2020.06.27
作り置きおかずとしても重宝する「蒸し鶏」。タレをかけてメインに、切ってサラダや冷やし中華の具に、お野菜と和えて即席の一品にも!主菜にも副菜にもなる便利な一品です。調味料は塩麹だけ。電子レンジで作るレシピです。
「塩麹」は発酵調味料ブームで人気となり、いまや定着した万能調味料。食材を柔らかくしたり、うまみを増やし、お肉の臭みを消す効果があります。
また酵素やビタミンB群などの栄養価が高く、免疫力も高めてくれます。食事の消化・吸収をサポートしてくれる働きがあるので、まだ未発達の子どもの身体にとっては消化の負担が少なくなり、栄養を吸収しやすくしてくれるそうですよ。
私は娘が完了食になる頃から塩麹を取り入れました。お肉があまり好きではなかった娘が、塩麹漬けの鶏肉を食べて「おいしい!」と言い、もりもり食べるようになりました。それ以来定番の一品となった「レンジで蒸し鶏」を紹介します。
レンジで蒸し鶏
材料
- 鶏もも肉または鶏むね肉…1枚(約250g)
- 塩麹…大さじ1
- タマネギ…1/8個)
- ニンジン…1cm
- ポン酢…大さじ1
- きび砂糖または砂糖…小さじ1/2
<タレ>
下ごしらえ
<タレ>のタマネギ、ニンジンを5ミリ角くらいに切り、耐熱容器に入れてラップをして電子レンジで2~3分加熱する(600W)
作り方
- 鶏肉の両面に塩麹を塗り、ラップで包んで1時間から一晩冷蔵庫に置く
※ラップの片面に塩麹の半量を塗っておき、そこへ鶏肉を置くと作業がスムーズです。 - 耐熱容器に鶏肉を入れふんわりラップをかけ電子レンジに入れ、600Wで3分、裏返してさらに3分加熱する
- レンジから取り出したらラップをかけたまま粗熱が取れるまで置き、冷蔵庫で保存する※肉汁はうまみとコラーゲンたっぷりなので、一緒に保存しましょう。鶏がらスープの素のようにお料理で使えますよ!
- <タレ>のタマネギ、ニンジン、ポン酢、きび砂糖を合わせて混ぜ、鶏肉にかけて完成(子どもはタレをかけなくてもOKです)
電子レンジで作る際のポイントは、加熱し過ぎないこと。粗熱が取れるまでラップをかけたまま置いておくと余熱でじんわり火が通り、ふっくらしっとり仕上がります。
今回は鶏もも肉で作っていますが、鶏むね肉でもOK。子どもも食べられるよう薄味のレシピですが、タレや調味料で味を足せるのでアレンジがしやすいと思います。
次に紹介するのは、「蒸し鶏」にちょい足しする簡単おつまみです。
蒸し鶏の梅肉和え
材料
- 蒸し鶏…1/2枚
- 長ネギ…1/4本
- 梅干し…1個
- しょうゆ…小さじ1/3
作り方
- 蒸し鶏を食べやすい大きさに切り、長ネギを斜めに薄切りし軽く冷水にさらし、しっかり水気を切る
- 梅干しの種を取り包丁でたたきボウルに入れ、しょうゆを加えて混ぜ、蒸し鶏、長ネギを加えて和えて完成
長ネギのほかに、きゅうりやオクラ、キャベツなどと和えてもおいしいですよ。作り置き&アレンジができる万能な一品なので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね!
この記事を書いたライター
ライター一覧- 田村佳奈子さん
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フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。