/ 2021.03.11

わが家にはピーナッツアレルギーの子どもがいます。どれくらい重度かというとピーナッツ一粒の1/10を食べただけで命の危険にさらされてしまうレベル。でも震災などの災害時に配られる非常食に成分表があるとは限らない!そんなわが家の防災グッズです。

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わが家の防災グッズ大公開


これはわが家のメインとなる防災グッズです。これとほぼ同じ内容の防災グッズがもう1セットあります。また、水は納戸に2リットルボトルを24本常備しています。

これら水や食料はすべて納戸や押し入れに分けて収納しています。災害時には一時避難を公園や学校等でしたあと、倒壊の危険がなければ自宅へ戻る可能性が高いそうです。

ですから、避難所生活というより、ライフラインがすべて止まった状態で生活をする場合を基準に備えています。

ちなみに非常用持ち出しリュックが派手なオレンジとブルーなのは、避難所で合流予定の家族との目印になるようにとの思いを込めて。

中には最低限の水やクッキー、手で充電できるライト、防寒用のアルミシートなどが入っています。とにかく避難!となった場合、重過ぎると負担になってしまうため、非常持ち出し袋は最低限に抑えるのがベストだそうです。

避難所では食物アレルギーだなんて言ってられない?!

みなさん、自分が住んでいる地域の防災対策を知っていますか?

私が住んでいる地域では、避難所で炊き出しをする際、おにぎりや雑炊といったものが多いそうです。となると、色々な食材がごちゃまぜになる可能性があります。

そうでなくても混乱中の避難所で成分表の確認なんてとてもできるとは思えません。

また残念なことですが、食物アレルギーをただの好き嫌いだと勘違いされることもあるそうです。そんな色々なことを踏まえた上で、わが家では大量の食料を用意しているのです。

そんな中でも家族イチオシの非常食はこちら!

このタイプのお粥やピラフバージョンは知って用意していましたが、パスタ!? とても驚きました。でもこちらのシリーズ、水だけで調理が完了するとても優れもの。味もしっかりついていておいしいですよ。



裏にはきちんと絵付きで作り方が説明されている上に、成分表もきちんと表示されています。


お餅シリーズ。こちらも水のみで調理が可能。同じものを食べ続けていたら飽きてしまいますよね。なのでこんな感じでバリエーションを増やしています。こちらのあんこ餅を食べましたが、おいしい!お餅も柔らかいですし、味も普通のあんこ餅となんら変わりません。


こちらは、電子レンジで調理するタイプの御飯。実はお湯で温めて食べることもできるのです。うちの子はとにかくお米が大好きなので、これ1パックにふりかけがあれば文句なし。なので、こちらのシリーズも大量に用意しています。

その他、普段買っているお菓子も常にストックするようにしています。

少しずつ流通が回復するとおやつなども届くそうですが、それも成分表が確認できるとは限りません。うちの子のアレルゲンであるピーナッツは、栄養が豊富で非常食向きなので成分表が確認できないものを食べることはできません。

事前に確認したものを大量に用意しておく、きっとこれが一番確実に誤食を防ぐ方法ですよね。

周りの人に、食物アレルギーがあることを知ってもらう


こんなカードがあることをご存知ですか?これはアレルギーについてのイベントが行われた際に貰ったものです。うちの子には普段からこのカードを持ち歩かせ、周囲の人にピーナッツアレルギーがあることを知ってもらうようにしています。

避難所へ行くのが、必ずしも親と一緒とは限りません。そのとき子どものつたない言葉でどこまで説明ができるのかとても心配ですよね。こういうカードがあれば、一目で分かりやすくまた周りの大人も手助けがしやすいそうですよ。

東日本大震災の経験談を元に用意したもの

こちらは実際に東日本大震災の時に避難所に避難した方の話を元に用意した防災グッズです。

奥にあるのが簡易式トイレ。段ボールを組み立てると便器ができ、そこに手前の箱の非常用トイレをセットして使います。断水になった場合、水洗トイレは使えません。

避難所に指定されている場所には非常時用トイレが設置されますが、個数が少なかったりやはり衛生的ではないそうです。

わが家には子どもが2人いるため、トイレの頻度もかなりのものです。そういったことを考えると、トイレは必須アイテムですよね。

体や歯を拭いたりするためのシートです。断水になるとトイレだけではなく入浴も困難になります。また歯磨きや手を洗うための水も確保が難しくなります。

でも子どもは大人よりも代謝がいいので、1日洗えないだけでもすぐ湿疹になってしまったり。そういった部分を少しでも解消できるようにと、こちらのグッズを用意しています。

ちなみに給水車が来た際に、水を入れてもらう容器を用意するのも大変だったそうです。

あまり大き過ぎる容器だと持ち帰りが困難なことも。なので家族皆で手分けして持てるように、小さいものを数点用意しています。

以上がわが家で力を入れている防災対策です。やはり心配なのは子どものアレルゲン誤食です。日ごろから気を付けてはいるものの、何が起きるか分からないのが災害です。

もし誤食した場合、どこへ行けば必要な処置が受けられるか、どこの避難所に必要な薬が用意されているのかなど地域の防災対策室に確認してみるのもオススメです。

いつ来るか分からない、でも確実に来ると言われている災害に日ごろから備えておきましょう。

この記事を書いたライター

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へそ野へちまさん

趣味は手芸、でも料理はやや苦手。子どもたちが寝た後、夫婦で海外ドラマを見るのが日課です。年に1度は沖縄旅行!を合言葉に500円玉貯金に励む、3人兄弟の母です。

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