働くママの心が解放され、体もラクになる情報を伝えたい!総合情報サイト『All About 』で活躍する“ガイド”と呼ばれる様々な分野の専門家が、単に捨てる、やめる、諦めるのでない、現実的なノウハウを紹介します!

教えてくれたのは

ももせ いづみさん「時短生活」ガイド

暮らしを楽に、豊かにする情報を発信する生活コラムニスト
子育てをしながらフルタイムやフリーランスで働いてきた経験をもとに、忙しくてもすっきりと豊かに暮らすアイデアを発信し続けている。豊富なアイデアは男女、年代を問わず支持されており、メディア取材や本の執筆、講演活動などで幅広く活躍中

「作りながら食べる」に変えてみよう

お母さんが、おかずからごはん、味噌汁などすべての食器を並べ終え、食卓が整ったところで「ごはんですよ~」と家族を呼ぶ。冷めないように時間を調整して準備しているのに、呼んでもなかなか来ない家族がいて、イライラ。

やっと揃ったと思ったら、あっという間に食べ終わってしまい、自分が席に着くころには洗い物が残されるのみ。

調理から盛り付け、食卓の準備までとお母さんが担当し、家族がするのは食べるところだけ。食べ終えたら、すぐに席を立ってしまい「用意に時間がかかっているのに、食べるのは一瞬ね」と虚しさが募る…。

こんな経験をしている方、意外と多いのでは?これからは「作りながら食べる」に変えてみましょう。

素敵な「食育」のスタイルとは

ヨーロッパにはアペリティフという前菜の習慣があります。ちょっとしたおつまみと飲み物でおしゃべりしながら、ちゃんとした食事に向けて、胃袋と気持ちの準備をする時間です。これを取り入れてみませんか?

最初に簡単な一皿を出し、それをつまんでいる間にお肉が焼けたり、煮えるのを待ちます。家族に「煮えてるかちょっと見て来てくれる?」など声をかけ、料理ができるのを見に行ってもらったり、取り分けてもらったりしながら、みんなでわいわい作りながら食事を進めていく…。
 
ヨーロッパでは、カフェやバーだけでなく、家庭でもよく見られる風景なんです。
 
わが家では、子どもが苦手な野菜の小鉢やサラダを前菜として出し、飲み物(子どもはお茶やジュース)を楽しみながら、主菜が焼けたり煮えたりするのを待つスタイルに変えてから、好き嫌いが劇的に減りました!

例えば、大好きなハンバーグと嫌いなほうれん草が一度に食卓に並べば、ほうれん草が残るのは当たり前。お腹がぺこぺこなところにほうれん草が出てくれば、思いがけずおいしく食べてしまいます。食べず嫌いの食材は、ぜひこんなスタイルで克服を。
 
何より、主菜ができるまでの間の会話やコミュニケーションも高まります。食事はもちろん「食べること」なのですが、「食に関わること」だととらえて、家族全員で関わると考えてみる。これも素敵な「食育」のスタイルだと思いませんか?
 
「お母さんだけが頑張るのはおかしいよね」と発想を転換していきましょう。

「全部揃えてからが食事」を捨てるべき

以前、働くママからこんなお話しを聞きました。「帰宅してから食事を作るのでいつも大急ぎ。お腹が空いて全部揃うまで待てない子どもたちに作りながら出して食べさせて、一緒に食卓についてあげられない。子どもだけで食事をさせているようでかわいそう」
 
食事の時間をコミュニケーションにしたいけど出来ていない、というお悩み。これも「全部揃えてからが食事」と、とらえているからこそ生じる悩みです。ここをぜひ捨ててもらいたいのです。

「一緒に食卓につけるか」ではなく、「一緒に食に関わっているか」に視点を移してみましょう。家族を待たせてママだけがせわしなく動くのでなく、一緒に食事を準備します。お皿を並べる、自分で盛る。お腹が空いていれば、なおのことせっせと手伝うでしょう。
 
十分にコミュニケーションのある食事になりますし、食育にも役立ちますよ。すべての食事が完成してから食卓につくことをやめ、みんなで作りながら食べる。ちょっとした発想の転換です。

お行儀が悪い?だらだらと食事をさせたくない?そんな固定観念をはずして、いかに楽しくおいしく食べられるかを考えたほうがいい、と私は思います。

皆でするからラクになるし、皆でしているから楽しい、そんな食卓にしていきましょう。

※この内容は2019年11月22日に発売される書籍『すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK』 の第1章『料理の「しっかり」を捨てる』の内容を一部修正し転載したものです

働くアラフォーママ達の救いになる本が出来ました!

家事、育児、仕事…今のママはキャパオーバー。受験、介護、年金、AI…将来はモヤモヤだらけ。「そんな限界間近の、働くアラフォーママ達の救いになる本を作りたい」。そんな思いからこの本がうまれました。

時代はどんどん便利になっていくのに、女性の役割だけは、変わっていないどころか、「ワンオペ育児」の家庭が増えて、負担が増しているようなこの頃。

そこで、「もう捨てていい思い込み」や「古い常識」、「時代に合わなくなった習慣」「今だからできる選択」「これからの時代に必要なこと」などを、専門ガイドに聞きました。

ただ単にやめるだけじゃなく、「しないほうがむしろ上手くいくこと」や「いますぐラクに効率UPできること」が中心なので、ママも家族もきっと幸せがUPします。

おもしろそうなところ、これなら出来そうと思えるところから、ぜひつまみ読みしてみてくださいね。

書誌情報 すててもやめてもうまくいく ママたちの「こうしてやめれば大丈夫」BOOK
著者 All Aboutモヤフォー研究所
もくじ 第1章:料理の「しっかり」を捨てる
第2章:家事の「ちゃんと」を捨てる
第3章:子育ての「ガムシャラ」を捨てる
第4章:マネーの「きっちり」を捨てる
第5章:住まいの「ゼッタイ」を捨てる
第6章:介護の「ヒヤヒヤ」を捨てる
第7章:ママ友・夫婦関係の「モヤモヤ 」を捨てる
仕様 単行本(ソフトカバー): 240ページ
定価 本体1650円+税

「All Aboutモヤフォー研究所」書籍発売記念イベント開催

下記日程で記念イベント開催します。

▼開催日時
2019年12月5日(木)
13:30 開場 / 14:00 開演 / 15:00終了(予定)

▼会場
八重洲ブックセンター 本店8Fギャラリー
〒104-8456 東京都中央区八重洲2-5-1
JR東京駅 八重洲南口
東京メトロ銀座線京橋駅 8番出口(京橋エドグラン)
https://www.yaesu-book.co.jp/access/

※会場へご来場の際は、公共交通機関をご利用ください。
※会場までの交通費、駐車場料金は各自ご負担をお願いいたします。

▼登壇者
All About「時短生活」ガイド ももせ いづみ
All About「家事・掃除・子育て」ガイド 藤原 千秋

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抽選で5人にプレゼント

この記事を読んでくれた人にプレゼント!こちらの書籍を抽選で5人にプレゼントします。必要事項を入力して、ぜひご応募ください。

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2019年12月3日(火)まで

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