どうも、ぎゅってWeb編集部のざわPです。電子機器まみれの子どもの遊びに一石を投じるべく、親子で楽しめるアナログな遊びをご紹介しています。今回のテーマは言葉遊びの定番「しりとり」のアレンジルールです。

いきなりですがみなさん、「しりとり」って素晴らしいと思いませんか?

道具も使わなければ場所も選ばず、言葉だけあればOK。子どもとコミュニケーションが取れて、その上、楽しみながらひらがなの練習にもなると、まさにいいこと尽くし!

幼児教育の専門家も太鼓判を押しております。

ひらがなが読めるようになるには、その前段階として、言葉の意味だけでなく言葉を構成する音への興味(音韻意識)が芽生えることが必要です。

この音韻意識とは、音節分解と音韻抽出のことで、「あひる」を「あ/ひ/る」と一音ずつ区切って、それぞれの一文字を取り出すこと。簡単に言えば、「しりとり」ができるようになった状態です。

しりとりが上手になると、そのうち絵本や看板の文字を見て「これ何?」が始まります。この「読みたい気持ち」が高まったタイミングで読み方を教えてあげると、ぐんぐん吸収していきます。
引用:知っておけば不安にならない、“ひらがな”が身に付くステップと時期の目安

我が家では兄弟ともお風呂の壁に100均で買った50音表を貼って、しりとりをしながら“あいうえお”を覚えました。

お風呂場の壁のひらがな50音表
ずっと貼っていると裏がカビちゃうのが玉にキズ

ただ、そんな偉大なしりとり様にもひとつ大きな欠点が…

単純すぎて飽きる(特に親が)

楽しいモードに突入した子どものエンドレスな「もう一回!」地獄にうんざりしたり、「もうやめて~」とギブアップした経験をお持ちのパパママは多いと思います。

でも、せっかく子どもが興味を持っているのに親が一緒に楽しんであげられないのはもったいない。子どもも大人ももっと楽しめるしりとりはないだろうか?

と考えて編み出した、我が家のオリジナルルールがこちらです。

ざわP家のアレンジルール「王様しりとり」

遊び方

  1. まずは子どもからスタート。お題の単語と、それが「どういう仲間か」を言ってもらいます。
    例)「りんご」で「丸いもの」、「イカ」で「海のいきもの」など
     
  2. 大人はしりとりに加えて、子どもが指定した「仲間しばり」で答えます。
    例)「イカ」で「海のいきもの」 → 「カツオ」 → 「オットセイ」
     
  3. 子どもは常にしばりなし。しりとりで単語を答えて、仲間を指定します。

よくある「ジャンルしばり」の変形で大人が難しくなるハンディキャップルールですが、ポイントは「ハンデを子どもが決める」ことと、「毎回ハンデが変わる」ところ。

予想外の突拍子もないしばりが来るのも楽しいですし、難しいしばりに苦戦するパパママを見ると子どもは大喜び!

「こっちの仲間じゃダメ?」と大人から泣きを入れることもしばしばあります。

子どもは「何の仲間かな~」と想像することで、語彙力に加えて発想力も育つんじゃないかなと勝手に思っています。

ちなみにお気づきかも知れませんが、「王様しりとり」の名前の由来は例の合コンゲームです(笑)。

ほかにもいろいろ。アレンジルール5選

しりとりのアレンジルールはたくさんありますが、語彙が少ない子どもでも楽しめたり、大人だけのハンディに使えるものをご紹介します。

1.2文字目しりとり

最後から2文字目をしりとりします。最後に「ん」が付いても大丈夫な代わりに、「とんぼ」などはNGです。うっかりミスで大人もよく負けます(汗)。
例)「ごま」 → 「ごはん」(これはOK) → 「はさみ」 → 「さんま」(負け)

2.2文字とり

後ろから2文字分をしりとりします。これも1と同じで最後から2文字目が「ん」だと負けになります。
例)「ごはん」 → 「はんぺん」 → 「ペンギン」 → …

3.濁音・半濁音しばり

「バナナ」「パイナップル」など、濁点や半濁点が入っているもので答えます。語彙が増える5歳ぐらいになるとチャレンジできると思います。

4.文字数しばり

「大人だけ5文字以上」「子どもよりも文字数が多いもの」など、いろいろなしばり方ができます。

5.NGジャンル付き

大人は「食べ物はNG」のように、使ってはいけないジャンルを子どもに決めさせます。「色」や「カタチ」で封じるとモノを想像しながらやることになって、新しい楽しみが生まれます。

面倒がらずに一緒に楽しもう

単純な「しりとり」もちょっと工夫するだけで楽しみ方がぐんと広がります。

おすすめは大人がギブアップするぐらいのハンデありルールで勝敗が付くようにすること。なかなか終わらないと飽きますし、子どもが勝てないと楽しくなくなってしまいます。

パパママが一緒に本気で遊べば、子どもはどんどん言葉に興味をもってくれるはず。親子が笑顔でふれあう時間にもなります。

ぜひいろいろなアレンジで「しりとり」を遊んでみてください。

次回 10月14日(土)の担当はしぶT。よろしくね!

この記事を書いたライター

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ざわPさん 総監督

小6男子と年長男子のパパです。最近の趣味はぎゅってWebのアクセス数を眺めながらニヤニヤ晩酌すること。ゲームが大好物のインドア派ですが、ぎゅってWebのおでかけ情報を参考に見聞を広めたいと思います。

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