/ 2020.02.07

以前、簡単におしゃれな写真が撮れる構図「三分割法」を紹介しましたが、今回は、難しいようで実は簡単!? な「日の丸構図」について。少し気をつけるだけで、ひと味違った印象的な写真が撮れますよ!

index目次

「日の丸構図」とは

読んで字のごとく、「日の丸のように中心に被写体を置く構図」です。

簡単な気がしますが、「被写体の周りに余白ができて、間の抜けた写真になりやすい」、また「余分なものが写ってしまい、伝えたいことが伝わりにくくなってしまう」ことがあります。初心者っぽい写真になりがちで、難しい構図と言われています。

「日の丸構図」のメリット

「初心者っぽい写真になってしまうなら、あえて日の丸構図にしなくても…」と思うかもしれません。しかし、

“日の丸構図”は何と言ってもインパクトが大きい!

人物が被写体の場合は、表情から感情がストレートに伝わります。さらに撮影時には、ピントを合わせてから画角を調整する必要がないため、撮りたい瞬間を逃すリスクが少ないのです。

撮影方法

撮影方法の説明は必要ありません。

中心に被写体を配置して、シャッターを押すだけです!

どれも「日の丸構図」の写真ですが、変に余白があったり、なんだかごちゃついていたり、どこを見たらいいのかわからない写真だと感じませんか?これが難しいと言われる理由です。

撮影のポイント

① 寄ってみる

被写体に思い切って近づくことによって、余計な空間、余計なものが入り込まなくなります。人物の場合は、さらに感情が伝わりやすくなります。

② 背景をすっきりさせる

極端な例ですが、これによって被写体が明確になり、インパクトも大きくなります。

③ 背景を活かして余白を減らす

無駄な余白は、初心者っぽくなってしまいます。撮影時に少し角度を変えるだけで、背景も表現の一部となり、無駄な余白が減ります。

④ 奥行きを出す

奥や手前をぼかすことによって奥行きを出し、被写体を引き立たせます。手前にボケが入ると、グッとおしゃれ度が増しますよ!

まとめ

同じ「日の丸構図」でも、少し気をつけるだけで、“しっかり伝わる写真”になります。私は子どもを撮るときに、しっかりと寄って、表情から感情が伝わるように撮るのが好きです。みなさんも試してみてくださいね!

写真は、過ぎ去っていく瞬間をとっておけるものです。四角い枠に風を、匂いを、そして想いを閉じ込めて…

この記事を書いたライター

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ひよこさん

「やりたいことをやる!」と言い、会社員を辞めフリーのカメラマンに。妊娠を機に休業し、現在は2歳、0歳の娘を撮りまくる日々です。

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