら、後は見て見ぬ振りが円満のコツと言われますが、見て見ぬ振りができない。こだわりが捨てられなかった。神経質なので(笑)。でもここがストレスポイントと判明。夫が家事をしてくれないことより自分の思ったようにしてくれないことが嫌だった。ではどうしたか?全部自分でやるか、自分好みに教育するか、二択しかありません。子ども1人なら全部自分でいける。しかし2人となるとやってもらいたいときもある。

    教育です!

    そこで夫を観察。どうアプローチすると上手くいくか?理系夫は取説などを細かく読むタイプ。曖昧な指示が嫌い。私ルールとか何それ?のタイプ。 お願いしたい家事はマニュアルを作りました。

    <例>

    ✴︎お弁当箱の帰宅後処理

  • お弁当箱は下洗いする(理由は臭い、油汚れ取りのため)
  • 食洗機に入れ、夕飯使用済み食器が入ってるから一緒に回す
  • 風呂上がりに終わっている食洗機を開ける
  • 細かいようですが見て分かるだろうは通じない。だって他人ですから。夫には何か頼むたびに細かく指示をするようにしました(メールで指示送る、理由もつける)。密な報連相が結果的に自分をラクにします。

    5年目になって身に付いたマニュアルはもう勝手にやってくれます。次男が生まれてから子どものオムツ替えや着替えをしながらふと見るとキッチンに夫。朝ご飯の食器を片付け、生ごみをまとめて水を切り新聞紙に包んで冷凍庫に入れている(腐敗防止)。※休日のみ

    そして私は不機嫌を止めました。私も不幸だから、お前も不幸になれ思想は全員不幸になるしかありません。自分をご機嫌にするために生活を整える、周囲を観察する、自分が働きかける。この4年間でよく分かりました。とはいえ、夫がやるのは時間的に休日のみ。

    私もまだまだワーママ5年生。これからも試行錯誤で頑張ります!

    ※この記事は2018年8月に執筆された「ワーママはるの経験+学びの引き出し」 の内容を一部修正し転載したものです

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    ワーママはるさん

    ワーママこそ賢く強かに楽しく! フルタイム勤務、不妊治療で4学年差兄弟。 ワーママライフハック術(キャリア、家事効率化) 教育費につながる資産運用(株、投資信託、保険、不動産投資) 知育をブログに綴ってます。 Voicyでラジオ配信中。

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