黒豆とココアの相性は抜群!甘さ控えめで黒豆がたっぷり入った子どもも喜ぶ焼き菓子「黒豆×ココアのパウンドケーキ」。小豆とは一味違い、豆感があり甘みよりも黒豆の風味が感じられますよ。失敗しない作り方を紹介します。

コロナ禍の年末年始はおうちでゆっくり過ごす方が多く手作り派も増えたそうですが、皆さまはいかがだったでしょうか。

私は黒豆が好きなので、毎年必ず煮ています。黒豆は邪気払いの意味と、黒く日焼けするほどマメに、勤勉に働けるようにとの願いが込められているそうです。

「黒豆は歳の数だけ食べると1年健康に過ごせる」と親から言われ素直にそう信じていたけれど、いつのまにか「おいしいし好きだけどさすがにそんなに食べられない…」という年齢になりました。

それはさておき、おせちの具材の中でも余ることが多い黒豆。世の中には黒豆の活用レシピがたくさんありますが、私のおすすめは「黒豆×ココア」です。見ためは地味ですが最強の組み合わせだ!と思っています。

2歳の娘もとても気に入り「黒豆のチョコレートケーキが食べたいの」とおやつにリクエストをしてくれます。甘さ控えめで、コーヒーとの相性も◎。市販の黒豆ももちろんOKです!

黒豆とココアのパウンドケーキ

材料 (18センチの型)

  • 黒豆(汁気を切ったもの)…100g
  • ホットケーキミックス…150g
  • ココア…15g
  • きび砂糖またはグラニュー糖…40g
  • バター…60g
  • 卵…2個
  • 牛乳…70㏄

下ごしらえ

    ・オーブンは180℃に予熱しておく
    ・卵、バター、牛乳は常温にしておく

作り方

  1. ボウルにバター、きび砂糖を入れ泡だて器でよく擦り混ぜる
  2. 卵を溶きほぐし、1に少しずつ加え、都度泡だて器で混ぜ合わせる
    ※大さじ1くらいを加えて混ぜる、を3回ほど行い良く混ざったら残りを2~3回に分けて加えていくと失敗を防げます。また、卵が冷たいと分離しやすくなるので要注意です
  3. 牛乳を2回に分けて2に加える
    ※牛乳が冷たい場合は電子レンジ600Wで30秒ほど軽く温めると混ぜやすくなります
  4. ホットケーキミックスとココアをふるいながら半量加え、ゴムベラで切るようにさっくり混ぜる

  5. 混ざったら黒豆を4に入れ、さらに残りの粉をふるい入れ、粉っぽさがなくなるくらい混ぜる
    ※黒豆は粉をまとったほうが焼きあがったときに沈みにくくなります
    ※混ぜすぎに注意!
  6. 型に流し入れ、180℃のオーブンで30~35分焼く
    ※10分焼いたら一度取り出し、表面に軽く切り込みを入れて再び焼くと、きれいな割れめの焼き上がりになります
  7. 竹串を刺し焼けているか確認し、取り出したら粗熱を取り型から外す

黒豆は冷凍庫で1カ月ほど保存が出来るので「黒豆とココアのパウンドケーキ」が食べたくて(自分が)、おせちの季節ではなくても黒豆を煮て冷凍ストックすることも。汁気を切り小分けにラップで包んで保存容器ジップロックに入れるか、汁ごと冷凍保存します。

汁ごと冷凍する場合は自然解凍した後に電子レンジで温めると、黒豆が更に柔らかく味が染みた感じになりますよ。

タンパク質、鉄分、カルシウム、食物繊維など栄養豊富な黒豆をスイーツでもぜひ味わってみてくださいね。

この記事を書いたライター

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田村佳奈子さん

フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。

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