時短で、賢く、楽しく子育て。働くママでも毎日たった5分からできる!知育や子どもの心と体を育てるノウハウを、SakuraEdu代表の荒井聖子さんに教えてもらいます。今回のテーマは「気を付けてほしい6つの“こ食”」について。

6つの食育NGトピックス

子どもの心身の発達を考えるとき、「これは避けたい!」という食育NGトピックスをご存知ですか。

特に8歳までの子どもにとって「何を食べるか?」と「どう食べるか?」は、一生の食生活のありかたを決めると言われています。今回は、覚えやすく「こ食」という語呂合わせを使った6つのトピックスを紹介します。

NGその1「孤食」

ずばり1人で食事をすることです。家族が居てもタイミングがずれたり、他の用事を済ませている間に、つい1人でということもありそうです。

小中学生においても孤食は多く、食を通じた会話、家族の日々の話題もなくただ食べる、また食事のマナーや栄養の偏りなどの問題も生じていきます。孤食は他のトピックスを加速させる要因にもなります。

NGその2「個食」

家族が好きな物を食べる状況です。両親が忙しく子どもの帰宅もバラバラ…とりあえず空腹を満たすために買う、在庫から食べさせる、朝はパン、おにぎり、シリアルなど好きな物を口にするなど、家族が一緒にいてもバラバラの物を食べることで、わがままに育つ、社会的ルールを守りづらいなどの弊害、また栄養摂取にも問題が出てしまいます。

NGその3「固食」

いつも決まった物しか食べないという意味です。

特に心身への影響は大きく、栄養が偏るのはもちろん、成人病の原因にもなるでしょう。何事にも自分中心になりやすく、家族とのコミュニケーションが不足しやすくなります。また給食になったときに食事を嫌がるようになってしまいます。

NGその4「粉食」

字の通り、小麦粉を主食として食べ続けることです。

パンや麺類など比較的手軽に口に入れられるメニューが多く、多忙な中では便利な食材ですが、毎食となると米に比べてカロリーが高めで、脂肪分の多い物と取り合わせが多いので、肥満や成人病になりやすいと考えられます。また咀嚼力が育たないことも身体に影響があると言われています。

NGその5「小食」

活動量が少なく食欲がない、または必要のないダイエット、間食のしすぎなどで食事量が少ないことです。

身体をつくる時期である幼児や小学生に、ダイエットは余程のことがない限り必要ありません。活動量を増やしたり、砂糖を多用したお菓子の量などを考えて、健やかな成長を見守りましょう。バランスの取れた食事をしっかり食べて、虚弱体質や免疫力低下などを防ぎましょう。

NGその6「濃食」

加工品など濃い味付けのものを食べることです。外食や持ち帰りの惣菜などは比較的味の濃いものが多いです。

味覚がまだ育っていない幼児や児童に与え続けると、それに慣れてしまって、塩分や糖分の摂取が多くなりますので、身体への影響が大きいと言われています。調味料や甘味料などの成分も気になるところです。

料理研究家の土井善晴さんの著書にもあるように、忙しいときには「一汁一菜」でも良いのです。

残り野菜、肉、魚、卵、大豆製品を煮たみそ汁やスープと、ぬか漬けや浅漬けなどの菜(小さい子なら作り置きふりかけ)とご飯で、家族誰かと一緒に食卓につきましょう。

子どもが孤食になりそうなら、お茶を飲みながら他愛もないお喋りをして。食育は子どもの心と身体に栄養を与えるとても大切なことです。ぜひ心に留めて新しい年を過ごしてみてくださいね!

この記事を書いたライター

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荒井聖子さん

SakuraEdu代表、コドモンテワークショップ主宰。資生堂に勤務後、目黒区民講座講師、幼児教室のコンサルティング等をしながら、通算百回以上の企画開催。日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師、NPO日本食育インストラクター1級などの資格を生かし子育て支援活動を行う。

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