10/31はハロウィーン。元々はヨーロッパのケルト民族のお祭りで、一年が終わるこの夜、亡くなった人の霊が家族のところに集まってくると信じられていました。「トリック オア トリート!」ハロウィーンにぴったりな、魔女・オバケの絵本を集めました。

教えてくれたのは

東條知美さん

絵本コーディネーター・学校司書・ライター・イベンター・〈絵本の百年と未来研究会〉主宰。活動のモットーは「子どもに絵本を。大人にこそ絵本を。」
-Blog「僕らの絵本」「絵本の100年と未来研究会

ペネロペのたのしいハロウィーン

アン・グットマン、ゲオルグ・ハレンスレーベン 原作、ひがしかずこ 文
(岩崎書店、2016年)

ハロウィーンで魔女の仮装をするペネロペ。ミイラ、妖精、ゆうれいに扮したお友だちと一緒に町へとくり出します。「♪トリックオアトリート トリックオアトリート おかしを くれなきゃ いたずら しちゃうよ」 初めてのハロウィーンに読んであげたい、可愛いペネロペのシリーズ絵本。

おばけかぞくのいちにち

西平あかね 作
(福音館書店、2006年)
★表紙をクリックして中面のぞき見!

おばけのさくぴー&たろぽう姉弟。夜、おばけの保育園に行き、昼間はお布団で眠っているはずなのですが…。 おとうさんのいいつけを聞かずに足が生えてきたり、おねしょしちゃったりするたろぽうがキュート。こんなにかわいいおばけとなら、ハロウィーンの夜、一緒に遊んでみたいですね♪

ほっぺおばけ

マットかずこ 作
(アリス館、2013年)

おいしいものを食べると、よく「ほっぺが落ちそう」って言いますよね。落ちたほっぺがどうなるかっていうと、「ほっぺおばけ」がすばやく持っていっちゃうんです。ほっぺを集めてお料理すると…わわ、おいしすぎておばけのほっぺも落っこっちゃう!?思わず頬をおさえてしまう、ポップでユニークなおばけ絵本。

ハロウィーンのランプ

小林ゆき子 作・絵
(岩崎書店、2008年)

誰よりも怖いかぼちゃのランプを作りたいジーナは、教室で居残り作業。でも遅くなったせいでお菓子は売り切れ。帰り道に出会った魔女に誘われ出かけたお城では…ゾゾゾ!なんと本物のおばけパーティーが!教室のシーンで飾られている絵をよ~く見てみてください。この顔、どこかで見かけませんでしたか?

きょうはハロウィーン

平山暉彦 作
(福音館書店、2016年)
★表紙をクリックして中面のぞき見!

「おばけなんて うそだよ」「うそなもんか。このまちには わるい まじょだって すんでるんだ」外国に越したばかりのケンちゃんが初めてのハロウィーンの夜に体験する、ドキドキとワクワク、素敵な友情の始まり…。新しい土地で成長するケンちゃんに勇気をもらえるお話です。