/ 2019.11.08

question急な早退や欠勤は肩身が狭い!

子どもの体調不良で早退や欠勤をしがち。同僚は「大丈夫」と言ってくれるのですが、申し訳なく肩身が狭く感じます。
[神奈川県・29歳/フルタイム勤務/子ども1歳]

answer周囲に感謝をしつつ、他の仕事で恩返しすることを伝えて

育児中は子どもの体調不良で急に早退や欠勤をしたり、残業できなかったりするのはやむを得ないこと。その分、他の同僚とは給与や待遇で違いがあるはずです。その点では、「育児中だから」と割り切って、過度に後ろめたく感じなくてもいいでしょう。

ただ、自分の仕事を代わりにやってもらったり、迷惑をかけたりすることがあるのも事実。「申し訳ありません」だけでなく、「ありがとうございます」という感謝の言葉も加えて。

さらに、他の仕事で恩返しをしたいことも伝えましょう。例えば、「片付けなどの雑用があるときは、私がやるので教えてください」「○○さんの仕事が重なったときは、代わりに引き受けられることもあるので声を掛けてください」などと言っておくといいですね。

自分だけが一方的に迷惑をかけるのでなく、お互いに協力し合える関係を築ければ、肩身が狭い思いもなくなるはずです。 

また、早退や欠勤の際、仕事を代行してくれる人がスムーズに対応できるように、普段から自分の仕事を見える化しておくことも大切です。

仕事の進捗具合や、数日~1週間分のタスクを一覧化し、クラウドサービスを利用して職場内で共有したり、分かりやすい場所にメモを貼っておいたりするとよいでしょう。毎日の帰宅時に上司や同僚に進捗を報告するのも、お互いの安心感につながります。

子どもの体調不良が多いのは、保育園に通い始めて最初の1年くらい。2年目にもなると、体力もついて免疫力も増し、体調を崩す回数も減ってくるはずです。せっかくの理解のある職場なのですから、ポジティブな気持ちで仕事に取り組んでくださいね。

アドバイザー

上田晶美さん

キャリアコンサルタント。20年以上に渡り、多くの女性の就職や転職、再就職の相談を受ける。ハナマルキャリア総合研究所代表。

※この記事は、2019年9月発行の「ぎゅって首都圏版」に掲載した記事を再編集したものです

illustration NAGANO Mami