/ 2019.10.03

きっかけはママ友が倒れたこと

先日、ママ友が自宅で倒れて救急車で運ばれました。幸いにも大事には至りませんでしたが、その時、救急車を呼んだのは子どもだったそう。

それを聞いて、うちの幼稚園年長(6歳)の息子がまだ電話のかけ方を知らないことに気づきました。

じゃあ、私が子どもと2人の時に倒れたらどうなっちゃうの!?と考えだしたら急に不安に。家の電話の使い方を教えることも考えましたが、小学校になったら、携帯電話を購入しようと考えていたこともあり、家の電話の使い方を教えるより、練習がてら早めに持たせてもいいのかもと調べてみることにしました。

大手キャリアでも意外と安いキッズ用携帯電話

キッズ用の携帯電話は、大手3キャリアなら月額基本料は500円台。それに子どもの居場所を検索できる機能や検索料金などを追加すると1000円前後に。ただ、携帯電話本体が7000円~1万8000円とそれなりの金額になることが分かりました。

なお、居場所確認は、親がそれぞれの大手キャリアで契約していないと利用できないとのこと。私も夫も格安SIMユーザーなので、居場所確認も利用したい場合は、夫婦どちらかがまず、大手キャリアにキャリア変更しないといけないということに。

次に、格安SIM会社について調べてみると、SIMフリーのキッズ用携帯電話を購入し、SIMカードを追加購入すれば、月額料金は1100円ほど。大手キャリアよりも若干お高めですが、携帯電話本体は1000円程度とかなりお手頃。携帯電話は高いものとばかり思っていたので、SIMフリーだとこんなに安いのかと驚きでした。

夫婦で相談した結果、幼稚園の間は子ども1人で行動することはまだないので、位置情報は使えなくても問題ないだろうということで、SIMフリーのキッズ用携帯電話と格安SIM会社のSIMカードを買ってみることにしました。

さすがキッズ用、あっという間に使いこなすように

出典:あんふぁんWeb

携帯電話を息子に渡すと、「自分だけの電話がもらえた」と大喜び! まずは、通話の方法を教えました。

キッズ用に作られているので、使い方はとてもシンプル。電話のかけ方はすぐに覚えました。

今のところ、使用する機会は、終了時間が決まっていない習い事が終わったあと、私の携帯電話に電話で連絡をしてもらうことくらい。とはいえ、今まで、終了時間を見計らって外で待っていたのですが、電話で連絡が来るようになったことで、待ち時間がなくなり、とてもラクになりました。

また、子ども自ら、SMS(ショートメッセージサービス)も使ってみたいというので、メッセージの書き方を教えてみたところ、仕事の帰りが遅い夫と、メッセージのやり取りを始めるように。

週末のお出かけの相談したり、今日楽しかったことを報告したりと、思いついたことをSMSで送るようになったことで、文章の読み書きがあっという間に上手になったのは、うれしい誤算でした。

わが家の結論は…

購入前は、勝手にいろいろなところに電話をかけたらどうしようと思っていたのですが、キッズ携帯は登録している電話番号にしか電話がかけられず、また電話番号の登録にも暗証番号が必要なので、いらぬ心配でした。

また、インターネットが使えるわけではないので、遊びに利用することはなく、今のところ問題に感じることはありません。

親と一緒に行動することがほとんどの息子に、携帯電話を持たせるのはさすがに早いかなと心配しながらの購入でしたが、わが家としてはいいタイミングで導入できたと感じています。

あと半年で小学生になる息子。成長するにつれてゲームやスマホなど「いつ導入するか問題」が出てくると思いますが、その都度、家族で話し合いながら、必要なものを見極めていきたいと、今回の件を通して改めて感じました。

<文・写真:ライター 芳賀千歳>