2019.11.02 / 2020.02.07
以前、簡単におしゃれな写真が撮れる構図「三分割法」を紹介しましたが、今回は、難しいようで実は簡単!? な「日の丸構図」について。少し気をつけるだけで、ひと味違った印象的な写真が撮れますよ!
index目次
「日の丸構図」とは
読んで字のごとく、「日の丸のように中心に被写体を置く構図」です。
簡単な気がしますが、「被写体の周りに余白ができて、間の抜けた写真になりやすい」、また「余分なものが写ってしまい、伝えたいことが伝わりにくくなってしまう」ことがあります。初心者っぽい写真になりがちで、難しい構図と言われています。
「日の丸構図」のメリット
「初心者っぽい写真になってしまうなら、あえて日の丸構図にしなくても…」と思うかもしれません。しかし、
“日の丸構図”は何と言ってもインパクトが大きい!
人物が被写体の場合は、表情から感情がストレートに伝わります。さらに撮影時には、ピントを合わせてから画角を調整する必要がないため、撮りたい瞬間を逃すリスクが少ないのです。
撮影方法
撮影方法の説明は必要ありません。
中心に被写体を配置して、シャッターを押すだけです!
どれも「日の丸構図」の写真ですが、変に余白があったり、なんだかごちゃついていたり、どこを見たらいいのかわからない写真だと感じませんか?これが難しいと言われる理由です。
撮影のポイント
① 寄ってみる
被写体に思い切って近づくことによって、余計な空間、余計なものが入り込まなくなります。人物の場合は、さらに感情が伝わりやすくなります。
② 背景をすっきりさせる
極端な例ですが、これによって被写体が明確になり、インパクトも大きくなります。
③ 背景を活かして余白を減らす
無駄な余白は、初心者っぽくなってしまいます。撮影時に少し角度を変えるだけで、背景も表現の一部となり、無駄な余白が減ります。
④ 奥行きを出す
奥や手前をぼかすことによって奥行きを出し、被写体を引き立たせます。手前にボケが入ると、グッとおしゃれ度が増しますよ!
まとめ
同じ「日の丸構図」でも、少し気をつけるだけで、“しっかり伝わる写真”になります。私は子どもを撮るときに、しっかりと寄って、表情から感情が伝わるように撮るのが好きです。みなさんも試してみてくださいね!
写真は、過ぎ去っていく瞬間をとっておけるものです。四角い枠に風を、匂いを、そして想いを閉じ込めて…
この記事を書いたライター
ライター一覧- ひよこさん
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「やりたいことをやる!」と言い、会社員を辞めフリーのカメラマンに。妊娠を機に休業し、現在は2歳、0歳の娘を撮りまくる日々です。