/ 2019.12.02

寒さ対策といえば、昨今、誰しもが1枚は持っている機能性インナー。認知度が高いのは、やはり火付け役のユニクロの「ヒートテック」シリーズですが、各メーカーからもさまざまな商品が出ています。今回は、オーガニックコットンを使用した無印良品の「綿であったかインナー」シリーズを試してみました。

無印良品「綿であったかインナー」シリーズって?

出典:リビングWeb

機能性インナーの多くは、汗で発熱するなどの機能を持たせるため、化学繊維でできています。しかし静電気や質感が気になったり、乾燥やかゆみ、かぶれなどが出やすいといった理由で着られない人も。そうした人から支持を集めているのが、無印良品の「綿であったかインナー」シリーズです。

素材には、農薬や化学肥料を3年以上使っていない土地で栽培された綿花、いわゆる「オーガニックコットン」を93%使用(子供用は100%)。ポリウレタン7%混紡なので伸縮性があり、しなやかな肌触りです。

コットンにはもともと、衣服内の湿気や汗を吸って発熱する天然の機能があります。それを特殊な加工でさらに高めたのがこのシリーズ。洗濯を繰り返しても機能が低下しないというのも、うれしいポイントです。

レディースのトップス用インナーは全4種類×各4色、1枚選ぶなら?

出典:リビングWeb

「綿であったかインナー」シリーズのレディーストップスは、タンクトップと長袖3種(Uネック、Vネック、ハイネック)の全4種。カラーはオフホワイト、ライトベージュ、チャコールグレー、ブラックの4色展開です。トップス以外には、はらまきショーツとレギンスも。

筆者は最初の1枚として「Vネック八分袖Tシャツ(ライトベージュ)Sサイズ」(990円)をセレクトしました。

理由は、襟ぐりが広いのでVネック以外の服にも対応でき、肌色に近いから白いトップスを着てにも透けにくいこと。いちばん汎用性が高そうなタイプです。

普段はMサイズですが、あえてSサイズにしたのはニットを着たときのシルエットにもたつきが出ないようにするため。それでも着丈はボトムスにインできる十分な長さがありました。背中側の襟ぐりも大きめにカッティングされているので、トレンドの抜き襟でも見えにくそうです。

ただし、洗うと縮むというレビューも見られました。締めつけが苦手な人やゆとりを持って着たい人は、通常サイズか1~2サイズUPでもいいかもしれません。

薄手ニットでもすっきり♪首元のチラ見えもなし

実際に着てみると、やさしい肌触りで腕どおりもスムーズ。フィット感がありつつも、着ていてラクな1枚です。

続いて、薄手ニットを重ねてみました。襟ぐりは、前後ともにやや広めのタイプ。

出典:リビングWeb

動いても襟ぐりからインナーが見えることはなく、シルエットのもたつきもナシ。ウール素材と重ねても、静電気が起こりにくいところも◎です。これはまさにノンストレス!

ストレスを感じさせない、ディテールへのこだわり

この着心地の良さの秘密は、まだありました。

1つは、腕まわりの縫製。写真のニットと比べてみるとわかるとおり、ラグラン袖になっています。

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肩に縫目がないので腕を動かしやすく、かつ上に着る服の脇の縫い目と重ならないため、重ね着したときのゴワつき感が軽減されます。

また洗濯表示タグは縫い付けるタイプではなく、転写プリントに。タグが当たってチクチクすることもありません。

さらにうれしいことに、価格の見直しにより2019年9月12日からは1290円から990円に! 細部にまでこだわりを感じる着心地の良さで、1000円以下という高コスパ。筆者は化繊が苦手なので、このシリーズで買いそろえたくなりました。化繊が苦手な人も、そうでない人も、ぜひ一度試してみてください。

(ライター/里村素子)