8~10月に旬を迎える梨を使った「梨の白和え」は、離乳食にぴったりの一品です。このレシピの分量で作ると薄味なので、味付けはそのままでOK。大人用にはブラックペッパーを振り、生ハムや塩もみズッキーニを添えます。

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8~10月に旬を迎える梨。シャリシャリとした食感と、すっきりとした味わいが特徴的ですね。水分が豊富で甘みがあるので、赤ちゃんが食べやすい食材の一つです。

梨の栄養と効果

梨の成分の約90%は水分でできていますが、食物繊維、糖分やカリウムなどの栄養成分も含んでいる果物。漢方では「喉と肺に良い」とされているようです。

食物繊維と整腸作用のある「ソルビトール」という果糖が含まれて、たくさんの量を一度に摂取した場合に、下痢を起こすといったデメリットもあるので、注意が必要です。

梨は甘くて食べやすいので、赤ちゃんがうっかり食べ過ぎてしまわないように気を付けてくださいね。

また、梨には肉を柔らかくする効果や、肉の消化を助けてくれる酵素が含まれているので、梨をすりおろして、15分ほど肉を漬けると繊維が柔らかくなります。焼き肉のタレにも含まれていることが多いですね。

わが家では離乳食用の鶏の胸肉を、このすりおろし梨に漬けて、しょうゆを加えて蒸し焼きにしています。砂糖やみりんを使わなくても、ほんのり甘く仕上がり、喜んで食べてくれますよ。

離乳食初期から与えることができる食材

繊維が多いので、離乳食初期の時期には胃腸に負担がかからないよう、梨をしぼった果汁を加熱させたものから、スタートしましょう。

水分を多く含む梨は冷凍すると食感が変わるため、そのままでは冷凍には不向きですが、すりおろしてペースト状にしたものであれば、冷凍保存ができます。

左から離乳食初期(ゴックン期)、離乳食中期(モグモグ期)、離乳食後期(カミカミ期)

離乳食初期・ゴックン期(5~6カ月頃)

皮と種を取り除いたものを細かく刻む or すりつぶす、または果汁を絞って。

離乳食中期・モグモグ期(7~8カ月頃)

皮と種を取り除いたものを3mm角くらいの大きさに粗くつぶす、または角切りにする。

離乳食後期・カミカミ期(9~11カ月頃)

5mm角くらいの大きさに粗くつぶす、または角切りにする。

梨は、他の果物に比べて、比較的アレルギー性は低いとされています。けれど、まったくアレルギーの可能性がないわけではありませんので、離乳食で赤ちゃんに食べさせるときは、少量ずつ与えて様子を見るようにしましょう。

「梨の白和え」

今回紹介する「梨の白和え」は、離乳食にもぴったりの一品。私の娘は1歳で初めて梨を食べたのですが、この白和えをとても気に入ってくれました。

このレシピの分量で作ると薄味なので、味付けはそのままでOK。大人用にはブラックペッパーを振り、生ハムや塩もみズッキーニを添えます。

材料 2人分
1/2個
木綿豆腐
1/2丁
A
白練りごま
大さじ1
きび砂糖
小さじ1
しょうゆ
小さじ1
ブラックペッパー
少々
生ハム
適量
ズッキーニの塩もみ
適量
バジル、ミント
適量
作り方
所要時間10
STEP1
キッチンペーパーを2枚重ねにして包み、平らなバットなどを上にのせ、さらに重石をのせて、キッチンペーパーを2枚重ねにして包み20~30分置く。または、ペーパーの重なっている側を下にして耐熱皿に置き、ラップをせず500Wで1分半加熱して、水切りする
STEP2
すり鉢、またはフードプロセッサーに水切りした豆腐と、Aを加えてなめらかになるまで、すり混ぜる※すり鉢やフードプロセッサーがない場合は、ボウルに水切りした豆腐とAを入れて、ゴムべらでよくすり混ぜ裏ごしすると、舌触りがなめらかになります
STEP3
梨を小さめに切り、2を和える。好みで生ハムやズッキーニの塩もみ、バジル・ミントとともに器に盛り、粗挽き黒コショウをふる

ズッキーニの塩もみは、ズッキーニを薄くスライスし、塩をまぶして10分置き、流水で流して軽く絞ります。即席一品としてもおすすめです。

クラッカーにのせて、フィンガーフードにしても素敵です。カマンベールチーズとの相性もぴったりですよ。

この記事を書いたライター

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田村佳奈子さん

フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。

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