3歳前後の子どもと楽しく読める本15冊を紹介。親子のスキンシップが楽しくなる本や、自然の中に入り込んだ気分になれる本、おなかが減っちゃう本、楽しみながらちょっと学べる本など。

index目次

【1】「とけいのほん1」

まつい のりこ(著)/福音館書店

時計や時間に興味を持つようになったら。時計の針(ちびとのっぽ)とどんぐりが「今何時?」と仲良く遊びながら教えてくれます。この本ではまずは簡単な、「〇時ちょうど」と「〇時半」が覚えられます。教えようとするのではなく楽しく読むのが、子どもがこの本に夢中になるコツのようです。

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【2】「ノラネコぐんだん パンこうじょう」

工藤 ノリコ(著)/白泉社

いたずらなのになぜか憎めない8匹の猫が出てくる、人気「ノラネコぐんだん」シリーズ。今回はパン工場に潜入。細かく描かれたおいしそうなイラストでパン好きにはたまらない!いつもお決まりの「ドッカーン!」と、最後の正座での反省シーンは親子で好きなシーンでよくまねしています。

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【3】「あっちゃんあがつく たべものあいうえお」

さいとう しのぶ(作)、みね よう(原案)/リーブル

ひらがなに興味を持つようになってきたら。「あっちゃんあがつく」という始まりから、50音に加えて、「がぎぐげご」などの濁音と「ぱぴぷぺぽ」の半濁音の食べ物が次々に出てきます。

出てくる食べ物やお菓子のパッケージはどこかで見たことがあるものばかり…。食べるが好きな子はもちろん、見ているだけで食べ物に興味が出てきそうな1冊です。

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【4】「ラチとらいおん」

マレーク・ベロニカ (著・イラスト)、 とくなが やすもと(翻訳)/福音館書店

ラチと突然現れた小さな赤いライオンの物語。すごく弱虫で怖いものばかり、友だちとも上手く付きあえなかったラチが、ライオンの存在と特訓のおかげで少しずつ強くなっていくのですが、自信を持つころライオンは…。ラチの変化にこちらまで勇気がわいてきます。

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【5】100かいだてのいえ

いわい としお(著)、ほりうち せいいち(イラスト)/くもん出版

100階建てのてっぺんに住んでいるだれかから手紙をもらったトチくん。高い塔を1階ずつ登っていくのですが、本を縦に開くのが新鮮!10階ごとに違う種類の動物が住んでいて、それぞれ部屋や生活が細かく描かれていて見応えたっぷり。「何食べてるの?」「〇〇が住んでる!」と部屋や動物の様子を観察するのも楽しそう。

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【6】きょうのおやつは

わたなべ ちなつ(作)/ 福音館書店
上半分が鏡のように反射する紙でできていて、直角に開くとテーブルの上に置かれたものが立体的に見える!「卵を入れて、牛乳を入れて…」と順番に材料を入れて、最後はパンケーキが焼きあがるのですが、立体感があって本当においしそう。

子どもが1人でもおままごとのように楽しめる絵本です。猫が横から気になって時折のぞきこんでくる表情もかわいいのですよ。

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【7】「おばけのバーバパパ」

アネット・チゾン、タラス・テイラー (作)、やました はるお(翻訳)/偕成社

とても有名な「バーバパパ」ですが、どんな始まりかを知っていましたか?実は、〇の中から生まれたのです!不思議なおばけがどのようにまわりの人たちに受け入れられていったのか。これを読むとますますバーバパパのことが好きになりそう。まだ、バーバママに会う前のはじまりの物語です。

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【8】「こねて のばして」

ヨシタケ シンスケ(作)/ブロンズ新社

子どもが一生懸命何かを「こねて、伸ばして、巻きつけて、座らせて…!?」 実はこれ、やさしくゆるい気持ちになれる、親子のスキンシップ絵本なのです。読んでいるうちに、子どもが布団やママに抱きついて、オリジナルの「〇〇して~」と言い出すかもしれません。

ヨシタケ シンスケさんの絵本の中でも文字が少ないので、長い話が苦手な子でも親子で楽しく読めそう。

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【9】「チリとチリリ」

どい かや (作)/アリス館

おかっぱ頭にまっ赤なほっぺのかわいい2人組、チリとチリリが自転車に乗って、少し不思議な体験をする物語。

やわらかなタッチと淡い色彩で、花や木、触りたくなるような日本の野生動物が描かれています。森の喫茶店やパン屋でのメニューもおいしそうでわくわく。肩の力が抜けるやさしい絵本。

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【10】「14ひきのあさごはん」

いわむら かずお(作)/童心社

30年以上愛されているねずみ一家「14ひき」シリーズ。子どもも大人も、それぞれ役割をもって朝食の準備をする朝の物語。

10匹きょうだいたちは似ているようで、動きや表情でみんな特徴があるし、木の家の中のたくさんベッドがある部屋やかまどがあるキッチンは想像力がふくらみます。豊かな森のページでは、ひそんでいる虫を発見する楽しみも。あたたかくて優しい気持ちと、小さな世界にわくわくする1冊です。

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【11】「ぐりとぐら」

中川 李枝子(作)、大村 百合子(絵)/福音館書店

「ぐりぐらぐりぐら…」このフレーズ、なつかしいパパやママも多いのではないでしょうか。

子どもが大好きなお菓子が出てくる絵本はいろいろありますが、これに出てくるのは森のみんなで食べられるフワフワな特大サイズのカステラ!モグモグと分け合って食べる様子がかわいらしく、読んでいる自分たちも一緒に食べているようなほのぼのとした気分になります。

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【12】「めん たべよう!」

小西 英子 (作)/福音館書店

タイトル通り、うどん・スパゲッティ・そば・ラーメンの麺料理が26種類も出てきます。リアルな絵柄から温度や食感まで伝わってきて、必ずおなかが空いてきちゃうので、夜寝る前に読むのはさけた方がいいかもしれません。

シンプルなかけそばから、「これはどんな味のパスタなの?」「何が入っているの?」と新しい味へのチャレンジのきっかけ作りにもなりそう。

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【13】「そらまめくんのベッド」


なかや みわ(作・絵)/福音館書店

そらまめくんの自慢は雲のようなふわふわベッド。仲間やきょうだいの豆たちが使いたがるけれど、「だめだめ、ぼくのたからものだもの」と貸してあげません。しかしある日そのベッドはほかの場所で使われていて…。

貸してあげることの気持ちよさ、相手に喜ばれたときのうれしい気持ちが描かれているので、友だちとおもちゃなどを貸し借りするようになる年齢の子どもにぴったりの絵本です。

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【14】「こんとあき」

林 明子(作)/福音館書店

「あき」が赤ちゃんのときにおばあちゃんのところからやってきたキツネのぬいぐるみ「こん」。あきが大きくなると、こんもだんだん古くなり腕がほころびてしまいます。もらったおばあちゃんに直してもらおうと、こんとあきの大冒険が始まります。

いろいろなハプニングが起こりながらも、必死にあきを守ろうとするこんの姿、2人の友情に胸がじーんと熱くなります。

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【15】「おやすみ、はたらくくるまたち」

シェリー・ダスキー リンカー(文)、トム・ リヒテンヘルド(絵)、福本 友美子(訳)/くもん出版

ブルドーザーやショベルカーなどの工事車両が好きな子にぴったりなおやすみなさいの本。

1日中一生懸命働いた車が、静かになり「お疲れさま」「おやすみ」と1台ずつエンジンを切って眠っていくので、元気いっぱいの子でも何だか自然とおやすみモードに…。

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気になる本は見つかりましたか?

おしゃべりが楽しくなり、自分でできることが増えて好奇心がさらに強くなってくる3歳。絵本にも前よりも集中して読める時間が長くなってきたのではないでしょうか。好きなことはより好きに、そして新しい興味を持てるきっかけが絵本で見つかると良いですね。

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