女性管理職が3割なら、主夫も3割に!壮大な野望の元に集まったフツーの主夫たちが語る「秘密結社主夫の友コラム~ぼくらの言い分~」。今回は"シュフグリーン"こと、兼業主夫の鈴木祐之さんが「パパの女らしさ」について語ります。

皆さんはじめまして!主夫の友構成員で《シュフグリーン》こと兼業主夫の鈴木祐之と申します!

自己紹介も兼ねてなぜ『グリーン』かと言いますと、私、グリーンな資源(農・林・食・旅)を使って都会のパパの関心を地方へと向けさせ、働き方やライフスタイルを見直すきっかけを作る活動を自身が運営するNPO「グリーンパパプロジェクト」にて行っています。

そして大学教員で研究者である4つ上の妻と、野球小僧の長男(小5)、お絵かきが大好きな長女(小1)、黒ネコ2匹、そんな家族構成で兼業主夫ライフを日々送っております。

我が家では当たり前のことなんですが、兼業主夫をしていると世の中には

なぜ男なのにシュフ??

とまだまだ不思議がられたりします。

そんなわけで!今回は主夫というとよく突っ込まれる「男らしさ」や「女らしさ」について、大学院で夫婦のコミュニケーションについて研究をしていた経験を活かし、少しアカデミックなお話を交えて、考えていきたいと思います。

妻の策略で育休取得

まず、自分の主夫の原点はなんだろうと考えると、やはり10年前に取得した1年間の育児休業が間違いなく大きな転機であったことは確かなことだったと思います。

当時を振り返ると、育休を取得したのは完全に妻の壮大な策略だったと思います(笑)。1年間の怒涛の育休ライフへと突入していったのであった…。

この話はまたどこか別のところでお話しできたらと思います。それはさておき、当時の男性の育休取得率は1%未満でまだイクメンという言葉もなく、男性の子育てにはまだまだ理解が乏しい時代でした。

子どもには、母親の愛情が必要なのでは?という人もいました。母親の子どもへの無限の愛とかそういうイメージがあったのかもしれませんね。

男も「女らしさ」を持つことができる

学術的に言うと「男らしさ」いわゆる「男性性」は「独立・厳しさ」に象徴され、「女らしさ」いわゆる「女性性」は「調和・優しさ」、に象徴されます。

かつてはこの「男性性」と「女性性」は“両極端”なもので一人の中にはどちらかしか存在しない、と考えられてきました。

しかし!アメリカの心理学者であるBemは、その考え方を否定し、それらは独立したものであり、ひとりの人間は自らの内に「男らしさ」も「女らしさ」も併せ持つことができると考えました。

そして、その双方が高度に統合されることを心理的両性具有性(Androgyny)と名付け、人間発達の目標であると定義したのです。

「男らしさ」にある「独立・厳しさ」は、子どもが自立していくのを促す役割がありますが、それを女性がやってもおかしくないし、そして「女らしさ」である「調和・優しさ」は、子ども目線で話をよく聞くというコミュニケーションであり、それを男性がやってもいいわけです。

つまり性別に関係なく「男らしさ」「女らしさ」のどちらも発揮する「アンドロジニーなスタイル」が重要になってくるのです。

確かに「女子力が高い」とはよく言われた

これまでの育児人生を振り返ったときに自分が育休を困難ながらもどうにか乗り越え、現在の主夫の道へと繋がってきたのは自分の中にある「女らしさ」が関係しているのではないか?

そう考えたことが何度かありました。お断りしておきますが、もちろん「男らしさ」も大いに持っていますよ!(笑)

なぜかといいますと、育休時代から現在に至るまで、正直に告白すると私はパパ友よりもママ友の会の中にポツンと黒一点のほうが自然に過ごすことができるし、ついついスイーツについて熱く語ってしまうなど、周囲から「女子力が高い」と指摘されることが多々あったし、きっと自分でもそうなんだろうと感じています。

ついでに言うと、主夫の友のメンバーと話をしているとママ友が多いのが普通ですし、おじさんたちなのに「わかるー!」と共感性の高い話題に花が咲くことも多いのできっとみんな「女子力が高い」のではないかと感じています。

そういう意味では、男女関係なく「女性性」も「男性性」もどちらも高いアンドロジニーな人と気が合う、ただそれだけのことなのかもしれませんね。いつかは主夫の友メンバーを対象にした研究をしてみたいと目論んでいます。

もう、どっちでもいいじゃない!

現代においてはまだまだステレオタイプの「男らしさ」や「女らしさ」が求められてしまいますが、人柄だけでなく、男も女も、「男らしさ」と「女らしさ」を少なからず持ち合わせているとなると、話は変わってきますよね。

結局何が言いたいかと言いますと…

家のことはどっちがやったっていいじゃない!!

ということに尽きます。

夫婦においてしっかりと話し合い、コミュニケーションが取れていれば、役割やスタイルは男女でわけなくていいし100組の夫婦には100組の夫婦のカタチがあっていいのです。

よって「主夫」がもっと増えたっていいじゃない!!そのためにも今一度立ち止まって夫婦でゆっくり話し合う、そんな時間が必要なのかもしれません。

パパがエプロンを付けて朝家族みんなを送り出し、夕方には家族みんなを迎え入れる、それが我が家のあたり前のカタチ。そんなパパを見て育った子ども達がどのように成長していくのか、シュフグリーンは君たちの未来を心から楽しみにしているよ!

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