働くママが知っておきたいニュースを編集部員・シリタガリ子がリポートする「1分で知りたい・気になるNews」。今回のテーマは、夏の初めごろから騒ぎになっている【ヒアリ】。「公園や原っぱなど、子どもの遊び場に侵入していないの?」と心配です…。

外来昆虫「ヒアリ」の現在の拡大範囲について

環境省自然環境局・野生生物課の中島慶次さんにお話を聞きました。

「ヒアリは特定外来生物に指定され、刺されるとやけどのような激しい痛みがあります。現在、日本でヒアリが確認されたのは12事例程度で、発見場所は港やコンテナの中だけ。まだ市街地には入ってきていないようなので、慌てなくても大丈夫です」
 
8月からは国内68カ所の港湾でヒアリの調査・防除を行っています。

もしヒアリに刺されたら!?今できる対策とは

日本はかなり初期の段階で発見できたと考えられるので早い対策が取れています。むしろあまり過敏になり過ぎないように注意とのこと。

「ヒアリを見つけていないのに、ヒアリ対策として庭などに殺虫剤をばらまくのは厳禁。在来のアリがやられて生態系が崩れ、かえって外来種が繁殖する場合も。今はまだ静観です」

ただ、万一ヒアリに刺された場合の対処法を知っておくことは大切。

「対処法は基本的にハチと同じ。まずは安静にして様子を見ましょう。一番怖いのは毒によるアレルギー反応で動悸や息苦しさが続く『アナフィラキシーショック』。ひどいと死に至ることも。少しでも兆候があれば、すぐに病院へ行きましょう」

ヒアリの最新情報は環境省ホームページをチェック!

編集部・シリタガリ子のまとめ

ヒアリは小さいので、一般人には見分けが難しいそう。過剰な反応は禁物だブー。

※この記事は、2017年9月発行の「ぎゅって 10月号」に掲載した記事を再編集したものです

突撃したのは

シリタガリ子さん

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