/ 2020.03.02

「習い事」、それは育児中の親の頭を悩ませるテーマのひとつですよね。

かくいう私も、娘(小3)の習い事については本当によく悩んでいます(笑)

うちの娘の場合、スイミングがどうしても続かなかったんですよ。

ベビースイミングから初めて、何度もやめたくなったけど、その度になんとか続けてきたのですが、娘が年中の時に挫折しました。

正確に言うと、娘が挫折したのではなく、「私が」「娘をスイミングに連れて行くことに」挫折しました。

だって、着替えてプールサイドに行ったと思ったら、泣きながら私のいる保護者向けギャラリーまで脱走してくるんですもの(笑泣)

「あ、なんか小さい子が泣いてるな〜」と思ったらまさかのわが子でした。

挫けましたよ。

あっという間に泳げるようになった娘

で、まあ、スイミングをやめたわけですが、その時に、私は娘にこう言い聞かせました。

「今は、あなたがスイミングをやる時期じゃないと思ったから、スイミングをやめるよ。だけど、将来、絶対”泳ぐ”ことが必要になる時期がくるよ。そのときになったら、必要なことだから、ちゃんと練習しようね」と。

「”今”はそのときじゃないけど、いずれ必要になるから、その時はがんばろう」というのをできるだけ丁ねいに伝えたつもりです。

娘はその時、理解できていたのかどうかわかりませんが、うなずいて聞いてはいたような気がします。

で…現在、娘は小学3年生なのですが…、1、2年生のころはさっぱり泳げませんでしたが、今年度の夏休みだけで、あっという間に泳げるようになりました。

クロール25mは余裕で、50m泳げるように。

きっかけは「イルカ」だった

きっかけは、本当に些細なことでした。

塾で国語の問題で「イルカ」についての説明文が出たんですよ。

それを一緒に音読したりして頑張って解いたのです。

で、娘と私は「イルカはなんてかしこいんだ!」と感動して、「しながわ水族館」へイルカショーを見に行ったんです。

そしたら、ちょうどショーとショーの合間で、イルカのお昼休憩の時間を見ることができました。

イルカって、かわいいんですね〜!

何度も大ジャンプしたり、尾っぽだけ水面に出したり、遊んでました。

多分、わざとギャラリー(私たちのようにイルカの休憩時間を見ている人が何人かいた)の方に水が跳ね飛んでくるように遊んでジャンプしてたんじゃないかな?!というくらい大ジャンプしてました。

で、ジャンプのたびにギャラリーにいる人が「すごい!」とかキャーキャー言うの、あれ、イルカにも聞こえてるんじゃないかな?と思いました。

イルカって愛嬌があるんですね。

鳴き声もかわいかったです。

大満足で帰宅して、「いつかイルカがいる海で一緒に泳げたら楽しそうだなあ」と娘がぼそっと言ったんですよね。

なので「そうだねえ、もうすぐ夏休みだから、学校のプールでがんばってごらん」と話したんです。

それから、区民プールで安いスイミングの講座があるから行くかどうか聞いてみたら、娘が「行く!」と即答したので、短期間だけ通ってみました。

私がやったのは、それだけ。

出典:あんふぁんWeb

それまでの私の苦労は…笑

「(娘が)水泳が得意になりますように」と思って、ベビースイミングの頃から年中の頃まで足繁く通ったスイミング教室でしたが…

何年もかけて、いくらお金を費やしたことか(笑)

行きたくないとわめく娘をなだめてなんとか通ったあの時間は一体…。

今年度の夏に数千円だけで、ある程度泳げるようになり、その上「練習すれば泳げる!」という自信もついてきました。

結局は本人の「やる気次第」なんだということを強く実感しました。

親が躍起になって「できるようにしたい!」と思っても、ダメな時はダメですね。

親が口先で丸めて、うまくのってくれる時もあるけど(笑)

子どもに、本人の思う通りの人生を歩んでほしいなら、無理やり習い事をさせるべきではないと思いました。

育児歴8年にして、やっと肩の力が抜けた

先行きが見えない今の時代だからこそ、子どもに特技や強みをもたせたいとずっと思っていました。

だから習い事への熱が過熱していたように思います。

本人は、私ほど習い事への熱があるわけではないので、親との温度差がすごかった(笑)

でも結局、本人のやる気がなければ習い事をしても特技にはならないんですよね。

お金と時間だけが消費されていくだけで。

それなら、私が肩肘を張る必要はなく、本人の気持ちに任せてしまおうとやっと思えるようになりました。

娘は8歳なので、育児歴8年目で、やっと肩の力が抜けたように思います(遅いかな?笑)

「習い事の上達は本人のやる気次第」、そんな当然のことに今さら気づいたんですけど、私もまだまだ母親としては成長中なので、子育ての常識だけど気づいていないことはたくさんあるのだなあと思いました。

<あんふぁんメイト 岬さちこ>

夫、長女9歳(小3)
スキマ時間で楽♪かわ♪ハンドメイドを家族で楽しんでいます。