2019.11.03 / 2019.11.05
とある休日のお話。
私「朝ごはん、パンがいい? ご飯がいい?」
息子『んー………ごパン!』
私「いや、意味わかんない」
息子『じゃ、ご飯とパンで』
ご飯とパンだと…?
現在小1の息子。
確かに日本にはラーメン&チャーハンとか、焼きそば&ご飯とか賛否両論の組み合わせが多数存在するけども!
パン&ご飯は否しかないだろう…。
私「じゃ、ご飯の上にパンのせていいのねー?」
絶対にイヤだと言うと思って、敢えて言ってみた。
息子『いいよ』
い・い・ん・かいっ!(ビシッ!)
や、そこ止めてほしかったとこだよ。
まさかやらないと思っているな?
お主、甘いぞ。母は本気だぞ?
昨日の残りご飯 に食パンを添えて~
名前だけはおしゃれな感じになった。
ご飯とパンがあまりくっつかないように、のせるのではなく、添えたのは母の優しさと思ってほしい。
すると息子が様子を見にキッチンに入ってきた。
さぞ嫌がって、まじでやってるんかい!ぎょぎょΣ(゚Д゚)、みたいなリアクションを期待していたんだけど、
息子『パン、ジャム塗ってほしい』
ジャ、ジャ、ジャム?!
イヤがるどころか、さらなる味の高み目指してるじゃないですか!
私「本当にいいのね?!塗るよ?!」
かつてこんなに緊張感のあるジャム塗りをしたことがあっただろうか。
そして、いちごジャムのついた食パンを再びご飯に添えた。
すると息子は、親の心子知らずとばかりに!
母の優しさを蹴散らすように!
食パンをご飯にぎゅ~~~~~~~~っ!!
息子『よしっ!できた☆(ペロ)』
ペロじゃねーし、ペロじゃ。←指についたジャム舐めてる。
小3の娘と比べると、わりと神経質というか、ちゃんとした舌をもっていると思っていたのだが、思い込みだったっぽい。
この主食にはどんなオカズを用意したらいいんだろう…。
私「絶対にそれ、おいしくないよー!!」
息子『おいしいものとおいしいものを合わせたから、まずいわけないでしょ』
何それ。
何そのプラスとプラスをかけたら正解はプラスだ!みたいな、わかるような、わかんないような理屈。
ご飯にタピオカのせてもおいしくなさそうだし、クレープの中に、ご飯と生クリームとかも絶対ないと思うんだー。
そうは思ったが、彼の次の一言に私ははっと気づかされた。
息子『食べてみなきゃわからないよ』
はっ…!
「食べてみなきゃわからない」
これは子どもの苦手な食材を出すときに私がよく使う言葉だ。
まずいかどうかは食べてみないとわからないから、一口だけでも食べなさい、と。
母の小言をすごい使いまわしてくれてるじゃん!
しかもカ行変格活用くらい活用しちゃってくれてる!
うん!そうだよね!
新たな始まりの芽を固定観念とか、常識とかつまらない大人のモノサシで摘んでしまうとこだった!
いけない、いけない!
私は忘れかけていたことを再び胸に刻みつつ、
頼もしくなった息子の背中を見送った。(リビングへ)
息子の食レポ
息子は何も言わずに食べている。モグモグ…
母「ど、ど、どう?おいしい?」
息子『 (モグモグ…)まずくはないけど…次はもうやらない』
ですよね!
やっぱ、そうだよね!
息子『ご飯がかたいんだよなー』
…おいしくないのを、昨日の残りご飯のせいにしないでください。
息子『パンとご飯がなじんでいない』
…的確な食レポ、ありがとうございます。
息子『ごちそうさまっ!遊んでくる!』
…朝8時から外へ行っても友達はいなくないか?
一応、完食してました。
でもこれが白米×イチゴジャムパンだったからいけなかっただけで、パニーニのパンにせんべいみたいに、焼いた焼きおにぎりとチーズケーキ挟んだらいけるんじゃないか?とか、パン屋さんによくあるおやきみたいなパンの中に、野沢菜ご飯入れたならおいしいんじゃないか?とか、ムダに私も新レシピを考案しました。
子どもの発想って豊かだなー、斬新だなー、これからもそんな発想を(できる限り)応援してあげないとな!
と、改めて思った出来事でした。
<あんふぁんメイト笹木眞江>