/ 2017.09.14

秋といえば…そう、「食欲の秋」ですよね!子どもがおいしそうにほおばる姿を思い浮かべながら、旬の食材を料理するのも秋の楽しみ。一方…おいも、りんご、サンマ、お寿司、ケーキにクッキー!読むとお腹が空く"おいしい絵本"を味わってみてくださいね。

教えてくれたのは

東條知美さん

絵本コーディネーター・学校司書・ライター・〈絵本の百年と未来研究会〉主宰。活動のモットーは「子どもに絵本を。大人にこそ絵本を。」
-Blog「僕らの絵本」-Web「絵本の100年と未来研究会

さつまのおいも

中川ひろたか 作、村上康成 絵
(童心社、1995年)
★表紙をクリックして中面のぞき見!

土の中、おいもだって夢をみます。歯も磨くし、お風呂にも入る。新聞だって読むんです。おいも掘りを体験した子も未体験の子も、みんなで「うんしょ、とこしょ…すっぽーーん!」ツル引き対決にドキドキ、ワクワク!最後は「ぷ~」のお約束にゲラゲラ!

じゃむじゃむどんくまさん

蔵冨千鶴子 作、柿本幸造 絵
(至光社、1973年)
★表紙をクリックして中面のぞき見!

ある日どんくまさんは、木を揺すってりんごの実を全部(!)落としてしまいます。おわびにと、木の持ち主のおじさんとこしらえたりんごジャムを売りに出かけるのですが…「くっつ くっつ ふわーん ふわん」 甘酸っぱいジャムの香りに包まれる一冊。

ぎょうれつのできるレストラン

ふくざわゆみこ 作
(教育画劇、2016年)
★表紙をクリックして中面のぞき見!

「料理はまだ早い」と言われたフクロウの子・ポー。ところがモグラの料理店で作ったお料理が大評判に!おいものグラタン、カップケーキ、タルト、大学芋…「かんたんスイートポテト」のレシピも、どうぞお見逃しなく。「ぐーっ」…読む人のお腹も鳴ってしまいそうです。

きょうのごはん

加藤休ミ 作
(偕成社、2012年)

こんがりと焼き目のついた秋刀魚、ごはんにお味噌汁、青菜のおひたし。これぞ日本の食卓!表紙を見ただけでジュルリとよだれのたれてきそうな絵本。描かれたそれぞれの家の「きょうのごはん」は、カレー、コロッケ、出前のお寿司…我が家のきょうのごはん、何にしましょうか?

おたんじょうびケーキ

アンマサコ 作
(ブロンズ新社、2017年)
★表紙をクリックして中面のぞき見!

5歳の誕生日。とろけるような甘いケーキの世界へ迷い込んだあいちゃんは、足りない5本目のろうそくを探すため、クッキーの舟に乗りメロンソーダの海へと漕ぎ出します…。「生きていることのすばらしさを描いた」という美しい絵本。誕生日のプレゼントにも喜ばれそうです。