2020.09.17 / 2021.01.25
「2歳ってどんな絵本を読んだらいいの?」赤ちゃん絵本から少しずつステップアップして、大人も楽しめるオススメ絵本を20冊紹介します。
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「ついこの間生まれたばかり」と思っていたら、あっという間に2歳になっていろいろなことができるように。おしゃべり上手な子、もう走っているかのような子、オムツが取れた子、さまざま。
成長段階には個人差があるので、なにが得意なのか・なにが出来るかはその子によって異なりますね。イヤイヤ期に入る子もいるけれど、まだまだ赤ちゃんっぽさが残るかわいい時期。ぜひ、お子さんとコミュニケーションしながら絵本の読み聞かせを楽しんで!
2歳なりたてのお子さんから3歳近いお子さんまで、「2歳児」を子どもはもちろん、ママやパパもみんな一年間丸ごと楽しめる絵本を紹介します。
1歳から2歳に!音や言葉の繰り返しを楽しむ本
1.りんごりんごりんごりんごりんごりんご
安西水丸/主婦の友社
りんごりんごりんごりんごりんご…と何度もリズミカルに「りんご」を繰り返す絵本。ころんと枝から落ちたりんごはどこへ行ってしまうのでしょう?りんごの表情がなんともいえずユニークです。
2.もこ もこ もこ
谷川 俊太郎(著)、元永 定正 (イラスト)/文研出版
1歳から引き続き読んであげたい個性的な絵本。「もこっとふくれあがったこれは一体なんなのだろう?」と大人も不思議になってしまいます。
独特な世界観を盛り上げるオノマトペを、大人も楽しみながら読んでみて!
3.るるるるる
五味太郎/偕成社
五味太郎さんの色あざやかな絵が楽しい世界へ連れて行ってくれます。文字は「る」ばかりのこの絵本ですが、読んでいくと思いがけない出会いが。
「る」一文字だけでも心情が伝わってくるようですが、まれに違う字も出てくるかも…!?
4.あめ ぽぽぽ
ひがし なおこ(さく)、きうちたつろう(え)/くもん出版
美しい絵とリズミカルで読みやすい文章でできたすてきな絵本です。「雨ってこんなにきれいだっけ?」「こんなにいろいろな雨があったんだ」と思わず感動してしまいます。
2歳児は雨でも構わず外で遊ぼうとしますが、この絵本を読んだら、大人も思わず外で雨を見たくなるかも!?
5.さよならさんかく
わかやまけん/こぐま社
「さよなら さんかく」って、誰もがなんとなく聞いたことがあるのでは?昔からある、くちずさむとなんだかウキウキする言葉遊びですよね。
何冊か絵本になっていますが、これは、ページを開くと、いろいろなものを連想できるよう、たくさんの絵が描かれたにぎやかな1冊。
イヤイヤ言ってもまだかわいいよね、とちょっと思わされてしまう絵本
6.すりすりももんちゃん
とよたかずひこ/童心社
2歳になると、それまでよりも子どもの世界がぐんと広がり、あれこれ言うと「イヤ!」と言うことが増えますね。でもやっぱり、子どもってママやパパのことが大好きなんだよ、とかわいいももんちゃんが教えてくれます。
読み終わったら、おもわず子どもに頬ずりしてしまいそう。
7.たまごのあかちゃん
神沢 利子(著)、柳生 弦一郎(イラスト)/福音館書店
いろいろな卵から、たくさんの赤ちゃんが出てくるのですが、ページをめくるたびに、次は何の赤ちゃんが出てくるのかな?とワクワク!
大人の「たまごの赤ちゃん、出ておいでー!」に続けて、お子さんも「出ておいでー!」と一緒に呼びかけてくれるかも?
8.どうぶつのおかあさん
小森 厚(著)、薮内 正幸(イラスト)/福音館書店
ネコ科の動物は子猫をくわえて運びますが、他の動物はどうやって子どもと移動するのでしょう?どんな動物も、親が大事に子どもを育てていることを垣間見ることができます。
挿絵は、本物のようにリアルに描く藪内正幸さん。動物の手触りまで伝わってきそうです。
子ども「外に出たい!」でも外出できない…そんなときに
9.でんしゃにのって
とよたかずひこ/アリス館
うららちゃんが乗った電車が駅でとまるたび、乗って来るお客さんは…?次に乗ってくるのはどんなお客さんなんだろうとドキドキ楽しみながら読んでください。大人も駅名に思わずくすっと笑ってしまいますよ。
10.きんぎょがにげた
五味太郎/福音館書店
かわいい金魚が金魚鉢から、なんとひらひらと飛んで!?どこかに隠れてしまいます。金魚を探しながら読んでも、通り道を想像して指差ししながら読んでも楽しい!
読み終わったら、お家の中でかくれんぼなんていかがでしょう?
11.ぞうくんのさんぽ
なかの ひろたか(著, イラスト)、なかの まさたか(著)/福音館書店
お天気の良い日にご機嫌でさんぽにでかけたぞうくんですが、途中でいろいろな動物に出会います。みんなでおさんぽするのはいいけど、そんな方法で!?と大人も思わず笑ってしまいます。続編もあるので、ぜひ読んでみて。
12.できるかな?あたまからつまさきまで
エリック カール(著)、Eric Carle(原著)、工藤 直子(翻訳)/偕成社
たくさんの動物が出てきて、タイトル通り頭からつまさきまでおもしろい動かし方を教えてくれます。普通に読んでも楽しいですが、レシピスタンドなどで開いたまま本を立て、大人の手をフリーにして読むのもオススメ。ぜひお子さんと動物の真似っこ遊びをしてみて。
食べ物の絵本は、子どもはみんな大好き!
13.なにをたべてきたの
ぶたくんが果物を食べたら、お腹の中がきれいな色になったので、嬉しくなってどんどん食べていきますが最後に食べたのはなんと!?
かわいいぶたくんとあざやかな色が印象的で、どんどんページをめくってしまいます。
14.くだもの
平山和子/福音館書店
本物そっくりに描かれた果物が本当においしそう!果物の名前の次に「さあどうぞ」という文章が添えられた、小さな子どもが好きな「繰り返す」内容です。
読んだら、子どもと一緒に果物を食べたくなるかも!?
15.おべんとうバス
真珠まりこ/ひさかたチャイルド
はっきりとした色合いのかわいい絵に、子どもが大好きなお弁当やバスが出てきます。キャラクターがバスに乗っていくときに「はーい!」と元気な返事をするのも楽しい!
子どもがワクワクしながら聞いてくれること間違いなしです。
16.おべんとう めしあがれ
視覚デザイン研究所(著)、高原 美和(イラスト)
この絵本のお弁当は、とにかくおいしそう!まるで食べられるのを楽しみに待っているみたいです。ページを開くたび、食べさせてあげるふりをして「めしあがれ!」とお弁当ごっこするのも楽しいですよ。
絵は高原美和さんですが、お弁当の他にもシリーズ本があります。
うちの子、だいぶ成長してきたなと思ったら
17.どうすればいいのかな?
わたなべ しげお(著)、おおとも やすお(イラスト)/福音館書店
くまくんが「しゃつをはいたら、どうなる?」とやってみたら失敗しちゃった!読後、子どもが着替えを「イヤ!」といったら「くまくんにお着替えを教えてあげよう!」とお着替えごっこに変えてしまう手も。
18.いろいろばあ
新井洋行/えほんの杜
子どもは視力も少しずつ成長し、だいたい6歳くらいに大人と同じくらいの視力になるそうです。これは色の区別が発達段階の子どもでも、とても楽しく読める絵本です。
読みながら、「いないいないばあ」のように掛け声を工夫してみて!続編も2冊ありますよ。
19.はらぺこあおむし
エリック=カール(著)、もり ひさし(翻訳)/偕成社
大人も大ファンが多いはらぺこあおむしは、子どもたちも大好きです。色彩豊かな絵を見て、穴あきページで遊んで、曜日を覚えて、といろいろな楽しみ方があります。「エリック・カールのCD絵本うた」に、はらぺこあおむしの歌もありますよ!
20.くまさんくまさん なにみてるの?
ビル=マーチン(著)、エリック=カール(イラスト)、偕成社編集部 (翻訳)/偕成社
子どもが大好きな「繰り返し」で進んでく絵本です。特筆すべきはページ見開きいっぱいに「ドーン!」と大きく描かれた迫力満点の動物の絵。
子どもと一緒に、色あざやかな絵をじっくり楽しんでみてください。
2歳児は、自由に歩き回るので目が離せなかったりイヤイヤ期が始まる頃なので、何かと慌ただしい毎日で大変ですよね。でも、大人の膝の上にのせて絵本を読んであげられる時期はあっというま。
絵本と一緒に、2歳児ならではの時期を楽しめるといいですね。
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