2020.07.23
混ぜて置いておくだけで勝手に2層になる不思議なゼリー。昔から家庭などで作られているお菓子ではありますが、いろいろと試してみたらとても奥深い…。「これとこれだとどうなるだろう?」と、お子さんと一緒にいろいろ試して楽しんでみてください!
index目次
基本の2層ゼリー
材料
(150㏄のプリンカップ2個分)
- ジュース…200㏄
- 生クリーム…50㏄
- 砂糖…大さじ2~3(使うジュース、お好みにより)
- 粉ゼラチン…5g(小分けの個包装タイプは1袋5gのタイプが多いです)


※ふやかす必要のある粉ゼラチンの場合は、水大さじ2(分量外)に振り入れてふやかしておく
※器は内側をさっと水でぬらしておく
作り方
- 小鍋にジュース、砂糖を入れて火にかけ、鍋のふちがふつふつとしてくるまで温めて砂糖を完全に溶かす。沸騰直前までしっかり温めてください
- 粉ゼラチンをふり入れてよ~く混ぜ、ゼラチンを完全に溶かす
- 生クリームを入れてさっと混ぜ(2~3回。よく混ぜすぎると2層になりにくい)、熱いうちにすぐ器に入れる
- そのまま2層になるまで置いておき、2層になって粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やし固める



※ポイントは、生クリームを加えたら混ぜすぎないことです!
ちょっとリッチなまったり感!ババロア風2層ゼリー

材料
(150㏄のプリンカップ2個分)
- ジュース…200㏄
- 生クリーム…50㏄
- 卵黄…1個分
- 砂糖…大さじ2~3(使うジュース、お好みにより)
- 粉ゼラチン…5g
※ふやかす必要のある粉ゼラチンの場合は、水大さじ2(分量外)に振り入れてふやかしておく
※器は内側をさっと水でぬらしておく
※卵黄と生クリームは混ぜ合わせておく

作り方
- 小鍋にジュース、砂糖を入れて火にかけ、鍋のふちがふつふつとしてくるまで温めて砂糖を完全に溶かす。沸騰直前までしっかり温めてください
- 粉ゼラチンをふり入れてよ~く混ぜ、ゼラチンを完全に溶かす
- 卵黄を混ぜておいた生クリームを入れてさっと混ぜ(2~3回。よく混ぜすぎると2層になりにくい)、すぐ器に入れる
- そのまま2層になるまで置いておき、2層になって粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やし固める
※ポイントは、基本と同じ。生クリームを加えたら混ぜすぎないことです!
ココナツミルクで南国風!な2層ゼリー

冷凍庫に保管していたココナツミルクを思い出して使ってみたら大成功!生クリームよりも低カロリーなのもうれしい!

材料
(150㏄のグラス2個分)
- ジュース…200㏄
- ココナツミルク…50㏄
- 砂糖…大さじ2~3(使うジュース、お好みにより)
- 粉ゼラチン…5g
※ふやかす必要のある粉ゼラチンの場合は、水大さじ2(分量外)に振り入れてふやかしておく
※器は内側をさっと水でぬらしておく
※ココナツミルクは固まっていたら器に移してレンジで数秒加熱し溶かしておく
作り方
- 小鍋にジュース、砂糖を入れて火にかけ、鍋のふちがふつふつとしてくるまで温めて砂糖を完全に溶かす。沸騰直前までしっかり温めてください
- 粉ゼラチンをふり入れてよ~く混ぜ、ゼラチンを完全に溶かす
- ココナツミルクを入れてさっと混ぜ(2~3回。よく混ぜすぎると2層になりにくい)、すぐ器に入れる
- そのまま2層になるまで置いておき、2層になって粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やし固める
※ポイントは、基本と同じ。ココナツミルクを加えたら混ぜすぎないことです!
きなこで和風な2層ゼリー

基本のゼリーと違って、きな粉が重くて沈殿するのを利用した2層ゼリーです!お好みで黒蜜をかけても。
材料
(150㏄のプリンカップ2個分)
- 牛乳…250㏄
- きな粉…大さじ2
- 砂糖…大さじ3~4
- 粉ゼラチン…5g
※きな粉は溶けやすい加工をしているものではなく、普通のきな粉を使います
※ふやかす必要のある粉ゼラチンの場合は、水大さじ2(分量外)に振り入れてふやかしておく
※器は内側をさっと水でぬらしておく
作り方
- 小鍋にきな粉、砂糖、少量の牛乳を入れてきな粉のダマがなくなるまでよく混ぜる。混ざったら残りの牛乳を入れて火にかけ、鍋のふちがふつふつとしてくるまで温めて砂糖を完全に溶かす。膜ができてしまうので沸騰させないように、しかし沸騰直前までしっかり温めてください
- 粉ゼラチンをふり入れてよ~く混ぜ、ゼラチンを完全に溶かす
- 熱いうちにすぐに器に注ぎ入れる
- そのまま2層になるまで置いておき、2層になって粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やし固める
※生クリームを使った2層ゼリーよりも2層になるまでに少し時間がかかります。気長にお待ちくださいね
※豆乳でも作れますが、層にならないことも。牛乳の方が層になりやすいようです!
失敗あれこれ
不思議な2層ゼリーは、「比重の差で2層になる」というのが種あかし。油(生クリーム)は水よりも軽く、水と油は混ざりにくい、という性質を利用したものです。よく混ぜると2層にならないし、冷ましながら混ぜて~と丁寧な作り方をしても2層になりません。あくまでもざっくり作るのがポイントです!
ただ、何回か失敗したので「これはうまくいかないかも…」というパターンを紹介します。
失敗その1 トロっとしたジュース

トロっとしたジュースはなかなか2層になりません。どうせなら濃厚なジュースで作ってみよう!と試してみたら全然2層にならず。濃厚ジュースの「トロっ」と感と生クリームとがうまくからんじゃうのでしょうか?

冷凍庫で見つけたココナツミルクを使ってみよう!と思ったときに「ココナツミルクだったらマンゴーでしょう!」と思い、合わせてみたのですが…まったく2層にならずでした(涙)。
失敗その2 コーヒー、お茶関係

コーヒーで作ったら絶対おいしい2層ゼリーになるに違いない!と思って試してみましたが、上にクリームの層(かなり油分の高い膜)ができただけで2層にならず。ほうじ茶で試してみても同じ状態になりました。
失敗その3 豆乳

こちらは分離というか、きな粉の沈殿を利用した2層ゼリーです。きな粉といえば豆乳!ということで最初は豆乳を使ってみましたが、何度かやってみましたが2層にならないことも(うまくいくときもある)。
豆乳はもともと固形分が含まれているので、そことうまくタッグを組んでしまったのか…、いや、混ざっている方がおいしいといえばおいしいのですが(笑)
と、失敗談を並べてみましたが、どれも2層にするのに「失敗」なだけで、デザートとしてはおいしくいただけました。
作って不思議、食べておいしい!
親子で楽しんでくださいね!
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すなねっこさん
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高1男子、小6女子、小3男子のママ。家族みんなが食いしん坊!酵母でパンを焼いたり味噌を仕込んだり、趣味は「食のDIY」!