/ 2019.12.26

年末年始、特に出かける予定がないと、ついダラダラと過ごすことになりがち。

そんな時こそ、家族みんなで楽しめるボードゲームはいかがでしょう。今回は、マニアおすすめのボードゲームを紹介します。

ボードゲームの面白さを教えてくれたボードゲームカフェ

「ボードゲームカフェ」って知っていますか? その名の通り、ドリンクなどを楽しみながら、ボードゲームで遊べるカフェのこと。

以前から興味があった私は、先日出かけてみました。

そこで、その主催者であり、ボードゲームマニアの岡山えりかさんに、きょうだい・家族で遊べ、幼児にもおすすめのボードゲームを紹介してもらいました。

岡山さんいわく、「小さいお子さんがいる家庭では、ボードゲームは、ルールが難しいからと一緒に遊べない印象があるかもしれません。でも、ひとつのゲームでも簡単な遊び方ができるものもあり、年齢に関係なく楽しめますよ」とのこと。

漢字のおもしろさにも目覚めるかも「魚魚あわせ(ととあわせ)」

出典:あんふぁんWeb

2枚1組で魚の絵、漢字が完成するようになっています。

最初は表に向けて広げて、1組の魚の絵を完成させる遊び方をして、どんな魚がいるかに慣れていきます。

次に裏返して 神経衰弱をします。神経衰弱のルールは小さい子ども理解できますが、最初から裏返してこのゲームを始めると、小さい子は飽きてしまいます。最初は表面をオープンにして、絵合わせをするのがいいそうです。

出典:あんふぁんWeb

大人は文字と絵で判断しますが、小さな子どもは基本的に絵だけで判断するようです。数回やると、大人の記憶力はもう子どもには勝てません。神経衰弱は大人の記憶力低下を強く感じてしまい、子どもと勝負にならないことも(笑)。

そういう場合は、かるたのように遊ぶこともできます。左右の絵の右側に各魚の説明が書かれているので、それを読み札にし、左側の札を場に広げて、大人(漢字の読める人)が右側の説明を読み、そのほかの人が札を取っていきます。

実はこれ、全国各地バージョンがあるのです。旅先でひとつずついろんな種類を買ってみるのもおもしろいかもしれません。1000円ちょっとで購入できるので、おみやげにもいいですね。

という私も、旅先で購入して、眠っているのがわが家にありました(購入したきり一度も遊んだことはなく、すっかり忘れ去っていました)。

早速、小3息子、小5娘と遊んでみました。最初、漢字に苦手意識があるせいかやりたがらなかったのですが、やり始めるとそのおもしろさがわかってくるようで、続けて何度もやっていました。

ゲームをしていない時にも、「〇〇って魚、漢字でどう書くんだったっけ?」などと、習ってもいない漢字に興味がわいてきたようです。

記憶力では勝てないなら、瞬発力で競う「ドブル」

出典:あんふぁんWeb

8種類のイラストがあり、55枚のカードの中で2枚取り出すと必ずひとつ同じイラストが出てきます。

山札を表にし、手札を伏せておき、「せーの」で表にして山札と自分の札に共通するイラストを先に叫んだ人が勝ち。それを繰り返します。

イラストには何と言っていいかわからないようなものもありますが、自分で勝手に名前をつけていいというルールになっているので、そのネーミングで盛り上がることもあります。

瞬発力のゲームで、慣れてくると子どもが強い! 発想力も必要なので、小さな子どもにも花をもたせることができるかもしれません。

コンパクトで、金額も1000円台と手ごろ。常に持ち歩いておいて、大人の集まりなどで子どもがヒマそうな時に出してみると、みんなで盛り上がって楽しめそうです。

木製のネコとネズミがかわいい!「ネコとネズミの大レース」

出典:あんふぁんWeb

すごろくゲームですが、ネコとネズミの追いかけっこになっています。ルールが簡単で、年齢関係なく楽しめます。

周回コースを、ひとり4匹のネズミを走らせてチーズを取るゲーム。サイコロには1~5の数字とネコが書いてあります。ネコはネコのサイコロが出たら動きますが、1周目1コマずつだったネコが、2周目以降は2コマずつ動き、スピードアップして追いかけてきます。ネコに食べられないように、でもできるだけ大きいチーズをゲットしたい! 先に進めば進むほど大きなチーズを手にできるようになっています。

でも大きいチーズを狙ってつかまっては元も子もありません。近くの小さいチーズで手を打つのか、先を目指すのか、ネコとの距離を見ながらの駆け引きも楽しく、追いかけられているのがリアルでドキドキと盛り上がります。木でできたネコとネズミがかわいいのも魅力です。

5000円程度と、少し値が張りますが、久しぶりに会った年齢の離れた、いとこ同士の交流にもひと役かってくれそうなゲームです。

わが家では定番ボードゲームの「ドンジャラ」

上記3点は、マニアにお聞きしたものですが、わが家の定番ボードゲームといえば、私が子どもの頃からある「ドンジャラ」です。

とは言っても、現在のドンジャラは、以前とは違い、定番の麻雀的な遊びだけでなく、何種類ものゲームができるようになっています。わが家にあるものも、いくつも遊べる仕様ですが、種類が多くて、今もすべては攻略できていません。

大人も子どもも楽しめそうなボードゲーム。この冬休みは、テレビを消して、じっくりと子どもたちとボードゲームを攻略したいと思います。

<文・写真:ライター 鳥山由紀>

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